【完結】ジェダイ(仮)になりました。   作:夭嘉

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若者は成長する

ランド・スキッフがカークーンの大穴に着き、セイル・バージが向かい側に追い付く。

 

私の予見では、ジャバに未来はない。

 

助ける気もないし、許す気もない。許すのがジェダイだけど、私は許さない。それに、警告はしている。私の警告を無視したのはジャバだ。救いはない。

 

 

『ジャバ様は潔く死ねと仰っております。慈悲を乞うなら聞いてやる、と。』

「その、」

「お断りだナメクジ野郎!!」

「俺の言葉を遮るな!!」

 

 

あの台詞に被せてしまった。いや、でも仕方ない。言わずにはいられなかった。

 

やっと言えたんだよ!!

 

 

「ふぅ、すっきりした。」

「お前なんて大嫌いだ……」

「ごめんハン拗ねないで!」

 

 

若者を揶揄ってはいけないな。

 

まず、ルークが厚板に押し出される。

 

ジャバに最後の忠告をするが、手下達も一緒に笑い転ける。完全に馬鹿にしている。だから、最高の弟子に言ってしまった。

 

 

「ルーク、やったれ。」

「ああ!」

 

 

ルークがR2に合図して、板の上でジャンプする。落ちるふりをして、一気に跳んでスキッフの真ん中に降り立った。私とルークはR2が飛ばしてきたライトセーバーを手に取り、スキッフに乗っているジャバの手下を倒していく。

 

 

「アリス!順調ってこういうことか!?」

「そう!」

「どこが順調なんだ!!」

 

 

ハンの文句に笑い、彼とチューバッカの錠を外す。カルリジアンも加わり、私達は反撃に入る。ルークが隣のスキッフに乗り移り、私はセイル・バージが撃ってくる弾をライトセーバーで薙ぎ払う。

 

帰りの足を壊されてたまるか!

 

 

「ボバ・フェット!?ボバ・フェットどこだ!?」

 

 

視力を失っているハンは、チューバッカの言葉にボバを探してくるくる回る。ボバがジェットパックを使ってこちらに来て、私は彼のブラスターをライトセーバーで切り上げた。

 

スキッフが無防備になり、セイル・バージに撃たれたスキッフは傾く。

 

その瞬間、ハンの持つ鉄棒が私に当たりそうになった。

 

 

「あっぶな!ハン!目が見えないんだから大人しくしててよ!」

「何だと!?」

 

 

ハンに返す前に、私はボバのジェットパックをライトセーバーで壊し、サルラックの穴に突き落とす。

 

だって仕方ないよね、ハンを殺そうとしてたんだもん。

 

更に、ルークはセイル・バージへ乗り移り、レイアを迎えに行く。

 

 

「あああああっ!!!」

「ランド!!」

 

 

傾いたスキッフから投げ出され、カルリジアンはサルラックの穴に滑り落ちそうだった。

 

確か、シャク・ティはサルラックを操れる。今の私になら、真似できるはずだ。動物を相手取るように、サルラックも操れれば私達の味方になる。

 

サルラックに意識を向け、フォースに集中する。

 

 

「あれ……?」

 

 

ところが、サルラックは従わなかった。分類が違うのかな。なかなか難しい。

 

カルリジアンはハンとチューバッカに任せて、私もルークを追ってセイル・バージに跳び乗る。

 

ジャバの手下がレイアを襲おうとしていて、フォースで押し飛ばして助けた。

 

 

「レイア!」

「レイアは大丈夫!」

 

 

慌てて駆けてくるルークに、ジャバの手下をどうにかするように言う。

 

そこへ手下達が、背後から3人掛かりで刀器で切りかかろうとしてくる。彼らをフォースで動きを止め、そのまま3人をセイル・バージから吹っ飛ばした。3人は悲鳴を上げて落ちていき、その内1人はサルラックの触手に捕まり食われてしまった。

 

 

「ルーク!そろそろ逃げるよ!」

「こっちは任せて!」

 

 

レイアがルークの指示で、砲台を甲板に向ける。

 

二人は問題ない。カルリジアンが運転するスキッフへ跳び移り、ルーク達を待つ。その直後、セイル・バージは爆発する。

 

ルークとレイアは無事スキッフに移り、私達はカークーンの大穴から離れた。

 

 

「カルリジアン、連絡ありがとう。」

「その笑顔はなんだ?」

「気にしないで。」

 

 

ファルコンとXウィングにそれぞれ乗り込み、私もファルコンへと乗り込む。

 

反乱軍艦隊はもう集結している。第二デス・スターを破壊する為に。この機を逃せば、帝国の助長を許してしまうことになる。

 

タトゥイーンを離れると、ハンはルークに感謝の言葉を伝える。

 

レイアが帰りは急ぐように言って、ルークは約束した。

 

 

『艦隊で会おう。』

 

 

ファルコンはハイパースペースへ入り、Xウィングとの通信が切れる。

 

 

「アリス、浮かない顔してどうしたの?」

「………平気だよ。」

 

 

慰めるように、チューバッカが頭を撫でてくれる。

 

 

「チューバッカって癒しだよね。」

 

 

そう言うと、なぜかハンはドン引きする。どこからどう見ても、ウーキーは癒し要素だと思うけどなぁ。チューバッカは優しいし。

 

 

「このデカむくが癒しだって!?」

「あんたと違ってとても優しいし?」

「おい、俺が優しくないって言いたいのか?」

「え?そんなことないよー?」

「その顔で言われても説得力ねぇぞ!」

「やめなさい2人共!」

「「ハイ」」

 

 

2人で降参して黙る。

 

 

「ところで、ハンとレイアにお願いがあるんだけど……」

「何でも言って。聞くわ。」

「ああ。」

「結婚式は私も呼んでね。」

 

 

2人は唖然とする。

 

だって、パドメとアナキンの結婚式は見れなかったんだから。レイア達の式は見たい。今度こそ直に見たいんだよ。

 

おばさんは嬉しくて堪らないのよ。

 

 

「もちろんよ!」

「ありがとう!!」

 

 

念願の結婚式だ!戦いを生き残れたらの話だけどね。

 

ハイパースペースから出るまで、一人部屋で瞑想に入ることにした。

 

タトゥイーンで瞑想してから、シディアスの怒りが忘れられない。あいつと向き合った時、その怒りは必ず私に降りかかる。

 

無事に帰るなんて、甘い考えかもしれない。

 

その怒りを振り払おうと、シディアスの視線を拒み続けるしかなかった。

 

 







活動報告でどうでもいいこと書きまくってるけど、更新報告とかいります?
いつもしれっと更新してますがwww

シークエル編、書くべき?

  • いらん、完結しろ。
  • 伝説のクラッシュ・マスター早よ。
  • 作者の自由でOK。
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