9月。徐々に涼しく成ってきて過ごしやすく成ってきた気温の日々。
夏休みも終わり、多くの学生達はパラダイスだった夏休みを終えて学業等の元通りの日常を過ごしている。しかし、それは学生の話であり学生をとっくに卒業してる大人なおっさん連中は何時もと変わらぬ仕事にまみれた日常を過ごすことに成っているのだ。
「一誠。我が家にとんでもない問題が発生した、手伝ってくれ」
しかし、日常とは言え良からぬハプニングが発生する事もしばしば。それは火影であるエンマでも変わりはないのだ。
「イナバの婚約者を決める事に成った」
「俺を巻き込まないでくださぁぁぁぁぁぁああい!!」
そしてその騒動に巻き込まれる事が確定した、我らがツッコミ柱である兵藤一誠君(高校三年生 童貞)の叫びが火影室を中心として木霊したのだった。
一誠がエンマに巻き込まれるのは今に始まった事ではない。一誠がエンマに拾われた昨年の春から、この非現実のようなツッコミ日和は始まったのだ。しかし、今回彼が巻き込まれたのはまさかの、エンマの息子であるイナバの婚約者を決める騒動。
「てか、なんでイナバの婚約者を決める事に成ったんですか?エンマさん、イナバは未だ高校生ですよ」
そう、一誠の言う通りイナバは未だ高校1年生。立場は実力は兎も角して下忍であり、早急に婚約者を決める必要は殆ど無いはずだ。だが、それは下忍で高校生のイナバであり、久遠寺イナバとしてはそうは行かないのだ。
「一誠。イナバの母親はアリスだ。そして、アリスの父親は世界的に有名な財閥グループ 久遠寺グループの会長だ。その上、日本の火影である俺の息子であり魔術師として優れたアリスの息子。血継限界 写輪眼を宿しており、色々と大変だ」
エンマの言葉を聞いた一誠はハッ!?と思い出す。エンマの息子であり写輪眼を宿し、その上でリアル九尾(天照様の分霊)の人柱力である事は一誠も良く知る。
だが、一誠は今エンマの言葉で思い出したのだ。イナバが世界的に有名な財閥グループの会長の孫である事を。
「玉の輿ですか?」
「それも有るが、久遠寺グループと友好的な関係を結びたい他の財閥グループ、非道な実験はしてないが子供に写輪眼を遺伝させたい魔術師の家系、他にも退魔の家系が求婚を申し込んできた」
そう…財閥グループの孫で火影の息子。これほど大きすぎるバックを持っているためか、イナバには大量の人々が婚約を申し込んできたのだ。
ある人は玉の輿、ある人は魔術師として写輪眼目当て、退魔関係の家系等々、上げればキリが全く無い。裏に関わらない家系でも他の財閥グループ等からお見合いが来るなど、まあ大変。
「そして、これが……イナバにお見合い写真を送りつけてきた人々の一部だ!!」
エンマは飛雷神を応用させ、火影室のデスクの上に数多のお見合い写真を呼び出した。その数は低く見積もって30は越えており、これで一部でありもう大変。
「半数は俺とアリス、アリスの親父さん…お義父さんの手で行われた書類選考で叩き落としたがキリがない。このままではどんどん増えていくし、早急に婚約者を決める事に成ったんだよ!!」
父親として、息子の将来の伴侶はイナバに選ばしてあげたいエンマ。しかし、久遠寺グループの後継者、火影の息子という二枚看板がそれを許してはくれない程にお見合いが舞い込んでしまったのだ。
「ツッコミたいのは山々ですけど…まあ、財閥の孫ってリアル貴族みたいな物ですからね」
「俺は先日、フィオレにイナバはどうだ?って聞いた…」
一誠はそう言われ、イナバの教育係りをしているフィオレを思い浮かべる。確かに彼女ならばイナバも懐いてるし問題は無いかもしれない。
「フィオレで良かったんじゃないですか」
「だが、フィオレはイナバを異性じゃなくてもう1人の弟でしか見れないそうでな。却下に成った」
『エンマさん。私、あの子のこと…弟でしか見れないですよ』
と思い出すフィオレの言葉。
「明日で募集は終わるが、来週から一次面接が始まるからお前も参加しろ…面接官としてな!!」
「なんか…内定をもらう就活みたいになってる!?」
果たして…イナバの婚約者は誰に決まる!?
次回!!イナバの婚姻者を決める一次面接が始まる!
玉の輿を手に入れるのは誰だ!?
エンマ「イナバの婚約者…マジでどうしよう」
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D×Dキャラ
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型月関係
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まさかの他作品キャラ
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エンマさん、自分で決めてください