魔獣創造がはっちゃけた   作:静かなるモアイ

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英雄派(笑)のその後


英雄派(笑)のその後

英雄派(笑)が逮捕され、暫くの時が流れた。

 

裁判も無事に終わり、英雄派(笑)の方々は様々な時を過ごすしかないのだ。

彼等が行った罪だが、不法入国、武器等の危険物所持、殺人未遂等々である。だが、実際に行ったのは不法入国と危険物所持位であり他の罪状は未遂である。その上、彼等がテロリストに成ったのは祖国で神器を宿していたが故に迫害されたり、差別されたからであり、未だ情状酌量の余地が有る(恋人との仲を認められず、テロリストに成った自称アーサー王は別)。

 

というか、ぶっちゃけると他の国が保護や人として平然と暮らせる制度を影から作っていたらそもそも英雄派なんて出来なかったのだ。無論、この英雄派(笑)の有り様を受けて各国は知らん振りをしており…

 

「えっ?英雄派が出来たのは我々が彼等を差別や迫害したからって?はは…知らんな」

 

とこの有り様である。そう、知らんなと言われた限りは此方も好きに出来る。その結果、日本政府が選んだやり方が。

 

「まあ、お前達は元テロリストだ。結果的にやったのが不法入国と危険物所持だけだったとしても、仕方がないよな?」

 

鑑別所から出てきた英雄派達のメンバーを見回し、彼等に色々と説明するエンマ。

英雄派の多くは無国籍児だ。中には様々な国で悲惨な事をされて逃げてきた人々も多い。外国籍であり、身元も確りと判明してる自称アーサー王(本名アーサー)と自称ヘラクレス(本名ポチョムキン)は各国に強制送還された…勿論、体に飛雷神のマーキングを施されてである。

では目の前の英雄派(笑)の構成員達は何か?戸籍もあやふやであり、差別や迫害を受けた構成員の方々だ。中には現在、天界や教会と裁判で争っている自称ジークフリート(本名ジョバンニ)とリーダーである自称曹操(本名不明)も居たのだ。

 

「執行猶予扱い。簡単に言うと一定期間は刑の執行を猶予して、普通に過ごして良いよだ。

その間に悪いことをすると、檻に収監されるから宜しく」

 

英雄派達に言い渡された刑は執行猶予5年の懲役。だが、英雄派の構成員は殆どが未成年だった。未成年ではなく成人してたのは自称曹操と自称ヘラクレス位であり、極僅かであったのだ。

 

「だが、お前達は元テロリスト。ただじゃ執行猶予には出来ない」

 

しかし、英雄派は元テロリスト。その為に執行猶予として釈放された構成員の皆様には飛雷神のマーキングが体に施され、レーティングゲーム以外では神器を使えないようにエンマの手で封印術も組み込まれたのだ。

飛雷神のマーキングを施され、更に日常では神器を使えないように封印術もかけられる。その条件を受けて、英雄派の方々は執行猶予だが自由を手に入れたのだ。

 

「ですけど…私達、日常生活なんて送った事はないんですよ!」

 

1人の構成員がそう言う。彼女の言うとおり、英雄派(笑)の皆様は日常のような平和な日々を送ることが出来なかった。差別や迫害、親からも捨てられる。そんな日々を過ごしていた故に、日常に過ごせる自信が無いのだ。

 

「説明は未だ終わってないぞ?お前達の為に、職業訓練プログラムを用意した。

林業、農業、漁業、食品加工業等々の様々な職業訓練を受けてもらう。途中で変更も可能だし、住み込みで給料も出るから良いぞ」

 

そう、そんな英雄派(笑)の皆様の為に日本政府は職業訓練を用意したのだ。全ては英雄派(笑)の方々が平和に日本で暮らせるようにする為である。

 

 

 

「此処が指定された農園か」

 

農業訓練コースを選んだ自称曹操と一部の構成員の方々は大きな農園にやって来ていた。

その農園は広く、看板には「カタッシュ農園。出資者 久遠寺財閥」と書かれていた。どうやらアリスの父親であり、イナバの祖父である久遠寺財閥の代表が出資してる農園のようである。いや、農園の筈なのに立派な古民家まで有り、家畜としてヤギや乳牛も飼ってる事から規模は小さめな牧場だ。

 

そこは多くのポケモン達や従業員も働いており、楽しそうな職場だった。

 

「良く来たな。俺が、ここの代表であるカルナだ」

 

その声が聞こえ、曹操達は声の方を振り向く。そこには鍬を持ち、オーバーオール姿で明らかな農民と成ったインドの大英雄カルナが立っていたのだ。

 

インドの大英雄。久遠寺財閥のサポートを受けて、農園の代表をしていた。因みにカタッシュ農園は久遠寺財閥が経営しており、場所は三咲町である。

 

「話は火影から聞いている。だが、先ずは着替えてもらうぞ」

 

そして、曹操達はカルナの手でオーバーオール等の農作業着を手渡され強制的に着替えさせられる。

 

今、此処に曹操達のリライフが始まったのだ!!

 

 

 

 

 

 

 

その頃…テレビでは。

 

『帝釈天さん。一言無いんですか?』

 

英雄派(笑)のシンパであり、金銭面でサポートしていた帝釈天と孫悟空は謝罪会見を開いていた。

 

『『此度はお騒がせして、申し訳有りませんでした!』』

 

2人は謝る。何故なら、実際にテロリストに協力したのは事実だし、同時に問題児が送ってくるかも知れないシュールストレミングが怖いのだ。

 

『孫悟空さん。貴方の末裔が自称孫悟空と名乗ってた件ですが』

『私の末裔が御迷惑をおかけして、申し訳有りませんでした!!』

 

後日…自称孫悟空こと美猴は帝釈天と孫悟空に怒られ、お寺での修行を言い渡されたとか。




カルナ、農園の代表となる(笑)
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