魔獣創造がはっちゃけた   作:静かなるモアイ

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国際的なレーティングゲーム?

多くのマスコミの方々がアッチ系統に目覚めてしまった駒王学園のオープンスクールの翌日。

 

一誠はエンマに連れられて、外務省の食堂にやって来ていた。ここならば報道陣はやって来ないし、問題は無いだろう。喫茶店等で話しても良かったが、今は宇宙空間を何も考えずに漂っているコカビエルがばらした裏側の実在のお陰で報道陣が日夜問わずやって来る為である。

 

「ここならマスゴミはやって来ない。そんじゃあ、試作とは言え、新しいレーティングゲームの基本的なルールを改めて説明するぞ」

 

一誠と向かい合うように座り、机の上にはレーティングゲームの資料を置いたエンマ。しかし、エンマと一誠はレーティングゲームの記録映像(グレモリー父秘蔵の品)は見たことが有るが、実際にはやったことはない。ハッキリと言えば手探りな感じである。

 

「アジュカさんから聞いたんですけど、登録制に成るんでしたっけ?」

「そう。その上、兵士以外の駒のコストは無限。簡単に言えば神様だろうが俺だろうが、1つの駒で出れるんだよ」

 

本来ならばレーティングゲームに出るには眷属を持つ悪魔と、その眷属の駒を直接反映させる。つまり、悪魔ではないと出れなかったのだが…新ルールでは登録制。悪魔の駒で転生させる必要が無く、兵士以外の駒では1つの駒で登録可能なのだ。従来では騎士×2で悪魔に成った人材は騎士×2扱いと成るのだが、このルールでは騎士×1として出れるのでメンバーの汎用性や出場人数も増やせるのである。その上、登録制なので…別の日には戦車として登録した人を騎士としても出すことが可能なのである。

 

「だけど…兵士はそうでは無いらしい。そりゃそうだ。兵士の駒は全部で8つ。8人全員神クラス出されてみろ…誰だって実力と数の暴力で圧勝できるわ」

 

だが、兵士はそうではない。エンマも言ったように兵士の駒数は8つ。その8つ全てを神クラス8人として登録すれば最早…ゲーム処では無いのだ。

 

「一応、悪魔の駒としての兵士5つ分の価値として兵士1つとするそうだ。

一誠のコストは3だから悪魔の駒で転生させるには15個必要だな」

 

しかし、悪魔の基準ではなく世界全土の基準としており、新ルールでの兵士1つ辺りのコストは転生させる際の5つ分としているのだ。兵士5つで漸く転生出来た悪魔は兵士1つのコストに成る。この事により、今までのプレイヤーは新たなメンバーを増やせるだろう。

 

「所で…エンマさん達のコストは?」

「俺は8つ、どんなに強くても8つが上限に成るからな。参考までにトビオが6つ、阿部さんは5つだな」

「俺、阿部さんよりも弱いの!?てか、阿部さん強すぎだろ!!なんだよ!!普通に転生させるには25個必要って!本当に自動車整備士なの!?」

 

阿部さんの本業は自動車整備士。只の整備士とは言え、ホモォな良い男のコストは5。眷属に加えるには兵士25個必要と言う驚愕の真実を知ってしまい、一誠は心に大きなダメージを受けた。

 

しかし、ふと資料を見た一誠は有ることに気付いた。それはサーヴァント枠という物だ。サーヴァントと言うのだから、使い魔という事だろう。今までのレーティングゲームには無かったルールだ。

 

「サーヴァント枠ってなんすか?今までは無かったですよね」

「読んで字の如く、使い魔の枠だ。アジュカ曰く、今までのレーティングゲームでは強い使い魔は出すことが出来なかったらしい。だが、悪魔以外もレーティングゲームを楽しむなら、使い魔は必要だ。

日本の五大宗家は聖獣を使役したり、インディアンのシャーマンは精霊を操る。そんな使い魔と共に戦う人は従来のルールでは戦えないだろ?だから有るのさ」

 

確かに霊能力者、シャーマン、精霊を操って戦う人は使い魔は必須だ。いや、それ以外にも使い魔を指揮して戦う魔術師も使い魔を使わなかったら戦えない。そんな彼等もレーティングゲームを楽しむために新たに作られたのだ。

 

「サーヴァント枠は1人1枠貰えてな。誰でも使い魔を連れていける。但し、使い魔はマスターとして登録した人物が倒されて失格に成ると共に失格に成る。

例えば、俺がスピリット・オブ・レインを俺のサーヴァント枠として登録する。レインがリタイアしても俺はリタイアしないが、俺が倒されたらレインもリタイアするって事さ」

「成るほど。てか、アンタ本人が強いからサーヴァント絶対に要らないだろ!」

 

サーヴァント枠はかなり強いルールだ。しかし、サーヴァントは登録されたそのサーヴァントのマスターも倒されると共に失格と成ってしまう。ならば、強い使い魔に苦戦すれば、その使い魔のマスターを倒せばその使い魔もリタイア出来るという訳だ。

持霊や受肉してるしてない含めた英霊のサーヴァントを連れた人からすれば、このサーヴァント枠は非常に有難い。だが、それは悪魔も言えるだろう。なにせ、今までのレーティングゲームでは出せなかった強力な使い魔をサーヴァント枠として出せるのだから。

 

「それに…唯でさえ強いエンマさんが甲縛式オーバーソウル ワダツミを使うんでしょ?倒せる人間居ます?」

「さぁね。神様なら居るんじゃないのか?俺の予想通りなら、全員が理不尽だと思うぞ」

 

神とは本来、人間が逆立ちしても勝てない存在である。そんな存在が相手なら、いくらエンマが人間では最強だとは言え分からない。なにせ、神を倒せた神滅具保有者は歴史に誰も登場して居ないのだから。

 

「そんで…サブメンバーを含めれば大分集まったが…学業とかも有るしな。初戦のゲームはこんな感じか」

 

王 千手エンマ サーヴァント枠スピリット・オブ・レイン

 

女王 南光太郎 サーヴァント枠 未定。

 

戦車 葉王 サーヴァント枠 スピリット・オブ・ファイア

 

騎士 幾瀬トビオ サーヴァント枠 未定。

 

騎士 シエル サーヴァント枠 未定。

 

兵士×3 兵藤一誠 サーヴァント枠 未定。兵士×5 琥珀さん サーヴァント枠 沖田さん。

 

「まあ、強制参加のお前を除けばレギュラーメンバーは俺、てつを、トビオ、シエルの社会人しか居ないしな。

今回は琥珀さんと葉王しか集まらなかったわ」

「五大精霊が2体も揃ってるんですけど!!」

「あっ!明日、メンバーの顔合わせだから…宜しく!」

 

飛びっきりの笑顔でそう言ったエンマ。しかし、肝心の一誠はと言うと…

 

「急すぎるわ!!」

 

当然の反応である。




次回!初回レーティングゲームの顔合わせ。

そしておバカ(エンマ)とボケ担当(琥珀さん)が揃うとき、一誠の胃は死滅する。

更にイーブイを借りパクした人が遂に明らかに!?
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