御坂美琴になったけどレベル5になれなかった(更新停止中)   作:無視すんなやごらぁぁぁあああああ!

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 ……う~ん、ちょっと手応えがイマイチだな。


25話

 神裂たちに連れられ、ヘリに乗り込んだ御坂達。

 しばらくすると、上条達も乗り込んできた。

 

「あれ?お前ここに居たの?」

「色々あったんだよ」

「そうなのか?……まぁいいや」

 

 そして、上条達が話し合いを始めた。

 

(ここはちょっと覚えてる。確か、ロンドンの地下鉄に乗り込むんだっけ?)

 

 そして、その際にシャッターの電子ロックの開け方を第三位(原作御坂)に電話して聞いていたりもしたっけ?

 

「はむはむはむ。……ん~!」

「上手いのかそれ?」

 

 インデックスが缶詰のようなものを食べて頬を綻ばせている。

 

「とうまの作るもやし料理よりは美味しいかも!」

「……なんかごめん」

 

 っていうか、さっきから後ろの方で、『五和、このチャンスに行けって!』『む、無理です、まだ酒臭いです私!』『気のせいだって!何時間前の話をしてんだお前!』などと言う声が聞こえてくる気がする。

 

「詳しい理屈は分かんないけど、出来るならとっととやっちまおうぜ!」

 

 すると、そんなセリフが御坂の耳に入る。

 

「そう言って貰えるとこっちも少しは気が楽なのよな」

「実はこの作戦、実行できる人間がごく限られてるのです」

 

 曰く、自分で魔力を生成できない人物だけという。

 そういうわけで

 

「なんか、ピコピコのついた壁みたいなものが下りているんだよ」

「電子ロックだな。こういうのは俺の分野か」

 

 作戦実行班。上条、インデックス、ヴィリアン、御坂。

 

「……しかし、ここまでスムーズに進むあたり、ロンドンの警戒網の力を、魔術方面に全振りしてるってのはマジみたいだな」

「そのようですね」

「……でも魔力とは無縁の俺とインデックス、御坂が引っかからないのはいいとして、あんたはイギリスの王女様だろ?」

「……王家のものとして、身につけるべき教養だと存じてはいるのですが。……魔術に関しては、武力に応用可能な知識や技術を学ぶことに拒否感があって、どうしても……すみません」

 

 デリカシーのなさで地雷を踏みぬく上条。

 

「ま、まぁ!アンタは、王家の人間じゃないとだめだって言う地下鉄の隔壁を開けてくれさえすればいい!」

「!……、頑張ります!禁書目録(インデックス)に補佐して頂ければ、私のような未熟者でも!」

「あ、あぁ。頼むぜ」

 

 そうして、三人は地下鉄を進んでいく。

 

「この辺り、あらかじめ魔力を利用したマーキングが施されているよ。恐らく、霊装を整備する魔術師が、予め場所を見失わないようにするためのものなんだよ」

 

 その言葉を聞いた上条が、地面に右手で触れる。

 すると、突如紙のようなものが現れ、形を作っていく。

 

「とうま、離れて!あれはモックルカールヴィの作り方を参考にした霊装なんだよ!北欧神話に出てくる、組み立て式の巨人――」

 

 その瞬間、巨人と上条が同時に動いた。

 互いに拳を振るい、打ち勝ったのは上条……かに見えた。

 

「嘘、だろ……」

 

 巨人は幻想殺し(イマジンブレイカー)によって破られたかに見えたが、バラバラになった右腕の紙が上条の全身を木乃伊のように覆い縛り付ける。

 身動きが取れなくなった上条に、巨人は左腕を振るおうとする。

 

「させるか!おらぁ!」

 

 そこへ、御坂が電撃を放ち巨人を牽制する。

 

「ヴィリアン!」

「――正しき血を継ぐ者の命に従い(O A G P A T A C O)速やかに開門せよ(T P O T R B)!」

 

 ヴィリアンが詠唱を行い、巨人を攻撃する。そんな彼女に、巨人は腕を振るう。

 

「悪ぃ。助かったよ、ヴィリアン。後は任せておけ。今度こそここで仕留める!」

 

 だが、割り込んだ上条がヴィリアンを守った。そして、上条は巨人の核のような部分に向かって、その右の拳を振るう。

 その瞬間、巨人は今度こそ跡形もなく粉砕された。

 

「……っていうか、何気に危なかったんじゃね?」

「だな。正直ビビった。……ん?電話か?」

 

 突然、上条の携帯に着信が来る。

 

『あっ、良かった、繋がりました!』

 

 元気いっぱいな声の主は、天草式の五和だった。

 彼女が言うには、ヴィリアン達が魔術的隔壁のロックを解除したことで、遠隔地から特殊車両の動力源にアクセスすることに成功したらしい。 

 

『つきましては、すぐそこを離れてください!』

「……え?」

 

 次の瞬間、眩い光が上条達の視界を覆った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……死ぬかと思った」

「それな」

 

 なんとか轢かれる前に地下鉄から脱出し、天草式の仮拠点にたどり着いた上条達。

 

「……で?なんでイギリスクーデターの阻止が、いつの間にか大食い大会にチェンジしてんだ?」

「……さぁ?」

 

 天草式教皇代理である建宮の提案で、現在は食事中。

 

「今食べたでしょ!私のミートボール食べたでしょ!」

「タベテナイヨー」

「この局面で軽いサラダとかありえねえってんです!」

「皆さん、この後の事もありますし――」

「おかわりを!問答無用のおかわりを要求する!」

「戦の前にやることと言えば、腹ごしらえに決まってるのよな」

 

 シスターってなんだろ?

 

「二人とも食べないのですか?」

「……いや、なんかみんなの迫力に呑まれて出遅れてる」

「っていうか、あいつら食い物どこに入ってんだ?絶対胃の許容量オーバーしてるだろ」

 

 しかし、食べなければいざという時万が一がある。そう思い、近くの肉をとる御坂。

 

「ちょっと!それは私が狙っていたお肉ですよ!」

「知るか!だったら先に取れよ!」

 

 おちおち飯も食えやしない。

 

「そんな五和に、シンデレラ大作戦なのよ!」

 

 後ろの方から、建宮たちの騒ぎ声が聞こえる。

 

「じゃじゃーん!先行販売ロードショー、大精霊チラメイド!」

「た、建宮さんがなぜその最終兵器を⁉」

「因みに、女教皇(プリエステス)の大事な嫁入り衣装もきちんと死守してますなのよ」

 

 建宮がどこからともなく堕天使エロメイドのコスを取り出す。

 

「よよよよ、余計なことを!そんなものは不要です!」

「不要⁉まさかその先の、ハイパー堕天使ドエロメイドなどが待ち構えて……。……ど、努力を惜しまぬ人なのよなぁ」

「違います!」

 

 ……ハイパー堕天使ドエロメイドかぁ。

 

「シスターアニェーゼ!何やら極東宗派が有り余る乳を無駄遣いして面白そうなことを……!」

「ふむ、我が陣営は誰を柱に対抗策を練るのが最も効果的か……」

 

 すると、二人がシスタールチアのほうを見て

 

「む、無理ですからね!私は絶対やりませんからね!」

 

 ……これ、ホントに決戦前なんだよな?

 

「……まぁ、これくらい愉快な方がいいか。……あ、そこのクソシスター!その肉は俺のもんだ!」

「は、早い者勝ちです!これはもう私のです!はむ!」

「うっそだろお前!一口で全部食うとかどんな顎だよ!外れてんのか!」

 

 シスターってなんだろ?(二回目)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、余興は終わった。

 

「教皇代理!カヴン=コンパスが、予定座標に到達しました!」

 

 監視をしていた天草式から連絡が来た。

 その瞬間、全員の表情が一変する。

 

「……ついに時が来たのよな」

 

 一斉にその場を立ち上がる。

 

「……さて、当初の予定は狂ったが、ここまで来たし、やりますかね!」

 

 最終決戦の幕が上がった。

 

 

 




 シスターってなんだろね?
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