【完結済】Fate/Grand Order 煉獄魔境大罪記ゲヘナ/虚ろなる煉獄の聖杯【長編版】 作:朝霧=Uroboross
ちなみにアンケートの結果は
『MCバトルの全容:別途で見たい』になりました。
……山越えたと思ったんですがねぇ(遠い目)
「おぉう、始まっちゃってるねぇ。怖い怖い」
遠くで響く剣撃の音を聞きながら、BB達はアガリアレプトと向き合っていた。
飄々としていて、一見何の脅威も感じられないように見れるが、BBは知っていた。そういう相手ほど厄介で強いのだと。
「怖いならそこ退いてくれませんかねぇ?オ・ジ・サ・ン?☆」
「んー、退きたいのは山々なんだけどねぇ……? ほら、これもお仕事ってヤツだからさ」
BBの凄みを含んだ呼び方に、ぬらりくらりとかわして返すアガリアレプト。軽い苛立ちを覚えながらも、頭の冷静な部分でどうするかを考えていく。
不意に、アガリアレプトが短くなっていたタバコを捨て、懐から新しいものを出し、火をつける。そして一服すると唐突に口を開く。
「ふぅー……。あー……後ろから回りこむのは得策じゃァないぜ
「ッ!?…………なんで気付いてんですかねぇ」
アガリアレプトの後ろから『
その振り替えってすらいないのに察知していた目の前の悪魔に対し、戦慄に近いものを覚えていた。
「なァに、簡単なことだ。
燻るタバコをロビンに向けて、ニヒルな笑みを浮かべるアガリアレプト。
確かに、アガリアレプトの言うことは考えてみれば当たり前に近いことだった。しかし、だからと言ってその当たり前がすぐ思い付くかと言えばそうでもない。
柔軟な発想と、早い頭の回転。エセ探偵じみた格好は伊達ではないのだとBBは悟る。
「さてっと、動かないならオジサンからいっちゃうぜ?」
そう言って
それをなぜ?と訝しげに思ったBBだったが、銃口を向けられた瞬間、背筋が震え立つかのような寒気に襲われる。
「ロビンさん回避っ!」
「
茶化すようなアガリアレプトの声。それと共に引き金が引かれる。銃口からはまるで拳銃のものだとは思えないほどの高密度な魔力弾が放たれる
間一髪回避に成功した二人は自身の背後を見る。そこには、今まで自分たちがいた場所に巨大な爆発跡ができていた。
「お?外しちまったか」
「…………どこが荒事苦手なんだよ、このペテン師」
額に冷や汗を流すロビン。
やれやれと言わんばかりに肩をすくめるアガリアレプト。リボルバーの引き金カバーに指をかけて、クルクルと回しながら喋っていく。
「いやいや、オジサンそもそも探し物当てるだけの
ペラペラと喋るアガリアレプトの首筋に、二振りの凶刃が迫るも取り逃がしてしまう。
慌てて伏せて回避したアガリアレプトは、そのまま軽く前に転がって距離を取る。
「むぅ、うごかないで!」
「いや無理でしょ!?何このおっかない幼女!サッキーちゃんかよ!?」
ゼーハーゼーハーと息を切らすアガリアレプトと、自身の刃が当たらなかったことにむくれるジャックちゃん。
肝が冷えたと言わんばかりに肩で息するアガリアレプトに向けてBBが仕掛ける。
「食らいなさい!サクラビーム!」
「どぅえぇっ!?」
BBが放つビームを、不恰好ながらすんでのところで回避する。
さらに追い討ちをかけるかのようにロビンの矢が飛んでくる。
「おっ、ひぇっ、ふァッ!?」
なんとかしてロビンの矢を避けきったアガリアレプトだったが、さらにそこからジャックの追い討ちがかかっていく。
「解体するねー」
「ちょっ、うぇぁっ!?」
高速の凶刃を危なげに避けつつなんとか離れて距離を取る。
これ以上ないほどに息を切らして、心の声を叫ぶ。
「君たちオジサンに手加減無さすぎじゃないの!?」
「「「だって敵ですし(だもん)」」」
「そうだったよチクショゥッ!!」
空しく響く絶叫を皮切りに、こちらでも死闘 (?)が始まるのであった。
アガリアレプト(3)→オジサン系アーチャーな"司令長官"。「働きたくねぇー」と毎日ぼやいてる。探偵業としてはホームズに並ぶほどの腕前。しかしこのだらけ癖と、そも言えば悪魔なため、実入りは全くない。
キャラ濃いなぁ……