魔獣創造がはっちゃけた   作:静かなるモアイ

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ゴルドルフと鮮花、忍術を手にする。


第7班の修行

「早くCランクの任務が受けたい」

 

ある日のこと、マクドという世界的に有名なハンバーガーチェーン店でトビオを除いた第7班は寛いでいた。因みに先程の台詞はイナバである。と言うのも、イナバの実力は既に上忍以上。下手な上忍なら瞬殺出来る程であり、影クラス(それでもエンマには勝てない)なのだから無理は無いだろう。

馴染みの無い農家等の手伝いであるDランク任務。駄々をこねるイナバであるが、それはゴルドルフや鮮花も同じ気持ちであった。

 

「それはそうよね…私もそう思う」

「僕もだな…今の我々ではCランクを行けると思うのだが」

 

はぁーと大きな溜め息を吐き出すゴルドルフと鮮花。2人が大きな溜め息を吐き出すのは無理は無いだろう。2人はイナバと同じくトビオの部下に成り、トビオから指導を受けながらDランク任務をこなす日々だ。

Dランク任務は畑仕事だったり、裏側の力を使えば直ぐに終わる。その後はトビオの指導が待っているのだが、魔術師であるゴルドルフは勿論、魔術師(見習い)である鮮花はチャクラの練り方を授業でしか知らず基礎から教わる羽目に成ったのだ。

 

チャクラを練り、足に意識を集中させて手を使わずに木を登る修行。それがこなせるように成れば、水の上を歩く修行。どちらもチャクラを巧く練れてコントロール出来れば容易く出来る物であり、ゴルドルフと鮮花もそれを何とか先日習得したのだ。

 

「そろそろ…派手な忍術でも教えてくれないかしら?兄さんの恋人であるヤツをギャフン!と言わせる忍術を!!」

「それに関しては僕も同感だ。しかし、基礎を充実させてからではないと危ないだろう。何事も基礎が大事なのだ、魔術も料理もな」

 

新しい指導を期待する鮮花とゴルドルフ。確かに鮮花は師から魔術を教えてもらい、ゴルドルフは父親から錬金術を教えてもらった。

ゴルドルフは既に魔術と錬金術は駆け出しを越えており、自分で戦う事も出来る。しかし、地元を飛び出して蒼崎橙子から魔術の手解きを受けただけの鮮花はぶっちゃけ忍の基礎しか出来ていない。と言うのも仕方がないだろう、鮮花は魔術回路が一本も無く魔術が使えるだけでも奇跡のような感じなのだ。

 

「ねぇ…イナバはどうやって忍術を覚えたのよ?やっぱり、火影から教えてもらったの?」

 

鮮花が疑問に思うのは当然だ。鮮花はこの3人の中ではぶっちぎりで民間人。そしてイナバはこの中ではぶっちぎりに強い。同い年とはイナバが強く成った訳を知りたいのである。

 

「影分身の性質を利用して、500人に影分身。その状態で修行すれば500倍の効率で修行出来る。

俺はその状態で500人に影分身した父ちゃんから指導を受けて、5年で大体は覚えたな」

「それはお前さんしか出来んだろうが…」

 

ゴルドルフはイナバの正体…天照大御神の分霊の擬人化である事を父親から聞かされており、呆れるようにツッコミをいれた。

確かにイナバの九尾並みのチャクラを使えば、影分身で何百倍の効率の良い修行が出来る。だがそれはイナバやエンマ等のイレギュラーでしか出来ない方法だ。普通の人が真似して出来ても1度の修行で出す影分身が5人程で5倍程度の効率しか成らないだろう。

 

 

 

だが、翌日。

 

「それじゃあ…粗方、駒王の田植えは終ったから今日から1週間は修行といくか。お前達も忍術を教わりたいだろ?」

 

トビオの口から、まさかの修行という言葉が飛び出したのだ。これにはゴルドルフも鮮花も心の中でガッツポーズする。チャクラコントロールの修行を終えてようやく忍術の修行が出来るのだ。

 

「イナバは既に分かってるけど、ゴルドルフと鮮花はこれを持ってもらうぞ」

 

トビオはそう言うと、2枚の長方形の紙を取り出して1枚づつ鮮花とゴルドルフに手渡した。

 

「なによ、これ」

「それは初代火影様が開発した属性を調べる物でね。自分の属性を見ることが出来るんだ」

 

この紙は属性紙。エンマが開発した物であり、これを使うことで自分の性質変化の属性を見ることが出来るのだ。

 

「ゴルドルフは魔術師だから知ってるし、鮮花も蒼崎橙子から聞いてると思うけど人間は生まれつき何らかの属性を持っている。

基本的に火、土、水、雷、風の五大元素のどれかを持っているんだ。とは言え、8班のラヴィニア先生が担当してる衛宮のように後天的に属性が変わる人も居る。まあ、物は試しだ。その紙に魔力なりチャクラを流してみろ。因みに俺は雷、イナバは五大元素全部だった。

まあ、修行次第で使える属性も増えるから安心しろよ」

 

そう…人間は生まれつき何らかの属性を持っている。それは基本的に五大元素のどれかであるが、極稀に特殊な属性を宿してる物も居るのだ。あと、チャクラ関係だが陰陽という属性も有る。

 

トビオに言われた通りに鮮花とゴルドルフは力を込める。すると、鮮花の紙はボッと音を立てて一瞬で燃え尽き、ゴルドルフの紙はボコボコと土に変わったのだ。

 

「鮮花は火、ゴルドルフは土か。取り合えず鮮花は火遁、ゴルドルフは土遁を教えるぞ」

「はい!トビオ先生!!木遁や氷はどうなんですか?」

 

鮮花の疑問に共感を覚えるゴルドルフ。五大元素の中に木遁は含まれてないし、氷も含まれていない。

 

「木遁はお前達じゃ覚えるのは難しい。まあ、NARUTO -ナルト-の原作と違って血継限界という訳ではないんだが高度な技だ。

先ず…五大元素の属性は掛け合わせが出来る。それは幻術を使う際の隠遁、ホムンクルスを作ったりする生命力の陽遁とも掛け合わせが可能だ。氷は風と水の性質変化を組み込ませた物だな。木遁は水、土、そして陽遁を掛け合わせて作られる。だが、木遁は消費チャクラが余りにも多すぎる。エンマさんはふざけたチャクラ量を持ってるが、普通の忍者はどう頑張っても無理だ。まあ、先ずは魔術と忍術をある程度使えるようにな!!」

 

そして…第7班の修行が始まったのだが…

 

「おい…ちょっと待て、本当にこれで強くなるのか?」

 

ゴルドルフがビックリするのは当たり前だ。ゴルドルフと鮮花はイナバからチャクラを貰い、50人に影分身して修行を行っていたのだ。これで単純計算で1日の修行を50倍の24時間で50日分の修行を行える。

 

そして1週間後。

 

「火遁!豪火球!!火遁!鳳仙花!!火遁!火龍炎弾!!ハッハハ!!どんなもんよ!!」

 

鮮花…ある程度の火遁を修得する。

 

一方のゴルドルフも

 

「部分倍加の術!!」

 

ゴルドルフの右腕が大きく、数倍程の大きさに成った。

 

「土遁!拳岩の術!!」

 

更に頑強な岩の籠手を右腕に纏わせる。そして、それを錬金術でダイヤモンドに変えたのだ。

 

「ぬぉおおお!!」

 

ダイヤモンドの拳を得たゴルドルフの右腕は大地を砕いた。

 

「僕も随分と強くなった物だ。うむ!!」

 

ふと、ゴルドルフは気配を感じた方を見る。そこでは九本の尻尾の完全な尾獣化を成し遂げ、チャクラ体の九尾に成ったイナバが尾獣玉と螺旋手裏剣を組み合わせる練習をしていたのだ。

 

「なにやっとんだ!?お前さんは!!」

 

ゴルドルフのツッコミが響いた。

 

第7班。中忍レベルまで急成長。

 

 

 

「さてと…どうするかね……」

 

トビオの手には1枚の資料が握られていた。

 

『レーティンゲームによる若手忍者交流試合のお知らせ』

 

新しい騒動が起きそうだ。

 

 




次回!一誠はエンマからの指示で第7班と共にCランク任務に。

一誠、ゴルドルフ「なんじゃありゃ!?」

そこで2人は何を目にしたのか
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