がっこうぐらしRTA 姉弟ルート   作:ケンシロー

1 / 2
二番煎じで初投稿です。



1キャラクリ~屋上まで

 全員を救って美しく)終わるRTAはーじまーるよー。

ほんとぉ?           (タイムが)壊れるなぁ……

嘘つけ絶対嘘だゾ      こ無ゾ

 

 今日は家庭用ゲーム『がっこうぐらし!』のRTAに挑戦していこうと思います。

 計測開始は先駆者兄貴に倣って「はじめから」を選択してから。計測終了はエンディング後の「つづく」が表示されるまでとします。

 一番最初にキャラクリエイトです。ここは入力速度を考慮してランダムを選びました。

 

 ファッ!?

なんだこれはたまげたなぁ……(すっとぼけ)

レアキャラの風祭(かざまつり)真央(まお)(るい)が出ました。今回はもろたで工藤。

このパツキンロンゲポニテが真央ちゃん、この遠い目してる忠犬男が累くんです。通称M&L姉弟。

このキャラはなんと素晴らしいことに二人のキャラを切り替えて操作することができるこのゲーム唯一のスキル【一心同体】持ちのキャラなのです!

ピクミン2かな?

 

 このキャラクターは解放条件が複雑で発売当初はプレイヤーの大半を悩ませたキャラクターになりますが、解放条件は以下の通りになります。

・5種類以上のグッドエンディングを見る

・5種類以上のキャラクターでグッドエンディングを迎える

・生存可能な学園生活部の面々(+α)を生存させた状態でグッドエンディングを迎える

・1000体以上の彼らを倒す

生存可能な学園生活部の面々(+α)を全員殺害する

 

 最後の条件がいやーきついっす……。

今、がっこうぐらしRTAを 行なっていない子は これから先 邪淫を しないようにしようね。

今 邪淫を行なっている 良い子は やめようね!

 

やめろ(豹変)

 

 

 それはともかくちゃっちゃと技能ポイントをふりわけます。

「体力(HP)」「筋力(戦闘力)」「持久力(スタミナ)」「知力(クラフト能力)」「直感(危険察知)」の五種類がありますが今回のチャートは彼らとの交戦が多くなりますので2ポインヨだけ筋力に振り、残りは全て持久力に振ります。

 特に持久力はダッシュやゾンビに絡まれたときに消費しまくるので、通常プレイでも振っておいて損はないです。

 持久力と体力が少ないときにゾンビに絡まれた場合高確率で乙ります。誰か助けて!

 

 オープニングムービーはもう見飽きたのでカットしよ!

 見たい人は自分でプレイして♡

 

 開始地点はランダムですがここはあまりタイムに関係ありません。あっても誤差だよ誤差!

 特にやることもないので空き教室をブラブラしながらアイテムを回収します。

 といっても回収するアイテムは主に緊急回避用のボールペンです。あとはライターですかね、こちらは後に使います。

 

 移動中に今回のチャート解説でもしておきます。

 本RTAはめぐねえを含めた学園生活部+αの全員生存脱出エンドを狙います。言ってしまえば先駆者の兄貴のパクリだなガハハ! ガハハ……。

 ……先駆者兄貴にタイムでは勝てそうにないので『M&L姉弟を使って』という縛りを加えるものとします。

 僕も負けないもん(内なるひで)僕が一番うまく姉弟を操作できるんだ!(天パ並感)

 

 話が逸れましたが姉弟プレイで学園生活部+αの全員生存脱出エンドを目指すチャートで今回は行きます。

 ちなみに全員生存なので貴恵ちゃんと圭ちゃんついで太郎丸もちゃんと救いますよ~FOO!

るーちゃんは?        あっ(察し)

 

 

 さて、教室の外が賑やかになってきましたね、Gでも出たんでしょう。こわいなーとづまりしとこ。

教室から廊下に出ると早速『かれら』と出会います。アウトブレイク直後はリセ案件をドバーっと出してくるのでセーブ重点でイクワヨ!

バイオかな?    ゴキブリでしょ。

 

 教室から出るとなんと変わり果てた学友が人間を喰らっていました。ナンチューコト、スッゴイカワイソ(ロイド並感)

そしてそばには()()()忘れもののバットくんが迫真の自己主張をしています。

バットくんをLくんで拾って倒して、めぐねえを探しに行きましょう。

 めぐねえはごくまれに昇降口にいることがあるんですけど、その場合無傷での救出は不可能なので諦めてリセしましょう。

 とか言ってると2階ですぐに会えました、いやよかった。

 

「風祭さん!? いったいなにが……!?」

 

 いずれわかるさ、いずれな(真ゲス)

 つべこべ言わず屋上に来いホイ。

 

 進行ルートにはあからさまにモップなどの武器が落ちてます。モップは低威力ながら範囲が広く怯み値が高い有能武器なのでMちゃんに装備させます。

 ドライバーが落ちていたら、序盤は拾っておくと便利です。でも今回は落ちてなかったです。

 デコイが減るとこちらにヘイトが集まるので屋上に突っ込めって言ってんだYO!

 

 屋上へと続く階段に到着したら、めぐねえを屋上に向かわせます。

 覚醒前のめぐねえじゃ役に立たないからね。仕方ないね(レ)

 というかめぐねえの前で『かれら』を殺害すると、めぐねえの好感度がメガトンコインですので、だから屋上に連れていく必要があったんですね。

 

 めぐねえが屋上に行ったことを確認したら経験値稼ぎ(レベリング)のお時間です。バット持ちのLくんをプレイアブルにして『かれら』を虐殺していきます。

 Lくんを操作している間はCPUがMちゃんを操作してエネミーと戦ってくれます。最序盤から戦力を二人分確保できるのがこの姉弟チャートの強みです。

 

 ある程度戦っていると、くるみちゃんが覚醒素材先輩を背負ってここまでやって来ます。

 よくあのゾンビの群れを怪我人連れた状態でやってこれましたね。やはりゴリラなのでは? ボブは訝しんだ。

 このままだとくるみちゃんが襲われてしまうので、間に入ってくるみちゃんをかばいましょう。

 くるみちゃんが屋上に逃げたのを確認次第、こちらもすぐに屋上に避難します。やるべきことはやりました。じゃあな!

 

 パーペキだぁ……(死語)

 


 

 当たり前の日常が毎日過ぎていくと思っていた。

 ちょっと変わった弟の累と一緒の学校に通って、友人と他愛のない話で盛り上がって、楽しい日常が過ぎていくと思っていた。

 

 

 教室の外から聞こえる悲鳴が耳をついた。

 

「……? すごい声」

「どうする、真央?」

「見に行こう」

 

 そう弟の累に伝えて廊下に出る。

 すこし離れたところに二人の生徒がいた。名前は知らないが顔は見たことがある。おそらく同級生だろう。

 一人は廊下に倒れており、もう一人は四つん這いで倒れた生徒に顔を近づけているようだった。

 

「……なに……やってんだ?」

 

 近づいて気がついた。

 鉄の臭いが鼻を突いて、廊下に赤い水たまりが広がっている。

 クチャリ……クチャリ……と肉を()む音がする。

 

 ――――人を食べている

 

 『ソレ』と目が合った。

 目が血走っている。潤いはなくまるで死んでいるのに生きているようだった。

 こちらに手を伸ばしてゆっくりと歩み寄ってくる姿は、まるで映画に出てくるような……。

 

「変な冗談よせ、怒るぞ」

「――――ぁ、ぁぁぁ

「マジでやめろ、笑えない」

「――――ぁ、ぁ、ぁぁぁぁ

 

 鼓動が早くなるのが自分でもわかった。

 呼吸が荒くなる。呼吸の仕方を忘れる。『ソレ』の手がこっちに伸びる。

 『かれ』の手がアタシを捕まえようと指を伸ばす。

 

ぁぁぁあ、ああ――――」

「やめ――――」

 

 ――――ろという前に『ソレ』が地面に倒れた。

 横を見るとバットを持った累が横に立っていた。後頭部を殴られたのであろう『ソレ』は床に倒れて動く気配がない。それどころか殴られた個所を中心に赤い花が咲いている。

 床を覆う赤い()

 

「真央、大丈夫?」

「――――累」

「オマエ、なんで……」

「警告はした。真央の話を聞かなかったのはこいつだ」

 

 そんなことで殺したのか……? 人を……。 

 ()()はこれからどうしたらいい……? 警察に連絡……? それとも……。

 

「――――真央」

「……なんだよ」

「次はどうする?」

 

 ……わかってる。

 だからその目をオレに向けるな。

 その目を向けられているとオレは……。

 

「とりあえず……ここを離れよう」

 

 逃げる決断をした。

 理由はわからなかった。

 

 外からは悲鳴や怒号が聞こえていた。

 自分の頭がひどく冴えていくのを感じた。

 


 

 何か恐ろしい事が起きている。それが何なのかは分からないが、周りから生徒や教師の悲鳴が聞こえる。

 

「センセイ!」

 

 後ろからかけられた声に振りむく。

 見れば2年生の中では、覚えやすい二人組が走ってきていた。

 風祭真央さんとその弟、累さん。

 顔つきの似ていない仲のいい姉弟・男勝りの姉と変わり者の弟ということで、少し職員間で話題になっていたのを思い出した。

 

 彼女たちが走っているのもこの悲鳴が関係しているのだろうか。

 不安が胸中を渦巻く。

 

「風祭さん!? いったいなにが……!?」

 

 そう言って気が付いた。

 弟の累さんが持つバットの先に血が付いていることに……。

 息が詰まる。

 

「風祭さん……それは……?」

「センセイ、みんなが変なんだ。返事をしないし、襲ってくるんだ」

「……真央、階段下から来てる」

「わかった。屋上に行こう」

 

 私の質問に答えることなく、私の手を引いて3階へ続く階段を登っていく。

 そのときに見えた。

 暗い赤色に染まった、本来は白いはずの壁。

 次いで、その赤色の発生源、首から血を垂れ流して膝をついている、名前は知らないが、見覚えのある生徒の姿。そして、それに掴みかかっている、口元を真っ赤に染めた、制服を着た『誰か』

 

「――――っ」

 

 呆然としながら階段を上がっていると屋上につながる扉までたどり着いていた。

 いつのまにか真央さんはモップを片手に持っている。戦う気のようだった。

 

「センセイは屋上に行ってて」

「待って! あなたたちも!」

 

 そう言うと真央さんは踵を返して階段を下りていく。

 待って、生徒を置いていくことができるわけが……。

 

「真央に任せればいい。アンタがいても真央の邪魔になるだけ」

 

 累さんの言葉が胸をえぐる。

 

 私は……。

 


 

 

 

 

 

 




 じゃあ俺失踪するから……。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。