『強い!!強すぎる!!日本代表チーム!!どのチームよりも早く、決勝トーナメントの出場が確定した!!』
5月半ば。未だ元号が変わり、日本はお祭りムードの中だが日本代表チームはレーティンゲーム国際大会の決勝進出を一足先に決めた。
圧倒的な実力を見せ付け、二代目火影と書かれた羽織をはためかせるトビオ率いる予選での日本代表チーム。勿論、予選メンバーの中には一誠も入っており、一誠は苦笑いをしながら勝利の余韻に浸っていた。
「もう…相手が可哀想に成ってくるんですけど」
今回の勝利の流れはこうだ。100人に影分身したイナバがスサノオの第二形態(下半身着き)で相手陣地を蹂躙。もう、この時点でオーバーキルだが気にしてはいけない。その後、雷遁のチャクラで全身を纏ったシエルが敵本陣に突撃、更に不死身の肉体を活かして互譲起爆札で盛大に自爆。更に一誠が10人に影分身を行ってかめはめ波による飽和攻撃で相手の逃げ場を限定させ、トドメにトビオが雷遁の強襲忍術…カカシの代名詞 雷切を放ち相手の王を一撃ノックアウト。結果、3分で試合は終わった。
――あっ…二代目火影もチートじゃね?神威雷切一撃必殺じゃん
因みにトビオの雷切だが、本気に成れば1日に三発限定だが左目の万華鏡写輪眼 神威の力を付加させる事が出来る。神威の力はピントを合わせた空間を抉り取る事が可能で、雷切の当たった所を亜空間に抉り飛ばすという一撃必殺なのだ。
その為か…この安全設計のレーティンゲームの予選で、優勝候補だった帝釈天は神威雷切の一撃を受けてワンパンKOと成っている。
因みに当初…帝釈天が出るというだけで多くの参加者が棄権した。2000近くの参加者は帝釈天の参戦だけで1000近くに減り、更に日本代表チーム(エンマ不在)が帝釈天チームを粉砕した為か更に参加者は減ってしまったのは言わない約束である。
――あっ…日本に勝てる気がしない。
多くの参加者が思った。本戦からはエンマが王として参戦し、最強の初代火影がその力を振るう。初代火影エンマ、二代目火影であり写輪眼のトビオ、不死身のシエル、神の擬人化である久遠寺イナバ、ツッコミの一誠、無敵の絶対HEROである仮面ライダーブラックRX、マジカルアンバー琥珀。他にも八門遁甲の黄竜、第5の魔法使い青子、ハッテン場の主である阿部さん等の逃げ出したいメンバーが勢揃い。
余談だが、メンバー1人で相手チームを殲滅させる事も余裕で出来るのだ。
日本代表が1抜けで決勝トーナメント進出を決めた。決勝トーナメントに進めるのは僅か8組、日本代表が確定したので未だのチームはあと7枠をかけて熾烈な戦いを繰り広げて行くのだった。
「すまないな、一誠。折角の休みなのに」
「いえいえ、俺も退屈してましたし」
そんな一誠は今日、トビオ率いる第7班と共にCランク任務を行う為に林道を歩いていた。Cランク任務からは害獣の討伐等も入ることが有り、油断すれば怪我する事も有る。しかし、Cランク任務を受ける頃には下忍達は担当上忍から指導を受けて戦えるようには成っており、問題はないとされているのだ。
「やっほー!やっとCランクだ!」
これにはDランク任務で退屈してたイナバも大喜びであり、彼のチームメイトである鮮花とゴルドルフも自然と笑みが溢れていた。
元から影クラスのイナバは兎も角、ゴルドルフと鮮花がCランクを受けられる事は成長した証し。トビオに農業等の簡単な任務以外も受けて良いと認められた証明でも有るのだから。
「ちょっとはしゃぎ過ぎでしょ!」
「ふっ…だが、遂に僕達も実戦が認められた訳か」
因みに既に鮮花もゴルドルフも影分身×50によるトビオブートキャンプにより、既に中忍レベルの実力は余裕で有る。
「てか、トビオさん。大丈夫なんですか?」
「実力では問題は無いんだけどな…」
確かに第7班は実力は問題ない。とは言え、個が余りにも強すぎるのだ。
やがて彼等は林道を進んだ先のそこそこ大きなお寺にやって来た。このお寺がCランク任務を発注した依頼主が居る所であり、仕事場である。
「おぉ!来てくれましたか…まさか、二代目火影様が来てくださるとは」
一誠達の姿を見た依頼者だと思われる、年老いた僧侶が一誠達の側にやって来て頭を下げてきた。
「はい。貴殿が依頼者ですか?」
「はい。実は…すこし、やっかいな蜂が巣を作ってしまいましてね…それを駆除してほしいのです」
どうやら、依頼とは蜂の巣の除去のようだ。確かに蜂の駆除は素人がやるには危なく、専門的な業者に依頼するのが宜しい。しかし、わざわざ忍に頼む程なのだろうか?
「蜂の駆除ですか?」
「業者に頼もうにも…訳有りでしてね。そこで依頼した訳なんです。あれですね」
僧侶が指差した先。そこには御堂が有ったのだが、御堂には御堂の2倍程の大きさでとても巨大な蜂の巣が有ったのだ。直径に直すと、10メートル程だろう。
「3日前に突如として出来まして…お願いしますね」
考えて欲しい。この蜂の巣は3日前に現れたのだ。それも10メートル以上の蜂の巣が3日前に突如として出来たのだ。先ず、従来の自然ではあり得ず、間違いなく幻獣種の類いだろう。
「「でかすぎだろぉおおおおお!!!」」
ゴルドルフと一誠の叫びがお寺に響いた。
次回!巨大蜂の巣除去!?巣がでかかったら、住んでる蜂もでかかった!?