スマッシュブラザーズ ザ ストーリー   作:公平

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天空の使者

 ここは雲海。

 あたり一面には雲しかない場所。

 そこにエンジェランドはあった。

 

 「パルテナ様!」

 

 一人の少年が声をかける。少年は天使の羽をはやしている

 白い着物を着ていた。

 

 向こうには緑の髪の美しい女神がいた。

 

 「あら、ピット。どうしたの?」

 

 「向こうに人がいたんです。人間の」

 

 「あら、興味深いですね。では早速見に行きましょうか」

 

  別の場所に移動した二人。そこにはマリオが

  気を失っており、倒れていた。

 

 

 

 「これはマリオですね」

 

 「やっぱりマリオですか」

 

 二人は納得していた。

 

 「お姫様と弟さんは一緒ではないでしょうか?」

 

 「ヨッシーもいませんよ。一体どうしてこんなとこに?」

 

 二人が話してるとマリオが目覚める。

 

 「あれ? ここは?」

 

 気がついたマリオにピットが挨拶する。

 

 「はじめましてマリオ。ぼくは……」

 

 「君は天使か?」

 

 「えっ! まぁ一応……」

 

 天使の少年ピットの話を遮ったマリオ。そして

 マリオは話し続ける。

 

 「そうか…… ぼくは死んだのか……」

 

 「えっ! いや! その! そうじゃなくて!」

 

 「ああ、僕はまだピーチ姫としてないのに……」

 

 「えっ! まだなんですか! ピーチ姫とまだなんですか!」

 

 マリオの呟きにピットが興味を持つ。

 しかしそこに緑の髪の女神が止めに入る。

 

 「駄目ですよピット。それ以上いうと

 検閲に引っかかりますよ」

 

 「検閲?」

 

 不思議がるピット。女神はマリオに話しかける。

 

 「はじめましてマリオ。私はパルテナ。このエンジェランド

  に住まう女神です。これはピット。私の部下です」

 

 「パルテナさまぁー! 人をもののように

 いわないでください!」

 

 「あら、ごめんなさい」

 

 ピットとパルテナのやりとりを呆然とみていたマリオ。

 

 「ここは天国ではないのですか? なぜ僕の名前を?」

 

 「あなたのことはここエンジェランドでも有名なんですよ」

 

 「エンジェランド?」 

 

 ピットがマリオに答えるとマリオが質問する。

 パルテナは答える

 

 「エンジェランドは天使と女神である私パルテナが

  住まう人間界とは離れた世界です。

  まぁ、本来は人間はこの世界には来れないのですが」

 

 女神の名前はパルテナと言うそうだ。

 

 「なぜ僕はここにいるんでしょうか?」

 

 「私もわかりませんね。ピット!」

 

 困るパルテナはピットを呼ぶ

 

 「はい! 何でしょうパルテナ様!」

 

 「ピット! マリオを下界まで送りなさい

  この先にワープエリアがあります

  そこへ行きなさい」

 

 パルテナがピットに命令するがピットは言い返す。

 

 「あの? パルテナ様? 奇跡でそのままワープ

  すればいいのでは?」

 

 それに笑顔でパルテナは言い返す。

  

 「それを使うとあなたの神器が使えなくなります。

   それに楽なことは考えてはいけませんよ!」

 

 「はい! パルテナ様!」

 

 ピットは従順に従った。

  

 (あんなに美しいのに腹黒いなあの人)

  

 マリオはこう思う。パルテナはマリオを見て言う。

 

 「何か私に言いたいことでも?」

 

 「えっ! いえいえ、ないです。」

 

 「そうですか……わかりました。」

 

 笑顔で返すパルテナ。マリオは安心したようにため息を吐く。

 

 

 「では行ってまいります。パルテナ様!」

 

 「待ってくださいピット! あなたは飛べてもマリオは

  飛べませんよ。雲の床を伝って行きなさい。

  あとマリオあなたにはこれをあげます。」

 

 ピットを止めたパルテナはマリオに力を与えた。

 

 マリオにはたぬきのしっぽがはえた。

 

 「あなたはしっぽをはやして飛んでたと聞きます。

  あなたが今持ってるマントは飛ぶとき大変そうなので

  この力を与えました。

  さぁ、行きなさい!」

 

 ピットとマリオはワープゾーンへ向かった。

 

 二人が行ったあとパルテナは目をつぶり考え事をしていた。

 

 (ピット……私はこのエンジェランドを守るため

  しばらくここにいます。

  ですが、いま世界は大きな異変があります。

 二人とも気をつけて……)

 

 するとパルテナは姿を消した。

 

 

 マリオとピットは雲の床をつたいながら

 ときには空を飛び、ワープエリアに近づく。

 

 「もう少しだ!」

 

 二人がワープエリアにつく、その時、

 

 ビュン!

 

 何かがピットをかすった。

 

 「うわぁ! なんだ!」

 

 ピットとマリオは雲の床に足をつけた。

 

 二人の目先には黒いピットに似た少年がいた。

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