御坂美琴になったけどレベル5になれなかった(更新停止中) 作:無視すんなやごらぁぁぁあああああ!
「だ~か~ら!俺は何もしてないって言ってんだろうが!」
「信用なりませんわ。なら、なぜあの男性に暴行を加えたんですの?」
さっきからこれの繰り返しだ。俺が先程からこう言っても聞く耳は持たない。それどころか眉間にシワを寄せて更に不機嫌そうな態度を取る。
相手の名は、白井黒子。もう一人、パソコンに向かって座っているのは初春飾利。要はあれだ、超電磁砲のいつものメンツだ。……なんで佐天さんいないんだ?
「やはり言えないようですね。どう考えても怪しいですの。詳しい事情を話すまで返しはしませんの」
……最悪だ。
「そもそも、女性なのに『俺』などと、その恰好と言い、淑女として恥じるべき言動ですの!」
「お前の持論は知らねぇし興味もねぇよ」
そんなことを言い合っていると入り口のドアが開き、牛乳先輩が現れた。
「白井さん、その人を解放して」
「固法先輩⁉しかし……」
「襲われた眼鏡の子に話を聞いたわ。彼は、
「……え⁉」
「その子はそれを見抜いたうえで、彼を無力化したのよ。これ以上被害を出さない為に」
すみません。思いっ切り自分の為です。アレイスターに狙われてるから悪いことしませんよアピールしたかったんです。
「そんな……」
「ごめんなさいね。早とちりしちゃって」
「いえいえ、構いません。それより丁度いいです。預かってもらいたいものがありまして」
「なにかしら?」
俺はあらかじめダウンロードしておいた
「これは?」
「
『……え?』
三人が驚きの声を上げる。
「……どうしてそんなものを?」
「たまたま見つけまして。一応合法のモノか確認してほしかったんです」
この段階では、世間ではまだ都市伝説程度の扱いだし、確かあくまで保護されるだけで、事情を知ればすぐに解放してくれるはずだ。
「……なるほど、貴女の事情は分かったわ。これは使ってないのよね?」
「えぇ、まぁ」
「協力ありがとう」
……ここまでやれば十分だろ。
「じゃあ俺はこれで」
「そうはいきませんの」
「……え?」
「元々、
なんで⁉もういいじゃん!なんでそうなるの⁉……はっ!まさか、統括理事会か!おのれアレイスター!
「数日拘束されるよりはマシでしょう」
いや、数日拘束されるほうがマシです。頼むから俺を巻き込むな。今の俺じゃあ、木山先生には勝てないし、AIMバーストにも勝てないんだよ!
「……俺が居たところで大した活躍なんてできないぞ」
「人手が足りないんですの。今回の
なんか上条さんの株が上がってる気がする。
そして、結局俺は捜査に協力させられることになった。不幸だ。
次の日、俺達は風紀委員としての白井の随伴で水穂機構病院に来ている。
これだけ聞くと
当然何も知らない病院の人間にとっては原因不明、そんな患者がこの病院含めていたる学区で何人も運び込まれている異常事態だ。
病院関係者は白井に事情をアレコレ聞かれていたが、芳しい返答を返す事ができない。
「お待たせしました」
そして現れる黒幕。
その場では何なので、俺たちはファミレスに場所を変えた。
「では改めて自己紹介だ。
そこからは概ね原作通り、幻想御手の事を話し、俺が持ってきた現物を渡した。
「ふむ、既に現物を確保しているわけか」
だが、彼女はそれがあろうと無かろうと、話をはぐらかそうとするだろう。だって自分が犯人だもんな。
「んー、しかし聴覚しか使用しないものではその現象は困難だよ。
「共感覚性」
俺がぽつりと呟いた言葉に、全員が注目する。
「……を利用すれば、音楽プレーヤーだけでも行けると思うんですけど」
「……なるほど、それは盲点だったな。確かにそれならば可能性は十分ある」
ふむ、やはり冷静な人だ。事態が解決に近づいても眉一つ動かさないとは。
っていうか、一瞬こっち睨まれた気がするんだが。
「……よし、その点を踏まえて調べてみよう。いや、有意義な意見が聞けた。わざわざ出向いた甲斐があったと言うものだよ」
「お力になれて何よりです」
「むぅ、なんだか私、置いていかれてる気分ですの」
それは仕方ない。いつか自分の理想のお姉様でも見つけるんだな。
「ところでさっきから気になっていたんだが、あの窓に張り付いている子達は知り合いかい?」
そして、佐天さんと初春さんと合流した。
「……へぇ!それが噂の
佐天さんがそんなことを……え?なにその反応?
「見た事ないの?」
「?もちろんですよ」
……どういうことだ?まだ佐天さんは
いや待てよ。よくよく考えれば、佐天さんがあれに手を出したのは、御坂美琴の「レベルなんて関係ないじゃない」が彼女を傷つけてたからだったはず……なのか?
そもそも佐天さんとは初対面だし、やはりそういう面が大きいのか?
「にしても、随分暑いなここは」
「気のせいでしょ」
やばい。脱ぎ女のフラグがたったぞ。
「あー、そんなことより、それの解析を……」
「それもそうだな。では、私はこれで」
そう言って、木山先生が席を外す。
「……じゃあ、私もこれで」
「あ、はい。本日はどうも」
いや~、ようやく解放されたぜ。
「なんか飲み物でも買ってくかな」
え~っと、ラインナップは……イチゴおでん?ヤシの実サイダー?
「意味不明」
どんなイカれたセンスしてるんだよ学園都市は。
「あ!短髪!」
「……ん?」
この声は……おいまさか
「……イカデックス」
「インデックス!」
はっはっは、これでお相子だ。
「偶然だな、こんなところで。お前を追ってた魔術師の話はどうなったんだ?」
「それがね!聞いてよ短髪!」
なんでも、俺が言った通り、追手の魔術師は同じ部署に属する魔術師だったそうだ。しかも、かつての自分の同僚だったとか。
そしてインデックスは、自身は一年おきに記憶を消さなければならないことと、今までそうやって記憶を消されてきていた事を明かした。
インデックスを追っていた魔術師も、今まで何度も、インデックスの為にインデックスの記憶を消してきたらしい。
まぁ、知ってるけど。
「だから、もうじき短髪の事も忘れちゃうんだよ」
……あれ?もしかして、いまだに上条さんに会ってないの⁉
……仕方ない、軌道修正だ。
「インデックス、何で一年おきに記憶を消さなきゃいけないんだ?」
「……え?……それは、私の完全記憶能力のせいで、脳が圧迫されてるからってステイルたちが――」
「それはおかしいぞ」
「?」
「完全記憶能力はお前だけのモノじゃない。本当に記憶を消さなきゃ生きられないなら、今まで何度もそれ関係のニュースが報道されてるだろうさ」
「!……、それって…」
「お前を苦しめてる原因は、多分他にあると思うぞ」
「インデックス!こんなところにいたんですか⁉探したんですよ……」
すると、露出の多い……と言うよりエロい服を着た高身長でおっぱいの大きいねぇちゃんが現れた。
その隣には赤髪にバーコードで咥えタバコの破綻神父。
「かおり、すている!聞いてほしいんだよ!」
二人はインデックスの話を聞き、顔色を変えていく。
「それは……」
「……本当なのか?」
二人が怖いくらい顔をしかめて問いかけてくる。ちょっとちびりそうになったのは内緒だ。
「……そうか」
「しかし、それが分かっただけでも一歩前進です!」
「あぁ、完全記憶能力以外に原因があるとするなら、それは恐らく魔術によるもの」
「そして、そんなことをして得をする人物は只一人」
「「
わーお、二人とも息ピッタリじゃん。
「あの女狐め…っ」
「しかし、どうやってインデックスを苦しめる原因を探りましょうか?」
「本人に聞いても、はぐらかされるに決まっているしな。おい、君は何か案はないのか?」
なんでそこで俺に振るんだよ。
「この病院で写真を撮ってみたら?」
「写真だと」
俺は病院の住所を教える。
「だが、科学者に渡せば彼女がモルモットになることも」
「それは心配するな。その医者は、生きてさえいればどんな状態でも救うのを信条に活動してる。患者の事も、事情を聴くより先に治すのを優先してくれる。……まぁ、この医者なら信用できるってこと」
「短髪が言うなら、私も信じるんだよ」
「……ステイル」
「……分かった。それで行こう」
っていうか、なんで俺さっきから魔術サイドにばかり関わってるわけ?
御坂が言う医者の正体とは⁉……まぁ、誰でもわかるよね。