魔獣創造がはっちゃけた   作:静かなるモアイ

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結論、理不尽。


バレちゃった後

12月10日。

 

聖書の神の不在が明かされてから2週間の日時が流れた。エンマとオズマ大統領の会話を録画したニコ生から流れた情報だが、キリスト教圏やイスラム教圏は大混乱ではすまされない程に衝撃が流れた。

 

アメリカ大統領とローマ法王、そしてミカエルにアザゼルが緊急会見を開き、神の不在を告白。死因まで見事にきっちりと答えてもらった。とは言え、日本政府と日本神話はエンマの第6の魔法(グレート・スピリッツ)で真実を知ってはいるが。

 

『大統領!!どういう事ですか!!』

 

『事実…事実なんだ!!』

 

オズマも最初の内は嘘だと言っていたが、誤魔化せる訳がなく真実だと認める。勿論、それはローマ法王も当然であり、ローマ法王も世界を守る為に嘘を吐くしかなかったと謝罪している。

 

『ミカエル様!アザゼルさん!!説明を!!』

 

『事実です。主は…我らの父は亡くなってます。もう、千年も前に成ります』

 

千年も前から唯一神は崩御されていた。その真実は世界に大きな衝撃を与えたのだ。

 

『主は…千年も昔、多くの神器を作り続けては人の子の力に成るために配布してきました。

神器の材料は様々で、中には強大な力を持った宝具や魂等です。主はその中で、とある神ととある剣に目をつけました。

それは日本の神 伊邪那岐命と彼が持つ天之尾羽張です。我らと主は人類の未来を紡ぐ為に、世界を放浪してた伊邪那岐命を暗殺。彼の持つ天之尾羽張を神器に改造しました。ですが、霊体と成った伊邪那岐命が主に報復として呪いをかけたのです。

その後…主は草薙の剣を神器に変えようとしましたが、呪いの進行で死去。勿論、呪いにかかった経緯が伊邪那岐命を殺した事ですので日本神話に頼むことも出来ず、そのままお亡くなりになりました』

 

ミカエルはありのままの事を話した。何れエンマの手でばらされる可能性も有り、自分の口で告げたのだ。そして、同時に草薙の剣が折れた原因も判明。それは神が神器に改造する為に折っちゃったのだ。

 

『だが…神は亡くなって千年も経つ。だけど、俺達は生きている。終末ではなく今を生きている。

神が居なくても世界は回るさ、俺達は神が遺したこの世界を守る義務が有る』

 

アザゼルのいう通り、神が居なくても世界は回る。だが、そう平和な事ではすまされない。

 

 

12月18日。

 

『神秘の秘匿を明らかになった原因、千手エンマとそれに協力する日本政府と日本神話に宣戦布告する』

 

と魔術協会が

 

『主が死ぬ原因と成った日本神話とそれに協力する千手エンマを赦すな。宣戦布告する』

 

と聖堂教会にある国、とある国、さる国が日本に宣戦布告。まさかの第三次世界大戦の勃発と成った。当然、日本は考えを改めるようにと停戦を何度も申し出たが、答えは否。

因みにイタリアはヘラクレスの意見を聞いて、真っ先に中立に成った。

 

「おら、天使長。今すぐ聖堂教会と国々の軍隊を退かせろ。さもなくばお前の家に数多のシュールストレミングの中身を送るぞ」

 

当然、エンマも戦争には反対だ。戦争すれば日本は兎も角大勢の犠牲者が出る。そんな事は反対だ。しかし、神の不在が明らかになり、改めて天界のトップに成ったミカエルの力が有れば聖堂教会は停まるのか?

 

『私も何度も何度も止めろと言ってるんです!!ですが…彼等は一向に聞いてくれません!!

ガブリエルやデュリオを向かわし、アザゼルも協力してくれますが…彼等は私達の話を一切聞いてくれないんです!!』

 

ミカエルが嘆くのは当然だ。まさか、同盟を結んでいた各国の一部が日本に対して宣戦布告。

理由は魔術協会はアレだが、他の国々は聖書の神の仇を取るためなのだ。もう、彼等はミカエルの話に耳を傾けてはくれないだろう。

 

「なら、最後に伝えろ。死にたくなかったら、戦場には出てくるなとな」

 

エンマは通話を切り、1人で戦地…それも敵の本丸に向かう。既に自分の木遁分身×100が戦っており、その木遁分身全員が完成体スサノオを展開して海上防衛を行っている。

 

「くるな!!」

 

「主の仇だ!!」

 

「神秘の秘匿を破った大罪人め!!」

 

様々な言葉を発し、向かってくる連合艦隊。その本隊にやって来たエンマは

 

「口寄せ…バハムート零式」

 

敵の艦隊を跡形も無く消し飛ばした。

 

その後…日本に宣戦布告した国と勢力のトップに飛雷神のマーキングを施し、次は無い。次はお前達の所に直接五大精霊かGODZILLAを送る。と脅し、第三次世界大戦は呆気なく終了した。

 

 

 

12月23日。

 

戦争も無事に終わり(日本は)、エンマは事後処理を政府に任せて自宅でジャンプを詠んでいた。だが、その表情は何処か悲しそうだ。

 

「エンマさん……」

 

ここ随分とシリアスな話が続き、エンマは全然はっちゃけてない。孤児院に遊びに来た一誠は暗い展開続きで何処か悲しそうなエンマを見てそう言った。

 

「なんとか…元気になって欲しいよな」

 

なんとか彼に元気になってもらいたい。それは一誠だけではなく、久遠寺屋敷や孤児院で暮らす子供達全員の思いだった。

道中のアレは兎も角、一誠もふくめこの屋敷の人々はエンマに助けられた過去を持つ。

 

「あの人が元気にならないと、子供達は不安だもんな。一誠、動きます!」

 

エンマに元気になってもらう為に、一誠はサプライズを計画する。




次回!一誠率いる子供達がエンマの為に頑張る!!

果たしてマシュとロリ所長はエンマの笑顔とテンションを取り戻せるのか!?
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