任務を終えてコルサントに戻った後、速攻で議長から逃げた。というか、話しかけられても無視した。
対応が子供?いえ、大人の対応です。
元老院のオフィスビルに着いて早々、嫌なニュースを聞いた。
10年前、ナブーの女王だったパドメは議員になった。
元老院では、これから軍設立の投票がある。その投票に来たパドメの船が、爆破されたという。替え玉のコーデが亡くなって、パドメは無事だけど、個人的には気に入らないニュースだ。
議長から逃げた後、エレベーターを降りようとすると、そのパドメに鉢合わせた。
「アリス、久しぶりね。」
「お元気そうで何よりです。船のことは、とても心配しました。」
「どうして他人行儀なの?私と貴女は知らない仲ではないでしょう?」
「アミダラ議員……私はジェダイで、貴女は元老院議員です。立場が違います。」
何度か護衛に付いただけだ。
パドメのお供に一通り挨拶して、私はオフィスビルを後にした。
原作、歴史通りなら、この後オビ=ワンとアナキンがパドメの護衛に付く。オビ=ワンは暗殺者を追って、アナキンがパドメの護衛でナブーに滞在することになっている。
その後がまた大変なんだ。
“ジオノーシスの戦い”
私も招集されるのかな。
「戦いかぁ…やだなぁ………」
聖堂に戻り、任務完了を報告する。
報告した直後、R7が部屋に来て、新しい任務を受け取る。次の任務内容に、私はR7のボディを揺さぶる。
「ねぇ!これ私宛ての任務じゃなくない!?しかもR7-D4を連れてくって………嘘でしょ!?」
ドロイドは、間違ってないと言う。
間違えてないなら、なんでまたガンレイの監視なの!?放っておけばいいじゃん!元老院からお咎め受けたんだから!
「痛い!何すんの!?逃げないって!」
R7はよく分かってらっしゃる。
けどさ!ドロイドのゴツいボディで頭突きはやめてくれ!マジで痛いから!
「嫌な予感しかないわ………」
私がR7に引き摺られるように、聖堂のプラットフォームに向かう。シャトルに乗り込み、操縦席に座る。エンジンを起動させ、コルサントの軌道上へと出た。
それから、10年前と同じように、ケイト・ニモーディアの座標を入力した。
「何?楽しそうな顔してるって?」
R7に言われ、私は顔に手の平をやって、頬をぐるぐると押し回す。
確かにニヤニヤしてたわ!
こんなん楽しまなきゃ!やってらんないでしょ!ガンレイが何か企んでたらボッコボコにしてやる!
「ガンレイをボコすのは楽しみだよ!」
レバーを引き、ハイパースペースへと入る。
すごく既視感があるんだけど、気のせいだよね?
前回ケイト・ニモーディアへ行った時も、ガンレイ不在だし、現在地の座標追ったら修羅場だったし。ジオノーシスなんて言葉、絶対に聞きたくない。追うだけならまだしも、評議会にオビ=ワンとの合流を指示されたら泣く。
デジャヴじゃん!!
「お願いR7!戻ろう!」
無理ではなく、断ると言われてドロイドの頭を叩く。
「ちょっと!この任務の主導は私だよ!」
ハイパースペースを抜けると、ケイト・ニモーディアの艦隊がシャトルを迎えた。
今回は最初から通信を送ると、面識のないニモーディアンがホログラムに現れた。ガンレイを出すように通告すると、ニモーディアンの幹部は言葉を濁す。
まぁ、察しは付いてる。
『その……マスター・ジェダイが総督に何用でしょう…?』
「えー?私とガンレイは、ナブーの戦い以来の仲だよー?ほら、オトモダチ?」
『オトモダチ?』
「茶番はもういいよ。」
『そっちから振ったんでしょう!?』
突っ込んでくるニモーディアンに笑って、もう一度ガンレイを出すように言う。
「ガンレイはどこ?」
『そ、総督は……』
チラチラと手元を見ているから、私は牽制をかけた。ここでガンレイに警告されたら、詰問できずに逃げられる。
「つまらない真似はしないでねー?捕まえに来たわけじゃないんだから。」
『本当…ですか……?』
「ほんとほんと!」
『………ジオノーシス』
「え?」
『総督は、惑星ジオノーシスにいます。』
やっぱりジオノーシスかよ!!
このニモーディアンには悪いけど、ガンレイを殴り倒させてもらう。
『あの……?』
「それじゃ!」
通信を切断して、Uターンする。
仕方なく、ジェダイ評議会に通信を繋げた。仕方なく、だ。大事なことだから3度目を言わせて。仕方なく!!
『レイン、状況は?』
ホログラムのマスター・ウィンドゥが、続きを促す。
「ガンレイ総督はジオノーシスにいるそうです。」
『ジオノーシス………』
「報告終わったんで、切っていいですか?」
マスター・ウィンドゥの反応は見なかったことにしたいな!
『次の任務だ。ドゥークー伯爵の動向を探れ。』
「は?ドゥークー伯爵?」
久しぶりに素が出た。
ドゥークー伯爵といえば、5年と少し前にオーダーを去ったジェダイ・マスターだ。アミダラ議員、もといパドメはドゥークー伯爵ではないかと、可能性を疑ったらしい。
映画では、ドゥークー伯爵は殺戮者ではなく理想主義者だと、評議会が一蹴している。
ここまで歴史通りに進んでいるのは、ちょっと怖い。
「評議会は、ドゥークー伯爵はあり得ないって結論付けたんじゃないんですか?」
『未来を予期しようとしたが、私には見えなかった。無関係なことを確かめたいのだ。』
通信を切って、ドゥークー伯爵の故郷である惑星セレノーの座標を入れる。
今度はドゥークー伯爵を探すのか……評議会って、本当に人遣い荒くない?
コロニーズから遥々外縁部まで行かなきゃならないなんて、最高のスケジュールだよね。これが旅行なら良かったのに。ジェダイに旅行なんて思想ないけど。
ジェダイって引退できるのかな?
クローンウォーズ編 、書くべきか?
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いらん。必要ない。
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作者にお任せ。
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書け。絶対書け。