「うふふ…久しぶりの対面ですね。火影様」
ニヤニヤと笑みを浮かべる大蛇丸こと青龍。しかし、彼と対峙するエンマは怒りの形相を見せていた。これまで、青子が見たことが無い程に怒りの形相を浮かべて右手からは余りの握力に血が垂れ落ちる。だが、直ぐに柱間細胞のお陰で血は止まる。
「こんな形で会いたくはなかったよ…おっちゃん」
静かに瞳を閉じ…嘗ての思い出を振り返るエンマ。しかし、何度思い返しても思い出は思い出のまま。今の彼に出来るのは、穢土転生を乱用する大蛇丸から卑劣丸に変貌した青龍を粉砕しつつ、穢土転生された亡者達を無効化するだけである。
『そうだな…俺もだよ。少年』
甦った目の前の男性 ルーネス・エドワードは過去、神器の力を乱用しまくってた過去のエンマに正しく神器の力を教えて、導こうとしていた恩人だ。
「まあまあ、感動の対面はその辺に」
すると…青龍は何らかの術式が書かれたクナイをルーネスと天草の頭部の中に埋め込む。このクナイに書かれた術式は穢土転生された亡者の理性を奪い取り、完全に操り人形に変えてしまう便利な代物である。そのお陰か、青龍はアタランテは兎も角…規格外のアキレウスさえも操り人形に仕立て上げる事が出来たのだ。
「エンマ…来るわよ…おっちゃんが…」
理性を奪われ、真っ先に走り出した天草とルーネス。
「ああ…分かってるさ…青子。悪い、流石に手加減は出来ない…だから…」
天草は腰の刀を抜刀し、ルーネスは禁手を使って白龍皇の鎧を纏って飛び上がる。
「ここから離れて…とっととソーナ・シトリー達を探してきてくんね?」
エンマがそう言うと、青子はエンマ達に背を向けて走り出す。
「悪いな…悪く思わないでくれ。初めてなんだよ…VR以外で
そう叫び、瞳を開けるエンマ。左目は万華鏡写輪眼に変化し、右目は写輪眼の模様が有る紫の瞳…輪廻写輪眼に変化したのだ。
「輪廻写輪眼!?貴方…そんな隠し球を持っていたなんて!?」
輪廻写輪眼。それは写輪眼の最終形態と言っても良い写輪眼であり、本来は万華鏡写輪眼を開眼した一部の存在が輪廻眼を開眼させた時に変化する物だ。
「剛遁…」
エンマは片手で印を結ぶ。剛遁…それはエンマが編み出したオリジナルの性質変化であり、ポケモンのディアンシーと共に産み出した秘技だ。
剛遁は火遁、土遁、そして陽遁の3つを掛け合わせた代物だ。その性質変化は言わばダイヤモンド。ダイヤモンドを生み出し、操り、或いは極太ビームを放ったりやりたい放題。しかし、神器の補佐が使えないので木遁よりもチャクラの消費は激しいほどに高い。
「時の咆哮」
その刹那。エンマの右手から光の爆光が解き放たれ…爆光は熱線と成って進路上の全てを粉々に破壊した。
勿論、その進路上には天草を筆頭にアタランテ、アキレウスも混ざっていた。とは言え、彼等は穢土転生なので塵から再生する。彼等を倒すには封印するしかないのだ。
「ど…どんな破壊力なのよぉぉおおおおおおお!!」
後ろを振り向いた青龍は叫んだ。当然だ…時の咆哮が進んだ所には何も残らず…バトルフィールドが抉られ白い無地の大地が露に成っていたのだ。
それも当然だ。剛遁 時の咆哮はダイヤモンドが生成される際、炭素が圧縮される力…重力を応用した重力砲撃。その威力は肉食ゾイドの荷電粒子砲が可愛く見えるほどである。
しかし…こうしてる間に物凄い勢いで、アキレウス、アタランテ、天草は塵から修復されて既に上半身が修復されている。
「あれ…なんでアキレウスが砲撃を喰らってるのよ!?神性しかダメージを与えられないはず!?」
青龍が疑問に思うのも当然だが、青龍はその疑問が永久に晴れることは無い。
「剛遁…金剛石・封式」
素早くエンマは印を結ぶ。すると、天草、アタランテ、アキレウスの周りの炭素が圧縮され…穢土転生された3人はダイヤモンドに覆われてしまった。その上、ダイヤモンドには封印術の式が現れ…3人は封印されてしまったのだ。
「後は…おっちゃん。アンタだけだ」
上を見上げ、エンマは空に浮かぶ白龍皇を見てそう言う。すると、だんだんとエンマの息が白く成ってきた。
「始まったか…」
刹那、氷の槍がエンマに向けて降り注いだ。
白龍皇が半減出来るのは敵の力だけではない。温度、病の進行、色々と半減出来るのだ。ルーネスはそれを使い、氷属性の攻撃を得意とする事をエンマは既に知っている。
当然…空気中の温度を絶対零度にすることも出来るのだ。
だが、エンマは凍らない。エンマがサーヴァント枠で持ち込んだ使い魔はスピリット・オブ・レイン。水の全てを司る精霊であり、彼女の力でエンマは体温を適切に維持してるのだ。故に凍らない…絶対零度の空気が入り込んでも入り込んだ瞬間に適温に成るのだ。
『秘術…氷仏阿弥陀如来』
エンマの眼前に50メートル程の巨大な氷の大仏が出現し、大仏が拳を振り下ろす。
「おっちゃん……改めて本気で行かしてもらうぞ!!」
――仙術…木遁真数千手
規模は小さく、50メートル程だが一瞬で真数千手が構築され、更にエンマは真数千手にスサノオを纏わせ…真数千手は背部の全ての手に槍を構えた。
「ちょっと待てよ?確か、大蛇丸モドキは前の試合で…」
相手の王、ソーナ・シトリーを探してる間に青子は思い出す。そう、大蛇丸モドキ(青龍)は前の試合で、英霊の座に干渉して未来の一誠とイナバ、マシュを穢土転生として使役したのだ。しかも、火影に成った3人である。
青子の魔法は時を操る。事実、並行世界(正史)の青子は高校生の時に魔法の力で10年後にパワーアップして姉をフルボッコにしたのだ。
「これは行ける!!」
勝ち誇ったように青子は笑みを浮かべ、青子は全力でイナバと一誠の所に向かって走り出した。
エンマが居た屋上。そこは見る影も無く、ビル郡は完全に崩壊しており…なんとか原型を留めていたのは唖然とする青龍、五体満足でピンピンするエンマだけだった。
エンマの視線の先には上半身だけに成り、徐々にダイヤモンドに覆われていくルーネスが封印されようとしていた。
『世話に成ったな…所でエンマ。冥土の土産に聞かせてくれ、お前は結局…どっちとくっついた?』
「アリスだよ。血の繋がった子供は1人、血の繋がらない子供達は沢山さ。種族も人種も関係なく、俺達は巧くやってる」
――そうか、安心したさ。
そうエンマの耳に聞こえ、ルーネスは封印された。後は卑劣丸こと大蛇丸こと青龍だけである。
「覚悟は良いか?青龍…仙術木遁」
いざ、100%真数千手を使おうとしたエンマであったが、スタッとエンマの隣にトビオを含めて3人の男が並び立つ。
「嘘でしょ…サレンダーはダメかしら」
エンマを含め4人の男には共通点が有った。それは背に〇〇火影と書かれた羽織を羽織ってる事である。
「初代火影!!千手エンマ!!」
「二代目火影!!幾瀬トビオ!!」
「三代目火影!!兵藤一誠!!」
「四代目火影!!久遠寺イナバ!!」
火影オールスターズ。第五魔法の力とRXの不思議な力が合わさり、此処に共演。
「「「「いくぞぉおおおおお!!」」」」
大蛇丸と愉快な仲間達。終了のお知らせである。
次回!シリアス終り。チート過ぎてギャグ?の始まりである。
作者がギャグを思い付かなかったら、あと9話で完結。
エンマ「イナバの婚約者…マジでどうしよう」
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D×Dキャラ
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型月関係
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まさかの他作品キャラ
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エンマさん、自分で決めてください