魔獣創造がはっちゃけた   作:静かなるモアイ

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サブタイトルが全てを物語ってる(笑)


うほ!良い男!!

「あっ?鍛えてほしいだ?」

 

ある日の事だった。我等が問題児エンマとそのツッコミ役であり助手の一誠は駒王学園 旧校舎にやって来ていた。そこにはリアス・グレモリー率いるグレモリー眷属の隠れ家と成っており、彼女達はオカルト研究部という部活をやっているのである。

 

しかし、呼ばれたには何か訳が有るのだろう。取り分けエンマは駒王に滞在してから大きな問題を起こしてはいない。ちょっと影分身や木遁分身を駆使して堕天使の不法侵入者やはぐれ悪魔と呼ばれる賞金首を危害が出る前に倒しただけである。その手段が卑劣やはっちゃけ過ぎとは言え…問題は無いのだが…呼ばれた理由が鍛えてほしいだとの事だったのだ。

 

「別に俺が鍛えなくても、悪魔のコーチとか居るだろ」

「時間が無いのよ!期限は1週間、それまでに強くならないと私は結婚しないといけないのよ!!」

 

リアスはそんな事を言うと、1枚の写真を取り出してエンマと一誠に見せた。その写真には金髪のホストらしき男が…周囲に様々な年齢の美女達に囲まれて写っていたのだ。

 

「「だれだ。このホスト」」

「彼はライザー・フェニックス。私の婚約者よ…でも、私は彼と結婚したくないし、恋愛結婚したいのよ!」

 

リアスは訳を話し出した。どうやらエンマが一誠をスパルタで鍛えていたり、アーシアの身元整理等を行っている間にリアスの婚約者であるライザー・フェニックスは自分の眷属を連れて駒王学園にやって来たそうだ。

ライザー・フェニックスがやって来た訳はリアス達に会いに来たのと、リアスと今すぐ結婚する為だそうだ。今の悪魔は悪魔の駒で人々を悪魔に迎え入れている程に、人口が少ない。悪魔の駒で移民制度で人口を増やしまくっても、その何割かは政権を裏切ってはぐれ悪魔として処理される為にそこまで増えないし…彼等は純血の悪魔ではない。しかし、純血の悪魔の数は年々と減ってきており、潰れた貴族の家も多々ある。その為か、貴族の悪魔は貴族同士で結婚し、純血を守ろうとしているのだ。

 

「……いや、それを俺達に説明されても…俺達日本人はどうすれば?」

「貴族社会だからな…悪魔は。そんで嬢ちゃんはなんで鍛えてほしいんだよ」

「それなんだけどね…私達とライザー達でレーティング・ゲームを行う事に成ったのよ」

 

リアスは続きを話し出した。今すぐ結婚したいライザーと、ぶっちゃけライザーと結婚したくないリアスとレーティング・ゲームと呼ばれる戦いで戦い、その勝敗で結婚を決める事にしたのだ。リアスが勝てば即結婚破棄、ライザーが勝てば即結婚という代物である。

因みにレーティング・ゲームとは王とその眷属同士で戦うチーム戦の戦いであり、相手の王を倒せば基本的に勝利な模擬戦争のような物で悪魔社会の数少ない娯楽と言えるだろう。

 

「出来れば…貴方達に助っ人で出てほしいけど、日本政府の人間に悪魔の問題に加入するのはどうかだから…せめて、私達を鍛えてほしいのよ」

「要するに…お前達を鍛えて、結婚破棄すれば良いんだな?分かった」

 

ニヤリと笑みを浮かべるエンマ。その瞬間、一誠は理解した。この男、絶対とんでもない事を企んでいると。

 

 

 

場所は変わって例の採石場。そこにリアス達を連れて飛雷神で飛んだエンマはリアス達を見回して宣言する。

 

「先ず、お前達の修行プランは2つ。前半は生き延びる術を身に付けること、後半は気合いだ」

 

そう告げると、エンマの背後に100を越える火星ゴキブリの皆様が出現する。

 

「じょうじ」×100

「この火星ゴキブリはお前達を殺しはしないが、半殺しにはしてくる。一応、衛生兵として《癒しの波動》を覚えたタブンネを10匹置いとくから、頑張れよ!」

 

エンマがそう言うと、今度は10匹のタブンネが現れた。そのタブンネを見た小猫と朱乃は「可愛い」や「うふふ」と告げるが、時既に遅い。2人の眼前には新幹線程の最高速度で加速した火星ゴキブリが目の前に居たのだ。

 

「えっ?」

「へ?」

 

なにをするべきなのか、それを考え行動に移す前に朱乃と小猫は火星ゴキブリの拳を受けて遥か上空に飛ばされてしまった。

 

「小猫!?朱乃!?」

 

リアスが叫ぶが襲い、既に火星ゴキブリは次のターゲットをリアスに定めていたのだ。火星ゴキブリは基本的に道具を持っているもの、子供を産む事が出来る女性を優先して狙う習性を持つ。その為か、火星ゴキブリは残った女性であるリアスをターゲットに指定したのだ。

 

「残念だったわね!!」

 

だが…リアスは滅びの魔力を持ち、万物を消失させる事が出来る。色は紫だが、ナルトで例えるなら塵遁を使うことが出来るのだ。その滅びの魔力を手から放ち…迫ってきた火星ゴキブリを塵に変えたリアス。

彼女は小猫と朱乃が火星ゴキブリに吹き飛ばされた為か、心構えが出来ていてなんとか反応できたのだ。しかし、火星ゴキブリは1匹ではない。あと99体残っているのだ。

 

「「「じょうじ」」」

「ふんぎゃーーー!!」

 

リアスも空に吹き飛ばされてしまった。

 

「部長…皆…うぉぉおおお!!」

 

仲間を全て上空に吹き飛ばされてしまった木場。彼は奮起し、両手に別々の魔剣を産み出して両手に構える。右手に持つ魔剣は刀身が燃えており、炎属性の魔剣だろう。

 

「ゴキブリなら炎に弱い筈だ!!うぉおおお!!」

 

木場の持つ魔剣から爆炎が解き放たれる。その炎から放たれた業火は多くのゴキブリ達を炎に包み込んだ。

 

「じょっ…じょうじ!!」×99

 

炎に包み込まれ、大勢の火星ゴキブリ達の呻き声が採石場に響き渡る。

 

「はっ…やった…やったぞ!」

 

黒煙で前が見えないが勝利を確信する木場くん。しかし、彼は生真面目だ…グレモリー眷属の騎士としてリアスに尽くしてきた。その為か、漫画やアニメ等の娯楽に触れる機会が殆んど無かったし…進んで漫画を見ることは無かった。だから知らないのだ……

 

害虫の王死なず!!木場の前には平然と立ち尽くす、我等が火星ゴキブリの皆様がピンピンとしていたのだ。

 

「じょうじ…」

「そんな…」

 

ゴキブリを含め多くの生命は日々進化をしている。事実、オーブンで焼かれた筈のゴキブリが生きていたとニュースが有り、炎に耐性が有るゴキブリも産まれてきているのだ。勿論、火星ゴキブリは全員、寒さや炎に対して耐性が強い。

 

「じょうじ」

「ホンギャーーーー!!」

 

そして木場も吹き飛ばされて…星に成った。

 

「ふむ…皆、落ちてくるまで暇だな」

 

グレモリー眷属が空に飛ばされ、採石場に1人残されたエンマ。リアス達が落ちてくるまで数分程の時間が残されているがその間は実に暇だ。

しかし、エンマはとんでもない事を思い付く。別に…リアス達が勝てなくても婚約を破棄させる事が出来ればそれで良いのではないかと。

 

「おっと!我ながら冴えてるぜ!口寄せの術!!」

 

エンマは印を結び、口寄せの術で受肉した伝説のポケモン 空間を自在に操るパルキアを召喚した。

 

「パァァァァルキュュア!!」

 

「パルキア。今からこの男をフェニックス家に飛ばしてくれ」

 

そして、エンマは神器を使って1人の男を創造した。その男は青いツナギの作業着を着ており、()()()だった。

 

 

 

 

 

 

10分後。

 

悪魔領土 フェニックス家。そこに金髪のホストっぽい男がリアスの写真を眺めて笑みを浮かべていた。

 

「もう直ぐ、俺の物になるな。だろ?リアス」

 

唇をなめ、リアスの夫に成ることを約束されたと言っても過言ではない男 ライザーである。ライザーは既に多くのレーティング・ゲームを経験しており、眷属の練度もグレモリー眷属と比べると遥かに高い。ライザー自身の力も強く、どう足掻いてもリアスが勝つのは不可能だ。

 

ふと、ライザーは視線を感じ、後ろを振り向くと…そこには青いツナギ姿の男が椅子に座っていたのだ。男はライザーと視線が合うと、おもむろにツナギのホックをゆっくりと下に下ろし始めた。ホックを大体、胸元まで下ろした男はライザーの目を見て告げる。

 

「やらないか?」

 

やらないか?…一体何をやるなかライザーには理解できなかった。いや、それ以前にこの男はどうやって此処に入ってきたのだろうか?フェニックス家は厳重な結界に守られており、フェニックス家以外の者は正門からしか入ることは出来ない。それ以前にライザーはフェニックス家の使用人は転生悪魔含め、全員把握している。だから、この男がフェニックス家に関わる男でない事は直ぐに理解した。だが、どうやって此処に忍びこんだのか…それは理解できず、クエスチョンマークがライザーの思考を支配する。

 

「沈黙は肯定と捉えるさ。さあ、始めようぜ!」

 

男はツナギのホックを全て外し、全裸に成った。股間の大きな物をぶら下げ、ゆっくりとライザーに近付いていく。

 

「やっやめろ!来るな!!」

 

ライザーは炎を解き放つ。フェニックス家は不死性の再生力と炎を操る力を持つ。その炎は鉄さえも溶解させるのだが、男には効かず…男はライザーの背後に回り込み…ライザーが逃げ出さないように腕で肩から首に右手を回し、左手でライザーのズボンとパンツを破り捨てた。

 

「さあ…ここからは長いぜ。そうそう、俺は今…ションベンが漏れそうなんだ。だから、お前の中で出すぞ?良いな」

「出す!?ションベン!?…やめろ…やめてくれ…勘弁してくれ!!俺の性癖はノーマルなんだ…あっうんアアーーーー♂」

 

 

 

 

 

後日。

 

「なんだか…ライザー側から婚約破棄の要請が来たのよ。ライザーは新しい愛人を見つけたらしいわ…でも、彼の眷属は男に寝取られたって言ってたけど」

 

リアスはレーティング・ゲームを行わず、婚約破棄を手に入れた。しかし、リアスは知らない。この裏で問題児の暗躍が有ったことを。

 

「計画通り!!ニヤァ」

「何があった!!!」

 

何はともあれ、無事に今回の騒動は無事に終結した。




次回から聖剣編スタート!!

コカビエルが教会の保有するエクスカリバーを3本強奪!?そして…あろうことか、コカビエルは日本の駒王に潜伏。そんなコカビエルを倒すために、聖堂教会はエクスカリバーを使える未成熟のエクソシスト2人を駒王に派遣!?

「この私が税関に捕まるとは!!」
「だから…ゼノヴィアは脳筋って影で言われるのよ!」

しかし、その1人は色々あって税関でジャネットさん達に捕まった(笑)
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