【完結済】Fate/Grand Order 煉獄魔境大罪記ゲヘナ/虚ろなる煉獄の聖杯【長編版】   作:朝霧=Uroboross

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大変長らくお待たせしましたァ!!(ドゲザァ)

前回、『ゲーティア舐めすぎ』っていう反響がすごかったので、その説明をしつつ話を進めていきます。

作者ゲーティア大好きなんだけどなぁ……いかんせん、真性悪魔のチートさを考えると、ね……(遠い目)



7-7 The sealeding kaiser´s

 

 バベルの街から抜け出して、自らのサーヴァント達が足止めするサタンの元へと駆ける。

 六つの頭からは怪光線が連続して放たれ、それに伴って響き渡る激戦の音が、立香達の耳に入る。

 

「もう始まってる……っ!」

「ペースを上げるぞ。マスター、行けるか」

 

 先導するエミヤの問いかけに、立香は走りながらも頷いて答える。

 そんな中、遠くから何かが走ってくるかのような爆音が鳴り響く。

 

「────イィッヤッハァッ!!」

 

 砂埃を巻き上げ、立香達の前に停まる一台のバイク。たなびく緑のトサカ髪を揺らすベルゼビュート。

 向かう途中で二手に別れたはずの大罪魔王達が、ようやく合流した形となった。

 

「よう兄弟、元気してたか?」

「ベルゼビュート!どこ行ってたの?」

 

 思わず足を止めた立香達。よくよく見ると、ベルゼビュートのバイクの最後部に、グッタリとしている者がいた。

 

「私こういうの厳しいと思うんですけどね……」

「うぅっぷ……同意するよ……」

 

 二つのバイクに二つの伸びた影。いわずもがなマクスウェルの悪魔とベルフェゴールの二名である。片や疲れきったかのように体を沈ませ、片や酔ったようにうずくまる。

 かぶりを振ってなんとか立ち上がるベルフェゴールが、立香の放った質問に答える。

 

「ふぅ……うんと、ね?実はこっそり、塔の中で、色々と資料を探してたんだよ」

 

 マクスウェルの悪魔が、懐からいくつかの資料の束を取り出す。

 

「これによるとどうやら、大罪魔王の皆さんの力を一部吸収し、その本領を発揮できない状態にされているそうで。その力が流れた先が、あの竜頭みたいですね」

 

 醜態から取り直すべく、饒舌な説明で現状を話すマクスウェルの悪魔。

 その資料の束にはかなりの量が書かれているはずだが、それらをかみくだき、簡単な説明に落とし込めた解説であった。

 

「気にならねェレベルで抜かれてたみてェでな、いつの間に弱体化してたってワケよ」

「俺から奪うとか許せねぇぜ……兄貴ィ、久々にカチキレそうでさァ」

 

 外見は平然としていたり、普段通りにしていたりするが、実際内面は怒りで煮えくり返っているのである。

 実際に、彼らの怒りはオーラとなりプレッシャーとなって放たれていた。

 

「──ので、取り返します」

 

 乾いた音が響いて我に帰る。ベルフェゴールが手を叩いて、しかしあまりにも無理難題に近いことをさらっと言いのける。

 唖然とする立香のサーヴァント達を余所に、魔王達はさも当然が如くサタナエルへと身体を向けていく。

 

「なっ、君たちだけでアレと相対する気か!?」

「それしかないでしょう?」

 

 なんでもないかのようにさらりと返す。何も言い返せず閉口するエミヤ。

 目だけを立香に向けて背を向けるベルゼビュートが、立香に話しかける。

 

「おう兄弟、指示をくれ。今はテメェが大将だぜ」

「ッ!!」

 

 はっとしたようになる立香。たなびくコート、それはまさしく背中で語ると言わんばかりの風格を放つ。

 彼らと令呪による繋がりは無けれど、それでも立香は意を決した風に声を上げる。

 

「魔王全員に告げる!本来の力を取り戻し、そして──俺達と戦ってくれ!」

「「「任せろ、契約者(マスター)!!」」」

 

 一瞬にして魔王達が跳んでいく。その姿は気付けば遠くになっており、残ったのはベルフェゴールだけであった。

 

「──僕達悪魔はね、先天的に"固有結界"が使えるんだよ」

「えっ」

 

 ベルフェゴールが一人ごちるように語り出す。だが、その内容は驚くべきものであった。

 

「それに加えて、大罪魔王ぐらいになると、世界そのものを塗り替える"侵食固有結界"が使えるんだよ」

 

 

 ──ベルゼビュートは、雷と暴風による竜巻と嵐が一帯を埋め尽くす破壊の世界。

 リリスとレヴィアタンは、入れば決して抜け出せない渦巻きだらけの魔の海。

 ルシファーは、神界にも近い神聖さと浄化の鐘が鳴り響く霊廟。

 アスモデウスは、もう見ただろうけど、愛欲の衝動に溺れさせる都市国家。

 マモンは、溢れんばかりの、触れば死の呪いがかけられる金銀財宝の山。

 僕のは、方舟で見せたあの塞城かな。

 

 出会ったときの挙動不審はどこにやら、朗々と遠くを見ながらに語るベルフェゴール。

 とはいえ、語られる内容はあまりにも突飛なもので、以前ついていけてないものが多かった。

 

「あっ、あぁごめんね。えっと、何がいいたいかって言うとね」

 

 その様子に気づいて、うなりはじめる。考えをしぼっているのか、シワを寄せて困ったような反応をする。

 

「少なくとも、本気を出せるなら──」

 

 そうして立香を見据えると、こう言い放つ。

 

「同じ土俵に立った瞬間に、どんな相手でも僕らに負けてるよ」

 

 さもありなんと平然に言うベルフェゴール。あっけに取られる立香らに、苦笑いを浮かべながら続けていく。

 

「だって、知恵あるもの如きが、僕ら知識の具現体に、勝てるわけないでしょ?」

 

 いつものベルフェゴールには見られない、圧倒的下に見た発言。

 しかし、それには不快感よりも、隔絶された実力差が如実に現れているかのような、強者の余裕があった。

 





説明になってねぇよバカヤロー(殴)

次回更新に合わせてなるべく早く更新して辻褄あわせていくのでどうか平にご容赦下さいお願いしますなんでもしますから(なんでもするとは言っていない)。

【修正版】サタンvs◯◯!!エンディングに見たいのは! 【主土下座】

  • 正義を夢見た守護者
  • ただ一度の為の魔神剣
  • 獣を追い続けた聖剣使い
  • 不遜なる薔薇の皇帝
  • 監獄より這い出た復讐者
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