魔獣創造がはっちゃけた   作:静かなるモアイ

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変態奥義…炸裂!!


欲望は偉大なり

「あら、貴方達が二代目火影の教え子である第7班ですわね?私はレイヴェル・フェニックス、フェニックス家の長女ですわ」

 

交流戦当日。レーティングゲームの控え室で、イナバ達第7班の生徒達は共に戦う別の班の3人と遭遇していた。

その班こそ、今日のレーティングゲームで共に戦う朱雀班の班員であり、イナバ達の一学年上の世代であり3人とも神仏の実在が明らかに成る前から裏側に関わってきた逸材である。

 

先ず最初に名乗りを挙げたのはレイヴェル・フェニックス。嘗て、阿部さんの手でホモぉに成り彼の愛人と成ったライザー・フェニックスの妹である。ツインテールロールの金髪であり、普通にナイスバディのスタイルを誇っている。

 

「私は塔城小猫。宜しく」

 

次に名乗ったのはご存じ、グレモリー眷属のマスコットである塔城小猫さんである。しかし、相変わらず背が低く見方によれば小学生や中学生に間違えられる事も有るだろう。

とは言え、悪魔に成る前の種族は妖怪だったのだろう。頭の上には今まで無かった猫耳が生えていた。

 

「私は仁村流々子。宜しくね」

 

最後は仁村流々子。彼女はシトリー眷属の兵士であり、生徒会に入りたいが為にソーナに自己アピールを繰り返した過去を持つ元一般人である。彼女が悪魔に成ったのは去年の春であり、鮮花と比べて1年以上前から裏側に関わってきた人物だ。因みにレーティングゲームのコストは1である。

 

「宜しくね!お姉さん達」

「うむ。頼もしい限りですな、先輩方」

「そうね、宜しくね先輩」

 

これにはイナバは勿論、ゴルドルフと鮮花も喜ぶ。下忍の大半は殆どが鮮花と同じく一般人であり、レイヴェル達のように前から裏側に関わってた下忍は正にウルトラレア級だろう。特にレイヴェルはライザーの眷属として実戦経験も豊富、小猫はグレモリー眷属としての豊かすぎる実戦経験、仁村も同じくシトリー眷属として戦ってきたのだ。

その経験値はトビオの指導である程度の火遁を習得し、中忍レベル程まで育った鮮花よりも遥かに格上だろう。

 

「それに此方にはイナバも居るし、勝ったも同然ね!」

 

勝ち誇ったように鮮花が言うのも無理は無いだろう。朱雀の教え子であり、前々から裏側に関わってきたレイヴェル、小猫、仁村の実力は勿論、戦略兵器級の強さを誇るイナバも居るのだ。

イナバは今回、特別ルールで尾獣化、万華鏡写輪眼の能力の使用を禁止されている。だが、それでも素の実力は大変高く問題は無いだろう。

 

「試合開始前にお互いの術を確認しよう。連携やお互いの行動の為にもそうするべきだ」

 

1年生の中ではトップクラスに高い判断力と推理力を持つゴルドルフがそう言う。確かにお互いが使える術や魔術等を確認しておけば、連携も容易いものだ。

 

「それはそうですわね。では私は炎の魔術に不死鳥の再生能力ですわ」

 

ゴルドルフの意見に賛成し、レイヴェルは自分の能力を告げる。レイヴェルの言う通り、悪魔のフェニックス家は再生能力が高く…不死性を誇り炎と共に再生するのだ。

 

「私は主に戦車の力を使った近接戦闘です」

 

猫耳をピコピコ動かして小猫はそう言う。彼女は前から駒の特性を用いた近接戦闘を好むのだ。

 

「私は魔術や体術だね。でも、私は塔城さんやレイヴェルさんと違って、駒の価値も1の兵士だから期待しないでね」

 

とは仁村の言葉。彼女は興味本位の「楽しそう」という理由でシトリー眷属に成った民間人。小猫やレイヴェルと比べると、戦力はかなり低いのだ。

 

「次は僕だな。僕は土の性質変化、倍加の術、錬金術等だ」

「私は火の性質変化と火遁の術ね!」

「俺は五大元素全部の性質変化、陰陽遁。後は写輪眼位かな?」

 

とお互いの戦い方と短めな作戦会議を終えて、彼等は試合に備えるのだった。

 

 

 

交流戦開始。

 

トビオ班+朱雀班VS黄竜班+青龍班の戦いが始まった。バトルフィールドは広大な草原と密林が隣接した所と成っており、不意打ちや闇討ちも出来そうである。

 

闇に紛れながら、トビオ班と朱雀班のメンバーは木々の上に隠れながら情報収集に徹していた。

 

「へー…粗方分かったぞ」

「イナバ。敵はどのような技を使ってきた?」

 

影分身は消えれば情報が本体に還元される。それ故に本来は偵察や情報収集、実体を用いた陽動等に使われるのだ。

ゴルドルフはこの特性を利用し、イナバの影分身で相手のチームを襲撃させて相手の用いる術を明らかにしようのしたのである。

 

「眼鏡と丸坊主の先輩…えーと、元浜と松田だっけ?は既に禁手に至ってるよ。最初から鎧を纏ってる。松田が青、元浜が黄色。松田が水遁、松田が雷遁を使ってるな。まあ、竜の手を宿した人柱力だしね。

眼鏡の女の人は魔術等を使ってるな。魔術回路も有るよ。

 

匙っていう先輩は黄竜先生と同じ体術を使ってる。緑タイツだしね。竜太って人は土遁、後は聖獣黄竜をオーバーソウルさせてるな。ボーヴァは本来の姿に成ってパワフルに戦ってる。まあ、ドラゴンだしね」

 

変態コンビは既に神器を禁手に至らせ、黄竜班の全員は中忍レベルまでの強さを持っており、イナバの偵察用の影分身を返り討ちにしたようだ。

 

「成る程ね…想像以上に強敵ね」

 

強くなってるのは自分達だけでない。その事を鮮花を含め、朱雀班のメンバーも思う。

 

「取り敢えず、陽動を含めて派手に行く?幸いにも、桐生って人には飛雷神のマーキングを仕掛けれたけど」

「うむ…そうだな」

 

イナバ、ゴルドルフ、鮮花はお互いにアイコンタクトを行う。イナバは影分身を1体産み出すと、本体は地面に降りて1人でに敵の所に向かっていった。

 

 

草原地帯。

 

そこでは数人の影分身イナバと戦う青龍班、黄竜班の皆様が奮闘していた。

 

「おい!!あれを見てみろ!!」

 

黄色の竜の鎧を纏った男 元浜は何かを見つけたのか指差す。その方向には300メートルほど離れた所に本体のイナバが立っていたのだ。

 

「火遁…業火滅却!!」

 

だが、遅い。イナバは印を高速で結び、口から対軍宝具規模の爆炎を解き放った。爆炎は地面を削りながら、広大な範囲を焼き付くしながら元浜達の所に向かっていく。まるで自分の影分身ごと元浜達を焼き殺す為に。

 

「範囲が広すぎる!!皆…俺の後ろに!!」

 

青い鎧を纏った男 松田が先頭に立ちふさがり、手から多量の水を解き放つ。どうやら松田の神器に封印されたドラゴンは水に関わる存在のようだ。

 

「水遁…水陣壁!!」

 

多量の水が壁と成り、業火滅却を防ぐ水の防壁と成る。しかし、炎に有利な水でありながら、防ぐのがやっとな火力であった。だが、それでも爆炎と水の防壁がぶつかれば、水が蒸発し辺りは水蒸気の霧に包まれる。

 

「「なに!?」」

 

突如…現れた影分身のイナバが竜太とボーヴァに取り付く。引きはなそうとしても離れない。

 

「「分身大爆発」」

 

爆発し、光の粒子に成って病院送りに成った竜太。リタイアである。

 

「己!!」

「部分倍加の術!!ゴッフパンチ!!」

 

右手を倍加させたゴルドルフを含め、残りのトビオ班と朱雀班のメンバーがやって来る。

 

「飛雷神か!?」

 

匙が真相に辿り着くが、もう遅い。ボーヴァは倍加され、ゴルドルフの鉄の拳を顔面に受けてリタイア。

 

「火遁鳳仙花!!」

 

火の粉の散弾が鮮花から放たれ、桐生に直撃して桐生もリタイア。

 

残りは匙、変態コンビだけである。

 

だが、ここで変態コンビが頑張りを見せる。変態コンビの鎧から鱗のような物が飛び出し、レイヴェルと小猫、鮮花に一撃を入れて触れる事に成功する。その後…

 

「「ドレスブレイク!!」」

「「「イヤァァァア!!」」」

 

レイヴェル、小猫、鮮花の衣類が弾け飛び…3人は裸に成ってしまった。これにはイナバと匙も唖然としており…

 

「なんじゃ!?ドレスブレイク!?余りにも卑劣過ぎるだろ!!貴様ら!!それでも紳士か!!」

 

ゴルドルフのツッコミが響く。しかし、松田は新たな技を発動させた。

 

「パイリンガル!!」

 

『兄さん以外に裸を見られたぁぁぁあ!!』

 

と…パイリンガルという技は相手の胸から、相手の心を暴くような技のようだ。因みにパイリンガルの被害を受けたのは鮮花である。

 

「「どうだ!!これが、俺達が編み出した必殺技だ!」」

 

では此処で解説しよう。ドレスブレイクは変態コンビが触れた、或いは先程のように神器の鱗を飛ばして対象の衣類に触れる。その対象を見事に素っ裸にしてしまう恐ろしい技なのだ。だが、変態コンビの特性上、出来るのは女性だけである。

 

パイリンガルは自分の欲望エネルギーを糧に発動し、女性の乳から相手の本心等を勝手に聞き出す恐ろしい技である。この技の前には隠し事は出来ず、ただ心をさらけ出すしか無いのだ。

 

お陰で哀れな姿に成ったレイヴェル、小猫、鮮花の3人。レイヴェルは胸がでかく、小猫は小さく、鮮花は谷間が有る感じ。お陰さまで変態コンビは鼻血を長し、鎧の隙間から鼻血が垂れ出ていた。

 

「イナバ!!私が許す!!最高火力で相手を粉砕して!!」

 

鮮花が露に成った胸を隠しながら、変態コンビと匙を指差して命令する。すると、イナバは九喇嘛モードならぬタマモードに変化した。

 

「「「えっ…ちょ…」」」

 

更にイナバは右手を掲げ…螺旋手裏剣を産み出すが、その螺旋手裏剣の球体は普段の螺旋手裏剣と異なり、まるで太陽のように焔の球体だったのだ。

 

「日遁!!円環・螺旋手裏剣!!」

 

日遁。それはイナバが産み出した新たな性質変化であり、火遁、風遁、陽遁を合わせた太陽の性質変化である。その日遁と螺旋丸を合わせた技が日遁 円環・螺旋手裏剣である。

 

「ちょっとまって!!俺は違う!!」

 

匙の弁明が響くが遅い。

 

放たれた円環・螺旋手裏剣は変態コンビと匙を巻き込み、太陽フレアの爆風と共にリタイアさせた。

 

「……流石に殺りすぎじゃね?」

 

太陽の奔流を見ながら、ゴルドルフはそっとツッコミを入れた。

 

 

 

翌日。

 

変態コンビは火影室に呼び出しを喰らっていた。

 

「松田、元浜。あの交流戦は俺達や政府の役員は兎も角…DランクやCランク任務を出してくれる依頼主の方々も見ていた。俺の言いたい事は分かるな?」

 

蟀谷に怒りマークを浮かべ、エンマは怒っていた。変態コンビが行った変態奥義のお陰で色々と苦情電話が殺到。勿論、他の下忍の皆様は普通だったので、そこまで大きな問題ではないが変態コンビの上官である青龍に責任問題として非難が殺到し、エンマは木遁分身と影分身を使って問題解決に現在進行形で当たっている。

 

「「ほっ火影様!?」」

 

エンマの瞳が万華鏡写輪眼に変わる。

 

「月詠説教だ」

 

翌日。変態コンビは2度と変態奥義を使うことは無くなった。




月詠説教…月詠って本来はこう使うべきだね(笑)
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