ホーム・ワンと合流して、私は再建された共和国防衛軍本部、元反乱司令部へと向かう。
アクバー提督とモスマ議員、ヘラが作戦会議室にいた。作業していた隊員達は、作戦会議室に来た私の姿を見て手を止める。指導者3人も、私の来訪に驚いていた。
「アリス……」
「遅くなって申し訳ありません、モスマ“議長”。」
隊員達は作業に戻り、私はモスマ議員に頭を下げる。
モスマ議員は今や、再建された元老院の議長だ。アクバー提督も、エンドアの戦いの後に元帥を拝命されている。ハンガーで出迎えた整備士の男の子が、そう教えてくれた。
そのモスマ議長に、もう一度謝罪する。
「いいえ、いいんです。貴女は来てくれましたから。」
「レイン将軍、お力を貸していただけますかな?」
「もちろんです。」
ホログラムにジャクー星系が映し出され、私達はブリーフィングに入る。
情報部によれば、帝国軍の残党は密かにジャクーで集結しているという。レイ・スローネが表向きの指導者と思われていたが、皇帝の被保護者であるガリウス・ラックスが姿を見せたらしい。
私はラックスをよく知っている。シディアスが目を掛けてきた男だ。オーダー66の後、奴が追ってきたこともある。
ラックスは、心酔する程に皇帝に忠実だった。終末司令を実行したことも肯ける。そう考えると、私にセンチネルが送り込まれた意味も分かる気がする。
「私は地上で戦う。」
「アリス、敵は艦隊よ。」
「分かってる。でも、地上を留守にはできない。空はヘラやアクバー元帥がいるし、問題ないよ。」
3人に、先日見た夢のことを話す。
砂漠、シス寺院、そして、終末司令を遺したシディアスの声。あの砂漠がジャクーの砂漠だとしたら、これから起こることを予見しているということだ。ジャクーで、新共和国と帝国軍残党の戦いが始まる。
「シス寺院は私に任せて。」
「分かりました。シンドゥーラ将軍、彼女の部隊を編成していただけますか?」
「承ります、議長。」
「え、私の部隊?必要?」
「貴女に何かあっては、私がルード議員に恨まれます。」
「すみません、無茶はしないので勘弁してください。」
「では、レイン将軍と親しい者達ならどうだろうか?」
それなら気兼ねなく付けられると、アクバー元帥は続けて言う。
うんと言いたいけど、それって私のストッパーってことだよね………?
「アリス、ゼブとカラスを付けるわ。」
「何その素敵な組み合わせ。」
「貴女にとっては最高の助っ人でしょう?」
「仰る通りです、シンドゥーラ将軍。」
アクバー元帥とヘラはホーム・ワンで艦隊の指揮を執り、地上はレックスとヘクターが司令塔になることが決まった。私は別働隊でシス寺院を探して、皇帝、強いてはラックスの計画を潰すことになった。
ブリーフィングが終わり、私はヘラに声をかけられた。
「サビーヌとアンティリーズに探させたのはヘラだよね。」
「ええ。あの2人が最適だと思ったの。現に、見つけ出してくれたわ。アリス、来てくれてありがとう。」
「私こそ、遅くなってごめん。」
「来てくれたことに意味があるのよ。ジェダイである貴女は、スカイウォーカー中佐と同じ英雄なの。」
英雄なら、すぐに駆け付けるはずだ。だけど、私は躊躇した。自分のことを優先して、戦場へ戻るのを拒んでしまった。
そんな私が、英雄だなんてあり得ない。
「私は英雄じゃない。」
「本人がそう思っても、人々はそう捉える。貴女がしてきたことは、みんな忘れないわ。」
共和国だけではなく、帝国も私を忘れない。センチネルが送り込まれたのが、その証だ。帝国は、私を敵と見做している。
「私も、反乱軍に救われたことを忘れてないよ。」
「アリス……」
「今度は私が共和国に尽くす。銀河の未来の為に。」
その時、艦内にアナウンスが流れて、ヘラはハンガーに呼ばれる。
向かおうとするヘラを、私は呼び止めた。
「フォースと共にあらんことを。」
「ありがとう、アリス。」
ヘラがハンガーへ向かい、私もゼブ達の下へ向かう。
教えられた部屋に来ると、ゼブとカラスが出迎えてくれた。久しぶりに会う2人に、どこにいたのかと問い詰められた。ゼブの素直な性格に、思わず答えてしまいそうになる。
はぐらかすと、案の定2人から呆れた視線を向けられる。
「そんなことより、」
「“そんなこと”だと!?」
「その話は終わり!任務内容は聞いた?」
「さっき聞いたが、一つ聞いていいか?」
「どうぞ。」
「俺達はジェダイじゃねぇが、その寺院に入れるのか?」
カラスもゼブと同じことを思ったらしく、目で問い掛けてくる。
入れないことはない。実際に、過去に入った者がいる。クローンだって入っているし、問題はないだろう。
「たぶん大丈夫。何かあるとしても、トラブルは私にしか起きないよ。」
「大丈夫じゃねぇだろ、それ。」
「ゼブに同感だ。あんたは入らない方がいいんじゃないのか?」
「え、でも私がいないとシス寺院を探せないよ?」
普通の人にシス寺院は見つけられない。場所を知らないから、尚更だ。ジェダイかシスでなければ、見つけることはできない。ラックスも皇帝に教えられていなければ、シス寺院を知らないはずだ。
恐らく教えられているだろうけど。
奴が知らないなら、私はあの夢を見ることはなかった。
「問題ないって。過去の暗黒卿に協力者がいるから。」
「それも問題だと思うが……」
「カラス、真面目すぎ。」
「あんたが不真面目なんだ!」
「アリス、ヘラが俺達にこの任務を与えた理由が分かるぞ……」
2人を宥め、R7-D4を呼んでシャトルに乗り込む。
私達の動きを、ラックスに知られるわけにはいかない。慎重に動かなきゃ。
まず、暗黒卿の手を借りる為に、シスの聖地であるコリバンへ向かう予定だ。あの星なら、過去の暗黒卿に会うことができる。私の3度目の来訪に、過去の暗黒卿達はどんな反応をするんだろう。
いや、ジェダイがシスと手を組むのは滑稽だと笑いそう。
さて、フォースの意志に是非を問おう。
小話のネタが尽きましたwww
リクエストというネタをくださいwww
リクエストはハーメルン内のメッセか活動報告までお願いしますw