【完結済】Fate/Grand Order 煉獄魔境大罪記ゲヘナ/虚ろなる煉獄の聖杯【長編版】 作:朝霧=Uroboross
リンボ出た!(宝具2) じっちゃん来ない!(爆死) 景清キターーー(゚∀゚*)ーーーー! アイェェェ!?カレン!?カレンナンデ!?
すんません……最近話をどう繋いでいこうかとスランプ気味なんでさぁ………。あでも『未完』で終わらせる気も、ましてや凍結する気もないのでご安心を!!
ほんとはこれ、全部終わってからにしようと思ってたんだよなぁ……
基本エリセ視点でいきます。出来ます(白目)。
私は『宇津見エリセ』。最近、この人理保障機関『カルデア』に呼ばれたばかりのサーヴァント……なんだけど、私自身、自分がサーヴァントになってるっていうことにはイマイチピンときていない。
あんまり長く話すのもあれだから、今の状況を話すね。
なんでも、私がカルデアに来る以前に、煉獄だか魔界だとかいうところの、正真正銘の大悪魔達との戦争があったとか。
その時に私も居たかったとは思うけど、やっぱり本物の悪魔だから、きっとかなり怖いはず。色々と複雑だけれど、いかなかくてよかったかもと思ってた。
「あぅっ!?」
「うぉっ!?」
やってしまった。色々と回想してたら、廊下の角で恐らく英霊だろう人とぶつかってしまった。
しりもちをついてしまったけだ、私は慌てて立ち上がって頭を勢いよく下げた。
「ご、ごごごっごめんなさいっ!!」
「お、おぉう、気にすンなって。嬢ちゃんケガァねぇか?」
そう言って、私の頭をわしゃわしゃと撫でてくる。すごく、優しい。
でも聞き覚えのない声で、誰だろうと思って顔を上げる。真っ黒なコートに、どういう原理で跳ねてるのかわからない緑の髪をした男の人。
「む?何事であるか?」
「んぉ、征服王」
角からひょっこりと顔を出してきた征服王──大王イスカンダルにびっくりして声が出なくなる。
どうにもなんにも言えなくて、私が口をパクパクさせていると、緑髪のお兄さんが気さくそうに話す。
「いやよゥ、オレがうっかりこの嬢ちゃんとぶつかっちまってな。ケガァねぇかとよ」
「ほう、お主程の者でもそういううっかりはあるのだな」
「そりゃあな」と呵呵大笑して和ませてくれるお兄さん。すごい、やっばり英霊になる人ってこういう人なのかな。
そう思ってポカンとしていると、通路の奥から、紅くて長い髪の男の人が走ってきた。その人は緑髪のお兄さんを見るとすぐさま駆け寄ってくる。
「ちょっ、兄貴ィ!探したッスよ!?マスターが呼んでるッス」
「おゥ、悪ィ悪ィすぐいくわ」
笑顔を絶やさず、気さくそうなその人は、少しだけ汗をにじませる紅髪の──オッドアイだ、珍しい──人に笑い返す。
それを見ていた大王様が残念そうにして見送ろうとしていた。
「ふむん、そうか。折角だから酒でも飲み交わそうかと思ったのだが……。うむ!では戻ってきた時にでも飲もうぞ!────『
グラトニー。それを聞いた私は思わず固まってしまった。だって、その名前を持っているのは、それを持つ存在は────
「"ベルゼビュート"でいいって何回言えばいいンだよ。ま、ちっと行ってくるわ」
どこからか大きな槍を取り出して、様になってる動きで手首でクルクルと回しながら肩に乗せるお兄さん──ベルゼビュート。
私はまだ、思っていた姿と現実との乖離に意識が戻らないままだった。そんな私に振り返ってニッカリ笑う。
「前には気ィつけとけよ、嬢ちゃん。じゃあな~」
そう言って、翻るコートの背中を、私はただ呆然と見つめることしかできなかった。
だって、だって。あの人はそんな気配も、空気も、見た目もしていなかった。本当に、気のいいお兄さんみたいな、爽快な人だった。あのお兄さんは────悪魔には見えない、カッコいい人だった。
「おっ、また会ったな嬢ちゃん」
「あっ」
突然だった。いつものようにマスター君に呼ばれて、いつも通り素材集めや情報収集のお手伝いをした帰り道。たまたま食堂に行く道で鉢合わせたお兄さん。
突然のことで脳がフリーズしてしまって、なんて声を掛けたらいいのかわからない。そんな私の隣で、ボイジャーが彼に近寄る。
「こんにちは、かぜのおにいさん。きもちいい、かぜだね」
「おン?おゥよ。坊主も、立派に楽しい"旅"してんじゃねェか」
また眩しいぐらいに清々しい笑顔で、今度はボイジャーの頭を撫でている。
わしゃわしゃと、ちょっと乱暴だけど、優しい撫で方。なんだ、そんなに緊張しなくてもいいのかも。
「あの……は、初めまして、ベルゼビュート、さん。わ、わわ私、う、宇津見エリセって、言います」
「おォう、嬢ちゃんは嬢ちゃんでガチガチだなオイ……ま、気楽に行こうや。ベルゼビュート。魔王なんてチンケなもんやってらァ。宜しくな!」
それから食堂に行く途中で、彼とは沢山の話をした。その中で驚いたのは、私達が人類史の中で呼んだのは、大半が低級で、そうであるからこそよく自滅するのだとか。
私が継ぎ早に質問しても、彼は爽々しく返してくれる。面白いことには一緒に笑ってくれたり、すごく優しい人だ。やっばりこの人が悪魔だなんて────
「────っ!?」
殺気!?もしかして敵!?うそ、なんで!?カルデアの中に敵は来ないはずじゃ!?
突然の殺気に驚く私に、お兄さんは頭に手を置いて落ち着かせてくれる。
「おうおう、落ち着きな嬢ちゃん。それと────その辺にしとけよな、『リリス』」
「────…………むぅ」
なんか物凄くジト目で見られてくるんですけど!?しかもなんか膨れっ面されてるし……私、何かしたかな?
と言うより待って欲しい。今、明らかに『リリス』って……。それってもしかして……。
『ちょっとリリスー?勝手にどっか行ってどう────あー、そういうこと?』
私を睨み続けるリリスの後ろから、ニマニマした感じがするちっちゃい竜。
さらにその横から新たに人影が2つ出てくる。
「あら?あらあらあら、なんだか面白い状況ねぇ?」
「嗤う趣味は最早ないが……これは日常としてはなかなかに面白いな」
さらに背後からの声。
「アーニキィー!うっへぇ!?『
「何よ、いたら悪いのかしら?」
どんどんと集まってくる人達──悪魔なんだけども──に囲まれつつある私は、どうにもこうにも動けない状態になっていった。
「なになに~?なんか面白いことしてる的な~?」
「うひゃぁ!?」
耳元のすぐ近くで、ものすごく胡散臭くておどけた声が聞こえたさいで変な声が出る。正直、ものすごく恥ずかしい。
「イエーイ、ナイスリアクショ~ン♪」
「だァァッ!!お前らうるせぇ!嬢ちゃん困ってンだろが!あとアザゼル!テメェはすっこンでろッ!!」
蜘蛛の子を散らすかのように腕を降って、私達の周りを開けさせてくれるお兄さん。
その後解散して、とは言っても皆食堂に行くから同じ道なんだけど。でも、その直前にアザゼルさんとか言う人が、
「あの世の力に飲まれちゃダメだヨ?巧く使いな~」
って小声で言われたのにはビックリした。私のこの力は、私ですらこのカルデアに来るまでよくわかっていなかったのに。あの人は一発で看破してきた。
この件で、私の中でアザゼルさんに対する警戒度は上がったのだ。だって胡散臭い上に怖いんだもの……。
【宇津見エリセのレポート】
ベルゼビュートさんはかっこいいお兄さん。マモンさんはチャラそう……。リリスさんは、なんか、怖い。アスモデウスのお二人さんは終始ニコニコでもどかしかったなぁ。アザゼルさんは……なんか……怖い…………。
アザゼルは結局警戒される。ま、是非もないヨネ!!
彼も色々あってあんなのになってますけど、実際問題、悪魔の中でも一、二を争うほど頭いいですからね、彼。
本編も筆が進み次第即座に書き足していきます。できる限り気長に待って頂けると幸いです、はい……。
(*´・ω・`)
【修正版】サタンvs◯◯!!エンディングに見たいのは! 【主土下座】
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