ケイト・ニモーディアに着いたものの、とんだ無駄足だった。
だってさ、ガンレイが不在だなんて思わないでしょ。フォースで探ったらケイト・ニモーディアにいないって、無駄足でしかない。
地上へ降りて、トレード・フェデレーションの本部でデータを漁ろう。
「これ、逆ギレ案件かな。」
ガンレイに八つ当たりしそう。
トレード・フェデレーションのシャトルを盗み、手に入れた座標を入力する。見たことのある座標だったけど、どこなのか覚えてない。ミッド・リムで何か企んでいるらしい。
無断で連れてきたR7-D4の電源を入れたら、勝手なことをしたと怒る。
ドロイドのボディで体当たりって、地味に痛いんだよね。
「ごめんって。マスターには後で謝るから。一人じゃつまんないからさ。痛い!分かったから!ごめん!」
ジェダイ聖堂に戻ったら、R7のボディを磨くことを約束させられた。
空笑いをしていると、R7が新しい情報をくれた。
「え?この惑星にマスター・クワイ=ガンとオビ=ワンが?なんで?」
答えを聞く前に、ハイパースペースを抜けると、緑の綺麗な惑星の宙域に出た。
だが、ここで問題発生だ。
その惑星は軌道が封鎖されていて、封鎖している艦隊の中にトレード・フェデレーション・バトルシップがある。確か、バトル・ドロイドの司令船だ。つまりこの惑星は、侵略されようとしている。
てことは!この惑星はナブーだ!
「R7!Uターン!」
無理だと拒否され、司令船からは通信が入る。うっかり繋げてしまい、ガンレイのホログラムが現れた。驚いているのは、私だけではないみたいだ。
『誰だお前は!?』
「あー、えっと、」
『密輸業者だな!』
「どう見ても違うでしょ!?私はジェダイだから!」
『ジェダイだと?』
「あ」
言わなきゃ良かったー!
でも、そこは否定しないとだよね!悪いことはしません!これでもジェダイのパダワンなので!
『援軍のつもりか?』
「援軍?ジェダイに援軍なんてあるの?」
『私に聞くな!どちらにせよ、お前には死んでもらう。』
「できるものならやってみろ、ガンレイ。」
ふざけた態度をやめた瞬間、ガンレイは攻撃命令を下す。ヴァルチャー級スターファイターに攻撃され、シャトルが揺れる。R7に指示を出して、私は酸素マスクを着けた。
あり得ない指示に、R7はパニックになる。
「落ち着いて。」
出した指示は、シャトルの自爆。
当然だけど、爆発する時はシャトルには誰も乗っていない。ドロイドさえも。姿を消す為の工作だ。
「上手くいく。ほら、脱出ポッドに乗って。」
R7に頼んで、シャトルのエンジンをオーバーヒートさせる。そのまま固定して、すぐに脱出ポッドに乗り込む。脱出ポッドを閉じた直後、シャトルは爆発した。
何かアラートが響いてるけど、無視。
ここで何か動けば、私達が生きていることがバレる。酸素マスクは、脱出ポッドが破損した時に、有機生物の私が生き残る為だ。案の定、爆発の衝撃で酸素が漏れている。
宇宙空間の寒さも束の間、大気圏に入った脱出ポッドは空気の摩擦で熱くなった。
ドロイドのR7は、熱気に悲鳴を上げる。
「もう少しだよ!」
大気圏を抜けた脱出ポッドは、水の中に落ちた。
ライトセーバーを起動して、私は脱出ポッドの蓋を抉じ開ける。先にR7を押し出して、続いて私も脱出ポッドから出た。
水面に顔を出して酸素マスクを取ると、知った顔が私を見ていた。
「アリス!?」
オビ=ワンの裏返った声に、私は水の中に戻る。
「なかったことにするんじゃない!」
観念して、大人しく陸に上がる。
オビ=ワンの隣にはグンガンとマスター・クワイ=ガンがいる。
これは………私も歴史に介入されるみたい。