「ふむ…国際的なレーティングゲームですか。私はありですね」
一誠とエンマが顔合わせを行ってる頃。三大勢力改め二大勢力の首脳ことアザゼルとミカエルは話し合っていた。
彼等は近々行われる新レーティングゲームの試合を日本代表と行う事に成ったのだが、ミカエルは何処か楽観視している節が有る。と言うのも、彼はシュールストレミング事件でしかエンマと関わった事が無いからと言えるかも知れない。だが、そんなミカエルに対してアザゼルは今後、自分達にレーティングゲームで降りかかる理不尽を思い…ガチガチに震える。
「お前は…お前は知らないからそんな事が言えるんだよ!!」
アザゼルは震え、手に持っていたコーヒーカップが物凄く震えて中からコーヒーが吹き零れる。無理もない、アザゼルはこれまで不本意とは言え、エンマと関わってきた。
一度は暗殺しようとしたが、愉快なサブカルチャー軍団に追われて殺されかける。二度は保護し、堕天使勢力に迎えいれようとした…だが、その時は蒼崎姉妹の姉妹決戦に巻き込まれ…蒼崎姉の本気の攻撃を受けて死にかけたが制御装置が外れてマダラ+柱間な体質に変化し完全に覚醒…手に負えなくなった。それから10年以上月日が流れたウツセミ事件でもばったり遭遇、アザゼルは事件に巻き込まれた神器を宿した高校生2人を保護し、黒刃の狗神も保護しようとしたが…タッチの差でエンマがトビオを保護し、ばったりと遭遇…その年、アザゼルは胃潰瘍に成った。
「アイツを人間だと思うな!!コカビエル程度倒して楽勝じゃない!!仮に俺が千人居ても…万人敵わない!!アイツは……神話さえも滅ぼせる」
倒しても倒しても…空気さえ有れば復活する五大精霊。色取り取り、様々な理不尽な力を持つ伝説のポケモン。火力の可笑しいGODZILLA。物量作戦な火星ゴキブリ。そして…
「あの…あの千手観音はマジでヤヴァイ!!一度しか見たことは無いが、あのサタナエルと無数の配下を一瞬で肉片に変えたあの千手観音は…」
今でもアザゼルの脳裏に思い出す光景。首脳会談の時は誤魔化す事が出来たが、今思い出しても恐ろしい光景がアザゼルの脳裏を過る。
山よりも遥かに大きく、ゴジラさえも小さくみえる程の巨大な真数千手。その真数千手から繰り出される神速の拳の壁…そう壁だ。余りにも拳の数が多すぎて壁としか表現できない。その拳の壁でどうする事も出来ず、挽肉に変わったグリゴリを裏切った嘗ての幹部達。
「はぁ…ひぁ…ひぁ…」
「アザゼル!落ち着くのです!!」
当時の事を思いだし、過呼吸になるアザゼルとそれを宥めるミカエル。
そんなミカエルの手にはレーティングゲームのメンバー表が有った。
王 ミカエル
女王 バラキエル
騎士 ヴァスコ・ストラーダ
戦車 ガブリエル
戦車 ウリエル
僧侶 デュリオ
兵士×4 ヴァーリ・ルシファー
サーヴァント枠は未だ決まってないが、それでも堕天使と天使を合わせて選りすぐりのメンバーを集めた。歴代最強と称される白龍皇に、伝説のエクソシストであるヴァスコも居るのだ。
「ダメだ…ミカエル。五大精霊なんて…千手エンマは手加減している。千手観音を使われたら…本当にお仕舞いだ」
一方…エンマ達は三咲町の喫茶店で数名の男女と話をしている。
てつをこと、南光太郎にトビオという一誠も知っている人は居るが、他の人物は知らない。
シスター服を着た若い青い髪の女性に、割烹着姿で膝の上にイーブイを乗せた一誠よりも少し年上の女性、和服姿で髪の色素が薄い少女、そして火の玉モードのスピリット・オブ・ファイアを連れた長い髪で一誠よりも少し年下の少年だ。
「一誠は初めて会うな。この青い髪のシスターはシエル。元は教会でエクソシストをしてたが、色々あって破門に成ったイリナとゼノヴィアの先輩だ。今は外務省で働いてるぞ」
「初めましてシエルです。貴方が兵藤君ですね?噂は色々と聞いてますよ」
彼女はシエル。元エクソシストであり、実は最強クラスのエクソシストだった事は裏側では有名な話である。
「そんで…この割烹着を着た人が琥珀ちゃんだ。今は遠野財閥の遠野家で使用人をしてるリアルメイドさんだ」
「どーも!!琥珀さんです!貴方の事はエンマさんから聞いてますよ!何処までボコボコにしてもめげずに頑張り、絶えずツッコム勇者だと!」
「なにいってんだ!?この上司!!誰が勇者だ!!」
この人は琥珀さん。普段は遠野家という大きな家で使用人として働いている。実は物凄い天才であり、エンマの忍者装備を作ったのも彼女だ。
「それじゃあ、御近づきの品にこれをどうぞ」
琥珀さんは何処から観賞用の植物を取り出して一誠に手渡した。しかし、その観賞用の植物は何処から見ても
「パックンフラワーじゃねぇぇか!!」
スーパーマリオに出てくる大きな口が特徴のパックンフラワーである。しかも機敏に動いており、パックンフラワーは一誠を食べようと体?茎?を機敏に動かす。
「あっ、その子。私が遺伝子改良で作ったんですよ!どうです?今なら500円で良いですよ」
「金とるのーー!!」
一誠のツッコムは今日も響く。
「此方が沖田さん。平行世界の沖田総司で、琥珀ちゃんのサーヴァントだ」
「はい!沖田さんです!宜しく……ごは!?」
「血を吐いたーーーーー!?」
彼女は沖田さん。女性として生まれた沖田総司であり、琥珀さんのサーヴァント。但し、病弱。
「此方が葉王。ただ、葉王は数年前の記憶が無い。元の名前も不明だ…昔は神器を宿していたらしいが、今はない」
「宜しく」
スピリット・オブ・ファイアを連れた少年は葉王。一誠よりも少し年下のようだが、以前の記憶は無い。エンマと葉王の師である青子は何処にも伝えていないが、元宿していた神器は神滅具 獅子王の戦斧だと思われる。しかし、本来は神器と宿り主がバラバラに成ることは先ず無いのだが、葉王は一度死んだ身であり、死んでからエンマに発見されて蘇生されるまでの間に神器が悪魔の駒で転生されたと推測している。
「因みに前。イーブイが借りパクされたって言ったろ?その張本人が琥珀ちゃんだ!」
「そうなのだ!ブイ!」
「イーブイブイ!!」
数日後。一誠の胃はエンマと琥珀さんの手で死滅する。
次回!再び行われる首脳会談。そこで、一誠は世界を脅かすテロ組織 禍の団を知るが?
「アメリカは同意してくれました。日本もどうです?」
「え?だって禍の団の創設者…堕天使じゃん。俺が殺したけど」はなほじー