「リアス先輩!頑張って下さい!」
「リアス先輩!応援してますよ!」
リアス・グレモリーは神仏の実在が証明された後でも、駒王学園で大人気だ。容姿良し、性格良し、誰もが憧れる御姉様の為か人種は関係無い。強いて言うなら、悪魔に転生したいと申し出る後輩達が増えたことだろう。
「ありがとう。頑張るわ」
だが、リアスは転生の申し出を全て断っている。今までの彼女ならば喜んで眷属に迎え入れたかもしれない、しかし今の彼女は難民だ。いや、難民だからと言ってもそれは関係無いだろう。なにせ、レーティングゲームに出る為に転生する必要はもう無いのだから。
そんなリアスは今日もオカルト研究部として活動する為に部室に向かう。とは言え、神仏の実在が証明されて、悪魔の旧政府が我等が問題児の手で滅ぼされてからは日頃のオカルトも研究しており、以前のような悪魔の隠れ蓑としての使い方はしてないのだ。
ふと、道中でスマホを確認するリアス。実はリアスは学外でもレーティングゲームの参加メンバーを探しており、定期的に返事が来てるかどうか確認してるのだ。現在、リアスチームは木場くんがサブカルチャー汚染という覚醒を遂げたが、まだチーム全体としては未熟。出来れば即戦力が欲しいところである。
「取り合えず、彼と彼は参加を表明してくれたわね」
スマホにはスカウトした人物が参加を決意したメッセージが届いており、リアスは笑みを浮かべる。彼等の力が有れば、間違いなく戦えるのだから。
リアスの夢はレーティングゲームのトップランカーになり、やがては世界王者に成ることだ。だから、旧政府が滅んでも彼女の夢は終わらない。寧ろ、レーティングゲームを国際的にしたオーディン国王には感謝してる程だ。
「さあ!!私達の時代よ!!」
だが、リアスお嬢様は知らない。来年、本格的にレーティングゲームの世界大会が始まり、神クラスを倒して天狗になった頃。エンマ達にフルボッコにされる事を。
夕方。場所は変わって喫茶店。
そこにリアスは自分の女王である朱乃を連れて、やって来ていた。リアスと朱乃の前には3人様々な種族の男性が立っており、この3人がリアスのチームに入りたい人達だ。
「部長…彼等が」
朱乃の言葉に頷くようにリアスは頷いた。その3人の中には白龍皇のヴァーリを筆頭に戦力に成りそうだ。そのヴァーリを除いた2人だが、1人は何処からみても動く鎧のデュラハン。もう1人は魔法少女のようなコスプレをした世紀末覇者と言っても過言ではない漢だった。
「チェンジで」
「なんでよ!!」
だが、朱乃はチェンジを要求する。当然だが、デュラハンと白龍皇は兎も角…魔法少女のコスプレをした世紀末覇者は流石に無理が有った。
「と…取り合えず紹介するわね。白龍皇のヴァーリ・ルシファー、デュラハンで駒王在住の警備員 ノーヘッド・本田・ベルディア、駒王の町役場で働く魔法少女のミルたんよ!!」
白龍皇のヴァーリ。彼は有名だから説明は不用だろう。未来永劫最強の白龍皇と太鼓判を押していたがRXに半殺しにされた可哀想な少年だ。
続いてノーヘッド・本田・ベルディア。彼は見て分かる通り、デュラハンの妖怪であり普段は警備会社で働いている。
そして最後に魔法少女のフリフリで可憐なコスプレをした世紀末覇者、ミルたんである。実はこう見えてミルたんは町役場で働いているのだ。
「一応、ヴァーリが兵士×5。ベルディアさんが騎士、ミルたんが戦車よ!」
朱乃は今後の展開を思い、胃を抑えた。
数日後。ソーナチームとのレーティングゲームが行われたが。
「ミルたんブレイバーーー!!」
「おパンツまるみぇぇえええええ!!」
「有給ラッシュ!!!」
ミルたん、ベルディア、真魔人化モデルバージルになった木場くんのお陰で、リアスチームはソーナチームに対して圧勝した。
「こんな…こんな事って」
朱乃は胃を抑え、痛くなる胃を我慢した。