【完結済】Fate/Grand Order 煉獄魔境大罪記ゲヘナ/虚ろなる煉獄の聖杯【長編版】 作:朝霧=Uroboross
祝・100話達成!!……長くない?大丈夫?
とりあえず色々とお知らせ。
・改定版は今のところ2部6章のイギリス異聞帯が終わってからにしようかなと考えております(要望が多ければ早めに出します)。
・オリジナルタグについては活動報告欄で要望があれば逐次認可します。無断転載は許しません(ダメ、絶対)。
・活動報告にも書きますが、基本的に私の作品は魔皇サタンを始めとしたオリキャラを登場させるので、それ含めのオリタグになります。
報告はこの辺にして、一方その頃な人達。
抑止力=サン「ビースト出たのに世界隔離されてて冠位送れないオワタ\(^o^)/そこに居る鯖でガンバ」
某・神モドキ「空想樹あるけど実質隔離状態だから手出せないンゴ^~」
使徒's「下っ端的なのにボコされて何もできずに帰ってきました………orz」
紅く、鈍色の極光があちらこちらに迸る。遠目から見れば、イルミネーションのなされた塔から、カラー付きスポットライトを照らしているかな様である。
だがしかし、その実情は、人間相手ならば即座に蒸発してしまうであろう魔力密度の攻撃であり、そもこの煉獄自体が神代並みの魔力が満ち充ちている。
「くっ、キリがないっ」
轟音が響く中、誰かがそう毒吐いた。
実際、今までの空想樹とは比にならないほどの攻防であり、記憶に新しい中国異聞帯にてクリプターの芥ヒナコ────虞美人と融合した彼の空想樹メイオールでさえも、ここまでの猛攻は無かった。
錆びた金属と金属が擦れるような、言葉に出来ない叫び声が、幾つもに重なって響いてくる。
『──────!!!』
「ぬぅ!?なんと耳障りな絶叫であるか!」
「貴様の聞くに耐えん歌声よりかはマシだが────な!」
不快感を催す金属質な絶叫に耳を押さえるネロに、巌窟王がそう毒吐きながら漆黒の魔力波を叩き込む。
金切り声のような悲鳴を挙げる空想樹に、攻撃の間隙を縫って着実にダメージを与えていく。
しかしここで、空想樹に新たな動きが見られた。
「ぬ、新手か────ッ!いや違う、シャドウサーヴァントか!!」
「しかもどうやらあの姿、向こうで戦っている"アレ"みたいだね……っ」
まさしく"影"としか言い表せれないほどの淀んだ黒塊。徐々にカタチを成していき、現れたのはコートを翻らせる双銃の存在────つまるところ、彼の魔皇サタンの"影"であった。
その"影"は、尚も空想樹へと攻撃し続けるネロ達を見るなり、その銃を向ける。
「「「「「「ッ!!?」」」」」」
瞬時に放たれた
ある者は寸前で避け、ある者は己が武器で迎撃し、その攻撃を凌ぎきる。それを"影"は意思無き双眸で確認し、近場のサーヴァントへと駆けていく。
「くっ!?」
「アーサー!?」
長銃の下部に付けられた凶刃を、聖剣にて防ぐアーサー。無機質な色に塗られたその
初めは互角に見えた鍔迫り合い。しかし、徐々にアーサーが押されていく。シャドウサーヴァントとして劣化しているとは言え、本来のサタンに負けず劣らずの力を見せる。
「そこ、今すぐ右に避けろ!────『
「────ッ」
エミヤの放った"
爆風の勢いを利用して後ろへと飛び下がるアーサーと、残心を解くエミヤ。物言わぬ人形のような敵に、思わず眉を寄せてしまう。
「アーサー!大丈夫!?」
「ありがとう、マスター。けど────どうか、ここは僕に任せてもらいたい。皆は、空想樹の方へ」
駆け寄った立香が更に何か言おうとしたが、アーサーはそれを片手で制し、"影"のサタンへと向かっていく。
そうこうしている間にも、空想樹にはダメージがどんどんと入り続けていく。時折、サタンの眷族達もこちらへの攻撃に混ざってはくるものの、空想樹からの攻撃に巻き込まれたり、複数同時になぎ倒されたりと、危惧するほどのものではなかった。
『先輩!こちらもまもなく到着します!ベルゼビュートさん達が抑えてくれているお陰で、援軍を呼ぶこともできました!』
「ありがとう、マシュ!」
マシュからの通信により、先程よりも士気が上がる一同。おそいかかる軍勢と、なおも止まぬ空想樹からの攻撃に対応していく。
・ ・ ・
それからしばらく持ちこたえ、遅れて到着したシャドウ・ボーダーより何人もの仲間のサーヴァント達が参戦し、戦況を有利に進めていく。
『空想樹パンドラの解析完了!うん、やっぱり魔力量は初期予測値よりだいぶ低いよ!相当クラスは──────は?アヴェンジャー!?』
「──アヴェンジャー、だと?」
巌窟王の動きが止まる。ダヴィンチの解析では、本来複合空想樹であるパンドラは、莫大な量の魔力が込められている計算だった。だが、それもサタンに奪われ、今ではこうして迎撃するので精一杯な状態。
そんな中、解析によって判明したパンドラの適正クラスに、巌窟王が真顔になり、次いで炎とも雷とも視えるオーラを纏う。
「このような……この物言わぬ傀儡が復讐者を騙るだと?────ふざけるな。この様な復讐者など認めぬ。真なる恩讐がどういうものか、その空虚な身で思い知るがいいッ!!」
そう叫ぶや否や、先程よりも激しい攻撃を仕掛けていく。瞬間移動、分身、間隙の少ない波状攻撃。増援によって余裕の出た分、これまで以上の猛攻を見せる。
やがて空想樹に亀裂が走り始め、まもなく限界であろうことが目に見えてわかりはじめる。自らを守っていたシャドウサーヴァントはすでに騎士王によって討ち果たされており、放つ魔力砲は巌窟王にかすることすらなかった。
『弱点を見つけた!正面にあるデカイ亀裂だ!そこをぶっ叩けば伝播して崩壊する!!』
「
「真の恩讐とはどういうものか、その身にしかと焼き付けろ!!──────『
巌窟王の宝具による分身、その集中攻撃が、向こう側で未だなお暴れるサタン────サタナエルの産まれた大空洞へと殺到する。
その集中攻撃を受けた空想樹は、これまで以上の悲鳴となる断末魔を挙げる。
『──────────!!?!?』
──死にたくない、死にたくない。許さない、許さない。やだ、助けて、クルシイ、生きていたい、ナニモナイ、どうして?まだ、何も────
「もういい、眠れ。お前の居るべきところは此処ではない。悪魔より、悪夢より、その空虚な生より解き放たれるがいい」
巌窟王がそう告げると共に、空想樹パンドラが崩壊していく。ポロポロと崩れて、塵となっていく。
内部に内包していた魔力も霧散し、サタンと繋がっていたパスも途切れることとなる。それはつまり────
『Gyaaaaaaaaaaaaァァァアアアァァァッ!!?!?』
遠方より響き渡る絶叫。それに驚き振り替えると──────────
およそ人のものとは思えない色をした血液を、内部から破裂したかの様に、これでもかと吹き出すサタナエルの姿があった。
次は本編ラストの章でござ。
アンケートもそろそろ締め切りかな?
ついでに言っておくと、皆内容は違うけど、一応行き着くとこは同じ、かな?ただ内容の差が激しいからどうなるかはわからん。
このままやと二人タッグになるんかァ……たまげたなァ……。
【修正版】サタンvs◯◯!!エンディングに見たいのは! 【主土下座】
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ただ一度の為の魔神剣
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獣を追い続けた聖剣使い
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監獄より這い出た復讐者