【完結済】Fate/Grand Order 煉獄魔境大罪記ゲヘナ/虚ろなる煉獄の聖杯【長編版】   作:朝霧=Uroboross

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小説進めながら……

ワイ「よぅし、うちの悪魔達でクロスオーバーしちゃうぞぅ!」

悪魔´s「ヤッター」

ワイ「あれ?でもこの設定だと他作品のとこオーバーキルにn「黙って書け(殺気)」イェッサーッ」

割とどの作品でもシャレにならん強さだと思われる悪魔達……やはり魔王は魔王だったか……(戦慄)。
おっと?誰か来たようだ………(以後ノイズのみ)



7-3 The forever life

 まるで壁のように迫り来る、巨大な鱗が付いたの尾。それを真っ正面から受け止める、漆黒の巨人。押されつつも、相手の勢いを利用して投げ飛ばす。

 女性の姿の上半身には、無数に矢を放つ賢者と、一矢一矢が鋭く的確な狩人によって、いくつもの矢傷ができていた。

 

『Aaaaaaaaarrrrrrrr────―!!?Aaaaaaaaa────!!』

「くっ!?」「ぐぁっ!!」

 

 その猛攻の最中、予期せぬ方向から攻撃を受け、ケイローンとアタランテの二人は弾きとばされる。地を滑りながら顔を見上げると、今までは二対でしかなかったはずの腕が、四つ増え、六対十二本の腕となっていた。

 うねる尾は大地を荒らし、崩れていた姿勢などもうすでになかった。ヘラクレスの腕力をもってしても倒すには至らず、その絶叫と巨体による質量の攻撃は続いていた。

 

「ヘラクレスのやつめ……。昔、エキドナと言う者に会っていたなどと聞いていたが……とんだ者と会っていたようだな!」

「■■■!!■■■■■■■■■■!!」

 

 狂化によって会話は成り立たぬとも、長らくの付き合いでニュアンスは理解できるアタランテ。顔を見上げれば、メディアやアキレウスらが頭部付近に攻撃を放っており、それを鬱陶しそうにしているエキドナ。

 

「えうりゅあれ、つかまってて!!」

「えぇ!……酷い姿になったものね、エキドナ」

 

 エキドナの尾を避け、その肩にエウリュアレを乗せながら走るアステリオス。時にはその手に持つ両の斧で弾きながら猛進する。

 

体躯、増大────墜ちよ!!」

『Aaaaa──ッ!?』

 

 魔力を使い、いつぞやのバビロニアの時ほどにまで巨大化したゴルゴーンが、エキドナを叩き倒す。

 耐えきれずエキドナは地に沈むが、同時に魔力が四散し、元の大きさにまで戻ってしまうゴルゴーン。小さく舌打ちもするも、すぐさま自らに揺蕩う蛇から邪光線を放っていく。

 巨体故に目立たないが、エキドナの身体には次第に数多くもの傷がつけられていた。

 

『Aaaa──────a……ァ……ァァァァアアアアッ!!』

「ッ、そうときましたか!!」

 

 重体にまで追い詰められたエキドナ。だが、突如として今までとは違う、体を丸めうずくまるという行動に出たエキドナに、ケイローンは歯噛みする。

 次の瞬間、うずくまるエキドナから溢れるように、ケルベロスやヒュドラを象ったであろう、泥のようなものが現れる。奇しくもそれらは、かつてのエキドナの子供らのカタチを取っていた。

 

「んだありゃあ!?奴さんから何か出てきてんぞ!?」

「エキドナの子達です!紛い物でしょうが、相当に強いはずですね────ですが」

 

 メデューサが一呼吸置いて、眼科の巨人を見る。その巨人は石斧を静かに持ち、襲い来る怪物へと歩んでいく。

 

「────"■■■■■"!!」

「こちらには、"怪物殺しの英雄"がいますからね」

 

 狂化していながらも、その巧みな技量を持って怪物達を次々と仕留めていくヘラクレス。

 石斧を振るい、薙ぎ払い、吹き飛ばし、時に蹴りあげ、時に殴り付け。『射殺す百頭(ナインライブズ)』と呼ばれるヘラクレスの武術によって、なす術もなくどんどんその数を減らしていく怪物達。

 

『ァァァァアアアア……ヘ、ラkkreスゥゥゥuuuu────!!』

「■■■■────!!」

 

 血走った目を向けるエキドナ。地面をかきむしるようにヘラクレスに向かうその姿は、ある種の恐怖をかきたてる。

 しかし"狂化せし大英雄(ヘラクレス)"は動じることなくエキドナを見据える。その距離が近付き、エキドナの口が大きく開かれる。

 それを見据えたかのように、ヘラクレスは力任せに石斧でかちあげ、エキドナを仰け反らせる。

 

「──そこッ!!」

 

 さらには横からトゲのついた鉄球(モーニングスター)が飛来し、エキドナの頬をを撲り飛ばす。それに終わらず、鉄球は跳ね返ったところから制止し、振り下ろされてエキドナの顔を地に付ける。

 駆けながら鉄球を引き、さらに追撃をかけんと鋭くその目を吊らせるアマゾネスの女王──ペンテシレイア。絶叫をあげ、怒りに燃える目を爛々と輝かせながらエキドナは起き上がる。

 

「──"これこそは、星の蠍を穿つ一撃。なれど此度は、魔性に堕ちたる者を穿つ粛清の一撃────」

 

 黒洞であるはずの空が輝き、射手座の星が合間見える。

 一筋煌めき、その下にいるのはエキドナに狙いを定めて指先を振り下ろすケイローン。

 

「我が矢はすでに放たれた!『天蠍一射(アンタレス・スナイプ)』!!」

 

 射手座の弓から一つの光がエキドナに向かって落ちてくる。それは、まさしく流星の如き閃光。

 今、その閃光はエキドナの右肩を貫き、そのダメージの大きさ故に悲鳴を上げる。

 

『ァァァァアアアアAAaaaaaaa────ッ!!?』

 

 縫い付けるかのように肩を撃ち抜き、大量の血が溢れる。その痛みによって、エキドナの攻撃が止まる。

 その絶好の機会を逃すほど甘いものなど、この場にいることはなかった。

 

「一方はおられるのだが……ええいままよ!"二大神に願い奉る──『訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)』!」

「クサントス!バリオス!ペーダソス!今度こそいいとこ見せてかっこつけるぞ!!『疾風怒濤の不死戦車(トロイアス・トラゴーイディア)』!!」

「あぁ……ぁァァ……ァァァアアア、アキレウスゥゥッ!!殺す……殺す殺す殺すッ!!『我が瞋恚にて(アウトレイジ)()てよ英雄(アマゾーン)』ッ!!」

 

 ダメージが深く残っていたエキドナの身体に、さらに宝具が叩きつけられていく。

 傷口は増え、苦悶の声を上げるエキドナに、これで終わりではないとばかりに追撃が加わっていく。

 

「昔馴染みのよしみです。優しく葬って差し上げましょう。────『騎英の手綱(ベルレフォーン)』!!」

「千魔眼、解放────貴様の呪い、今融き落としてやろう──『強制封印・万魔神殿(パンデモニウム・ケトゥス)』!!」

 

 メデューサとゴルゴーンの宝具が、エキドナの魂に渦巻く怨念を穿つ。

 そして、トドメとばかりにヘラクレスの乱舞が始まる。雄叫びを上げ、切り裂き、殴り、蹴り、また切り裂き、殴り。斬って、殴って、斬って、蹴って、斬って、斬って、斬って斬って斬って──────。

 

「■■■■──────ッ!!」

 

 そして、ついにエキドナの胴体を袈裟に斬り裂き、致命傷を負わせることとなる。もはや治ることも治すこともできぬ傷を負った大蛇の美女は、無言の悲鳴を上げる。

 そうして、その巨体を地を鳴らしながら横倒しにしていくエキドナ。まもなく命潰えるというその間際、エキドナの口が言葉を紡ぐ。

 

『────あり……がとう……英雄、さん……』

 

 ニコリと微笑みを浮かべ、砂のように砕け散っていく。ゆっくりと消えるのではなく、今までそのカタチを保っていたのが奇跡と言えるぐらいに、粉々に。

 それをヘラクレスはただ静かに、しかし黙祷するかのように佇んで見守るのみであった。

 

 





ヘラクレス超活躍回。
そして超長くなっちまった回、すまぬす。

興が乗ったので筆を進めた。後悔も反省もしていない、むしろ清々しい気分だッ!!(割と本気で)

【修正版】サタンvs◯◯!!エンディングに見たいのは! 【主土下座】

  • 正義を夢見た守護者
  • ただ一度の為の魔神剣
  • 獣を追い続けた聖剣使い
  • 不遜なる薔薇の皇帝
  • 監獄より這い出た復讐者
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