仮面ライダーSPIRITS〜転移せし善悪の亡者達〜 作:仮面ライダーハードエボル
side:ニューヨーク・国際連盟ビル
「ねぇ見て滝さん!」
食堂の給仕係りのブリジットが食事中の滝にある新聞を見せた。
「おぉおぉ」
「俺らが暴れたのがデカく載ってんなぁ・・・」
その新聞には、先日の吸血鬼事件で自分を含めて街で暴れた仮面ライダー一号と
ちなみに飛電其雄は本郷と共に行動することになり、既にハーレムから去っており、スパイクも本郷猛の持ってきた血清のおかげで元に戻っている。
「お前さんもだいぶ暴れとったからのぉ・・・」
「アイツらに比べたら可愛いもんだろ?」
ホプキンスの言葉に滝はコーヒーを飲みながらそう答えた。
「ねぇ滝さん!
「私すっごくハマったんだよ!」
「ん?一号のことか?」
「お前全く信用なかったクセに・・・」
ブリジットが
「ヤツは仮面ライダー一号・・・俺のダチ公だ」
新聞の一面に載っている仮面の戦士を見ながらそう答えた。
「一号って・・・彼とあの青い仮面ライダーの他にもいるの!?」
「あぁ・・・」
「ウソーーン♥」
「ねぇ教えて教えて!何もかも!!」
「・・・・・・・・・」
「あぁ・・・いるさ・・・かけがえのないダチがもう1人・・・」
滝が見つめるノートパソコンに一通のメールが届いていた。
【滝、一文字の居場所が分かった。本郷猛より】
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side:ガモン共和国リアング国際空港
本郷からもう1人の友、一文字隼人の居場所を知った滝は1人でガモン共和国という国に来ていた。
空港から出てきた滝にガイドの案内はどうかと地元の人間が近ずいて来た。
「そこのダンナ!ガイドの案内は如何ですかい!」
「荷物持ちますよ!」
その中の一人が滝の持っている新聞を見て気になる事を呟いた。
「あれ?この写真もしかして“
「アメリカにも出てきたんですかい?」
「“
「何で仮面ライダーが・・・?」
そことき、滝のいる空港前の街中から3台の武装車が近くを走っていた。
「何だ?あの物騒な車は・・・」
「あぁ、グィン将軍の護送だよ」
「この間捕まったクーデターの首謀者の・・・」
「はぁ~ん・・・どうりで・・・」
「まぁ今から俺たちに奪還されるんだけどな」
「へ?」
滝に声をかけたガイドの1人が持っていた包み布から小銃を取り出した。
それを合図に街の物陰に隠れていた武装した数人が現れて銃撃を始めた。
ドドドドドドッ!
パンパンパン!
「ゲリラだぁー!!」
「応戦しろ!グィンを渡すなぁー!!」
グィン将軍を護送していた警備の人間も出てきて街中で酷い銃撃戦が始まった。
「おいおい!」
「街中でドンパチッて・・・!?」
「!」
身を伏せて銃弾から逃れていた滝の頭にガイドが小銃を突きつけていた。
「グィン将軍の奪還、そして我等正当なガモンの民の存在を知らしめる為には被害が大きい程いい・・・」
「お前も尊い犠牲になる事を感謝するんだな!」
「お断りだ!」チャキッ!
「!」
「ち・・・・・・」ガキッ
撃ってきたガイドの銃撃を躱して下から後ろに滑り込み、左腕を背に捻って拘束した。
「グ・・・」
「キ・・・キサマ・・・!?」
「お前・・・さっき“悪魔”とか吐かしてたな・・・」
「ありゃどういう意味だ?」
「チィ・・・知るか!!」
「あっそ・・・」クイッ
「ま・・・待て待て待て!!」
ガイドは“悪魔”について話し出した。
最近戦場で現れては敵・味方関係なしに殺戮を繰り返しているバケモノが存在しているらしい。
そのバケモノは“悪魔”と呼ばれており、アメリカの
その悪魔には血に濡れたような紅い拳をしており、戦場では“紅い悪魔”もしくは“紅い拳の悪魔”と呼ばれており、恐れられている。
「紅い拳だと・・・!?」
(まるで
友の特徴・・・それに酷似した悪魔と呼ばれる存在だった。
「それにもう1つ・・・“
「は?オーガ??」
「そいつは“悪魔”の少しあとに現れたんだ!」
「“悪魔”と同じように戦場に現れて両軍関係なく襲って殺戮をしているんだ!」
「日本の刀って武器を持っていて、赤と緑の色をしてんだよ!」
「だから俺らはそいつを“
“オーガ”・・・仮面ライダー二号とは違う存在の異名が出てきて、疑問が新たに出来た。
その時、護送車から脱出したグィン将軍が援護に来た兵士にゲリラごと蜂の巣にされ、血に倒れた。
「ああぁ・・・将軍・・・!!」
「そんな・・・グィン将軍が・・・」
「俺たちの・・・聖戦がぁ・・・!!」
嘆いたガイドのゲリラに滝は殴り飛ばした。その顔は言いきれない怒りが見えていた。
「テメェ・・・ら!」
「何が聖戦だ・・・何が治安維持だ・・・」
ゲリラのグィン将軍奪還作戦による被害で無関係な一般人達が死傷者多数でてしまった。
その中には死者に泣きながら抱きつく子供の姿もあった。
「バッカヤロウどもが・・・!!」
目の前で始まった惨劇・・・何も出来なかった自身の無力・・・滝はただ、その一言しか言えなかった。
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side:診療所
「寺・・・・・・」
「ココは診療所になってんのか・・・」
「まさに駆け込み寺って訳か・・・」
街中での襲撃の後、滝は他の負傷者たちと一緒に駆け込み寺に入っていた。
その駆け込み寺には、身寄りのない子供も多数いた。しかし、その目に生気は宿ってなかった。
「なぁ・・・医者はどこに」
滝が医者の居場所を子供達に聞こうとした途端、子供達は一目散に逃げるように去った。
「流石に逃げるのはねぇだろ・・・」
「仕方ねぇよ!」
「あの子達もさんざん嫌な経験をしちまったからな」
「ん?」
子供達に逃げられた滝に声をかけたのは日本の青年だった。
その青年の格好は動きやすくした着物に狩人が着るような毛皮を羽織っていた。
「医者を探してんだろ?」
「コッチにいるから案内するぜ」
「おお!すまねぇな・・・」
青年は滝に医者のいる所まで滝を案内をかってでた。
滝は青年の好意に素直に従って医者の所まで着いていくことにした。
「俺の名は滝和也ってんだ」
「お前さんはなんて呼べばいい?」
「俺か・・・?」
「カブキ・・・俺のはカブキだ」
ーENDー