御坂美琴になったけどレベル5になれなかった(更新停止中)   作:無視すんなやごらぁぁぁあああああ!

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 一回だと思った?残念、今日は二回投稿です!
 シリアス展開はとてつもなく不評だったので今回でシリアス最後です。
 やったね!これからはギャグテイストだよ!
 でもさ、主だって真面目にやりたい時もあるんですー!

 追記:両方残すことにします。気に入った方を呼んでね。
    一応どっちを読んでもこの話に繋がるようにしてありますので。


30話

「……ぇ」

 

 ただ呆然としていた。

 

「あ……ぁ、ぁぁ」

 

 御坂の目の前には、血を流し、今にも死に絶えそうな番外個体がいる。

 

「あああああああああ!ああああああああああああああああああ!!!」

 

 その瞬間、叫び声を上げながら番外個体のもとに走っていく御坂。

 彼女には、最終信号(ラストオーダー)からの命令を拒否するための特殊な「シート」や「セレクター」を体内に埋め込んでいる。

 この「セレクター」は一種の自爆装置という側面も有り「殺さずに無力化する」という方法を一方通行が取った場合、目の前で炸裂させて自殺することで精神攻撃を仕掛ける……というのが当初の使い方だった。

 

(……そうだった。なんで忘れてたんだ。こいつには「セレクター」があったのに……!)

 

 御坂は知る由もないだろう。今回の自壊は、一方通行だけでなく、御坂への精神攻撃の意味もあったことを。

 

「……なんでこのタイミングで……!アレイスターの野郎……ッ!」

「オイ、邪魔だ」

 

 突如、一方通行が番外個体のもとにやってきた。

 

「……え、お前……なんで?」

「それは後だ。今はこいつを救うぞ。どうやらお前も嵌められた口みたいだが、今はイイ。学園都市のクソったれども思い通りにはさえねェ」

 

 そうして、一方通行は番外個体を救うために、その力を使った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふむ、失敗か」

「ほう、やはり彼女が邪魔を?」

 

 学園都市の『窓のないビル』で、アレイスターと木原脳幹が話していた。

 

「いいや。だが、少なからず彼女は一方通行に影響を与えた」

「残念だったなアレイスター。『御坂美琴は、妹達(シスターズ)に関する場合、普段の在り方を失う』という君の計算は、間違っていたということかね?」

「そちらは間違いではなかった。単純に、タイミングが悪かったのだろう。……まぁいい。今のところ予定通りだ」

「上条当麻については?」

「……ノーコメントだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……生きてる、のか?」

「当たり前だ。オレを誰だと思ってる?」

 

 治療は終わった。番外個体は生きている、誰も死んでいない。悲劇は起こらなかった。

 

「……うぅ」

「……あン?どうした俯いて――」

「……うぅ、ぐっす……。うわーん!」

「え、ちょ、おま――」

 

 いきなり泣きじゃくりながら、一方通行に飛びつく御坂。

 

「あ、ありがどう!マジでありがどう!もうだめがど思っだ!まじでがんじゃじでる!」

「クソっ、離れろ!鼻水がつく!俺の服で涙吹いてンじゃねェェェェええええええええ!」

「もうほんと愛してるゥゥゥううううううううう!流石最強!」

「キモイわ!さっきとキャラ違いすぎンだろォがよォ!前回と温度差おかしいだろ⁉そんなんだから不評くらうンだよ!」

 

 返す言葉もございません。

 

「……ぐすん。っていうか、なんで発狂してないのお前?」

「人を発狂している生物みたいに言うンじゃねェよ」

「え、違うの?」

「違ェよ」

 

 心底驚いたような表情で呆然とする御坂。

 

「……そ、そんなバナナ」

「クソつまんねェ」

 

 寒いな。ここがロシアだからか?

 

「関係ねェよ。オマエのギャグが寒ィンだ」

「失礼な!これでも結構……あ、打ち止め!」

「あ……」

 

 番外個体のことですっかり忘れてたが、打ち止めは今も危険な状態だった。

 

「……流石に酷すぎるよ。って、ミサカはミサカはツッコんでみる」

「ちょ、マジゴメン!っていうか生きてる?実は死んじゃってたり――」

「縁起でもねェこと言うんじゃねェ!」

「……あ、おい一方さん」

「一休さンみたいだな」

 

 そんなことはどうでもいい。

 

「……携帯?」

「あぁ。俺の失くしちゃったみたいだからさ。貸して?」

「なンでだ?」

「ちょっと上条さんに来てもらおうと思って」

「カミジョー?」

 

 とりあえず、渋々携帯を渡す一方通行。

 御坂がそれで電話を掛けると

 

『え~っと、もしもし?誰だ?多分上条さんの知り合いじゃないと思うんだが』

「あ、オレオレ」

『……なんでロシアまで来てオレオレ詐欺に遭ってんの上条さんは⁉どんだけ不幸なの⁉っていうかすこしは空気読めよ不幸!』

 

 何を言っているのか分からない。

 

『……ん?あれは――』

 

 プツっ、と。突然電話が切られた。

 

「……え、なんで?」

「番号間違えたか?」

「いや、そんなはずは――」

「お-い!御坂ーっ!」

「いやおるんかい!」

 

 遠くから上条の声が聞こえてくる。どうやら、近くを通りかかっていたようだ。

 

「まさかこんなとこにいたとはな。それより聞いてくれよ。俺、実はさっきオレオレ詐欺に遭ってさ」

「それ俺がやった」

「………………え」

「……だから俺――」

「何やってんのお前⁉本当に何がしたいの⁉」

「それよりほら」

 

 御坂が上条を押しながら打ち止めのとこへ向かう。

 

「え、え、ちょ、なに?なんなの?」

「ほら、さっさと打ち止めに触れって」

「え、打ち止め(ラストオーダー)⁉なんでこんなところに⁉っていうか、前にもこんなことあったような……」

 

 されるがまま打ち止めに触れる上条。すると、打ち止めから「何か」が消し去られる。

 

「よし、これで応急処置は万全!」

「っていうか、なんで一方通行がいるの?」

「それはこっちのセリフだ。なンでオマエがいるんだよ?」

「まぁいいじゃん。これも運命ってやつ?運命の~」

「下手糞。歌うんじゃねェ。空気読め」

 

 ぐぅ。といい、ぐぅの音を実演する御坂。

 

「意味分かンねェ」

「まぁいいや。一件落着」

「いや何が⁉」

 

 一人、まったく事情を呑み込めていない上条であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、お前は何でこっちに来たの?」

 

 あの後、御坂は一方通行たちと別れ上条達についていった。

 一方通行たちはエリザリーナ独立国同盟に向かうことになったようだ。

 

「色々あってな」

「その色々を上条さんは説明してほしいんですが」

「おや、アナタどこかで……?」

「キノセイデスヨ」

 

 目を逸らしながらレッサーの視線を避ける御坂。

 電撃を浴びせたり車投げつけたりとか知らないよ。

 

(とりあえず、一方通行のポケットに「Index-Librorum-Prohibitorum――禁書目録」のメモ書きを忍び込ませておいた)

 

 あれがないと色々詰む。そう言う訳で何とか修正した。

 

「……なぁ、御坂」

「なんだよ?」

「……教えて欲しいことがあるんだ。インデックスの事で」

「はぁ……?」

 

 そうして、上条は語りだした。フィアンマとの戦いで起きたことを。

 

「ふぅ~ん、そういうことか」

「俺はインデックスがどんな状況にあったのか知らない。だから、俺があの時やったことは、俺が今やっていることは正しいのか……あれ?」

「え、どしたの?」

「思い出したけどさ、最初の奴って俺ほぼ関係なくない?」

 

 え、今更?

 

「だって俺ほぼ被害者じゃん。変なあだ名付けられるし、神裂に投げ飛ばされるし、殺されかけるし。散々じゃん」

 

 言われてみれば、あの時の上条は不幸そのものだった。

 

「あれ?もしかして悩む必要なかったんじゃね?俺あの時はむしろ被害者だったんだし、むしろ今回ので帳消し?」

 

 ぶっちゃけ、フィアンマの言うことこそ言いがかりだった。上条は悪いことしてないし、一番悪いのはある意味御坂である。

 

「そうだよ!俺別に悪くないじゃん!悩む必要なかったじゃん!バカ!俺ホントバカ!」

「変な人ですね。勝手に悩んで勝手に復活して」

「悪いなレッサー、もう大丈夫だ。とりあえず御坂、一発殴らせろ」

「なんでさ⁉」

 

 その後、車の中で激しい掴み合いが起こり、御坂は頭に大きなたんこぶを作った。

 

 

 




 一方通行×御坂。……ありか?
 いや、電磁通行か……?
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