御坂美琴になったけどレベル5になれなかった(更新停止中)   作:無視すんなやごらぁぁぁあああああ!

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 ちょっとスランプに入り気味なので気分転換にふと思いついたお話。
 エンデュミオンはイギリスクーデター終わった後に、本編と並行して書くことにしました。
 ほとんどの票がそんなことよりおうどん食べたいに投票されてたのは草生えた



番外編:もしもオリ御坂が実験の存在を知ったら

「嘘……だろ……」

 

 思わず呆然と呟く御坂。

 彼女の視線の先には、コンテナに潰されているミサカ9982号の遺体があった。

 

「なんで、実験が行われてるんだ!話が違うじゃねぇかエイワス!」

 

 そして、御坂は決心した。

 

「……よし、実験場に行くぞ。『計画(プラン)』とかもう知らん。可愛い可愛い妹達を殺すような実験は(永遠に)しまっちゃおうねぇ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、漸く実験場を嗅ぎつけた御坂は、最強の能力者と対峙する。

 その男の名は――

 

「――一方通報(アクセロリータ)!」

「いや待て、なんだその不名誉な呼び方はァ」

 

 あ、この段階じゃあロリコンには目覚めてないんだっけ?

 

「……あン?よく見たらテメェ、こいつらのオリジナルかァ?よかったなお前らァ、優しいお姉様が助けに来てくれたみたいだぜェ?」

 

 一方通行の視線の先には、全身血まみれで、今にも死にそうな姿にも拘らず、一切表情を変えない少女、ミサカ10032号の姿があった。

 

「テメェ、俺の可愛い妹達を良くもこんな目に遭わせてくれやがったなぁ!ただでさえお前はこの後、ラストオーダー(クローン幼女)とラブコメを繰り広げるってのに、これ以上罪を重ねるのはやめろ!ぶっちゃけ大人しくそげぶされろ!」

「……なァ、お前らのオリジナルってこんなのなのかァ?」

「ミサカに聞かれても困ります。と、ミサカは困惑しながら答えます。そもそも、なぜお姉様が実験場に?と、ミサカは問いかけます」

 

 その質問に、御坂は答えた。

 

「姉が妹を助けるのは当たり前だろうがJK」

「ヘェ、美しい姉妹愛です事」

「仲間に入れてやろうか?今なら拳骨三十発で勘弁してやるぞ」

「いらねェ。……まァいい。にしても、困るんだよなァ、実験に割り込まれるってのは。……で?これはお決まりの、目撃者を消すってやつかァ?」

 

 一方通行が御坂を流し見ながら楽しそうに言う。そして、御坂は珍しく真面目な表情で一方通行に問いかける。

 

「なぁ、聞いていいか?」

「あァ?なンだよ?」

「お前、こいつらの事どう思う?」

「どォだと?」

「あぁ。どんな気持ちになったら、こんな風に()を殺せるんだ?」

 

 その言葉を聞いた瞬間、一方通行は吹き出した。

 

「ブッ!クカカ!何言ってンのお前⁉こいつらは人じゃねェよ、人形(・ ・)だぜェ?間違えたらダメだろォがよォ」

「……それ、お前が言ったんじゃないだろ?」

「はァ?」

「それは、研究者たちが勝手にそう言ってただけだろうが。お前自身はどう思ってんだよ」

「なに言ってンだ、お前?」

「こいつらをどう思ってるのか、自分の胸に聞いて見たらどうだ?」

 

 一方通行は呆然と突っ立っていたが、すぐに気を取り直し

 

「……下らねェ、そんなこと考えて何になるってンだ?こいつら俺に殺される、使い潰されるだけの、テメェの模造品だろォが」

「違う。こいつらはそんなことのために生まれてきたんじゃない」

「いいえ、ミサカ達の存在理由は、一方通行の計画の成就のためにあります。と、ミサカはお姉様の意見に反論します」

 

 突如口を挟んできた10032号。

 

「ふざけんな」

 

 彼女の言葉を、御坂はバッサリと切り捨てる。

 

「お前が実験のために生まれてきた?バカ言ってんじゃねぇ、そんなもんはお前が決めることだ」

「ですから、これは私たちの結論だと――」

「嘘ついてんじゃねぇ。それは、お前らを使う研究者たちの言葉だろが!」

「!……、」

「そんなクソッたれどもの言葉なんぞに従うんじゃねぇ、お前の人生の主人公は、お前自身なんだ!モブ以下のクソ共(けんきゅうしゃ)なんぞの言い分に従うだけの下っ端で終わってんじゃねぇ!お前たちの命の価値なんてのはなぁ!誰にも決められねぇ、決めちゃいけねぇんだ!そういうのは、お前らが精一杯生きて、初めて生まれるんだ!しっかり覚えて、今生き残ってる妹達(シスターズ)にも教えとけ!」

「……、」

「……で?もういいのかオリジナルよォ」

 

 欠伸をしながら、御坂に問いかける一方通行。

 

「俺も聞くぞ。実験をやめる気はないのか?今ならまだ――」

「ウゼェ。……俺はなァ、『無敵』が欲しいんだ。俺に挑もうと思う気持ちすらなくなるような、絶対的な『力』がよォ!……だから、俺は殺すぜ?嫌ならお前の手で止めてみな」

「……いいぜ、やってやるよ」

 

 御坂は腰をわずかに落とし、臨戦態勢を整える。

 

「テメェが、妹達(こいつら)の事を人形としか見れないなら、自分の『願い(・ ・)』の為ならこいつらの命を踏み躙っていいと思ってるなら――」

 

 まずは

 

 

 

「――その幻想をぶち殺すッッ!!」

 

 

 

「……はン!やってみろよ、三下がァ!」

 

 そして、御坂は一方通行に向かって駆けていった。

 

「食らえ必殺『御坂神拳』!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……痛い」

「当たり前だね、むしろその程度で済んだのは奇跡だよ?」

 

 病院の一室で、御坂と冥土返しは話をしている。

 

「っていうか、年頃の女の子を全身包帯巻きにするとか最低だな」

「外してあげてもいいんだよ?その時は君の体がどうなるかは予想がつかないけどね」

「すみません勘弁してください」

 

 御坂の神速の手のひら返しに、冥土返しは嘆息する。

 

「はぁ、どうして君はいつもいつも面倒な怪我ばかり負うんだい?全身の筋肉が麻痺してるし、骨も相当数折れてて、体中ボロボロ。挙句の果てにその原因のほとんどが、自分の能力の無茶な使用……。もう少し自分の体を大事にしたほうが良いと思うよ?」

「……返す言葉もありません」

 

 冥土返しの言葉に、ドンドン小さくなっていく御坂。

 要因としては、肉体を電気能力で操作し、木原神拳を疑似再現した。だが、体への負担が大きく、一方通行を倒す時には、まともに動ける状態ではなかった。

 

(違うんです。予定ではそろそろ上条さん乱入してきてくれるかなぁ?とか思ってたのに、いつまで経っても来ないわ、しゃあなしで『疑似木原神拳』での戦闘を強制されるわ、そのせいで一方さん風力操作覚えて、ボコボコにされかけて……。その後は意識がもうろうとしていて覚えてないけど、一方さんの顔面を殴って鼻の骨を折ったのは覚えてる)

 

 ……ロクなことしてないな。

 

「……うん、これも全部☆さんが悪い。はい、閉廷」

 

 

 

 




 と、言うわけで、Ifストーリーです。次からは本編かきます。

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