ここは、中南米料理屋『ルチャドール』普段は開店しているのだが今日はある一人の客のために貸し切りとなっている。
タク「お、もうすぐだな」
カランカラン...
タク「いらっしゃい」
イブ「タクヤさん、こんにちは」
タク「あ、そう言えばイブってこの店初めてだっけ?」
イブ「そうですね、でもカスミさんやアリサさんがこの店かなりいいっていってました」
タク「いっちーも言ってたんだ、それは知らなかったな。まぁそこのカウンターに座ってよ」
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イブ「メニューはどこにありますか?」
タク「ないよ、今日はイブ特別メニューだから」
イブ「私だけの特別メニューですか?カタジケナイです」
タク「まずは初めて来た人に、ジュースのサービスです」
イブ「これは、ジンジャエールですか?」
タク「いや、ガラナですね北海道ではよく飲まれる飲み物です」
イブ「何か、ドクトクな味ですね」
タク「まぁ、慣れれば大丈夫だよ。ではまずサラダからですね」
イブ「どんなサラダが出てくるか楽しみです」
タク「この前の居合い切りの奴見ましたよ」
イブ「本当ですか?」
タク「すごいよね、驚いたよ」
イブ「これもシュギョウのタマモノです」
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タク「お待たせしました。サーモンとザリガニとアボカドのサラダでございます」
イブ「私がフィンランドにいたときザリガニはパーティー用の食事として使われたんですよ」
タク「事前にリサーチ済みですよ、今日のために初めてザリガニを取り寄せたんで」
イブ「私の故郷の味と似ていておいしいです」
タク「そうなの?今度メニューに取り入れるか父さんに聞いてみるか」
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タク「さて、メインを作りますか」
イブ「この店非常にドクトクな雰囲気が出てますね」
タク「俺の父さん、メキシコ人だからメキシコのお土産が多いのよ」
イブ「タクヤさんってハーフですか?」
タク「いや、母の再婚相手がメキシコ人なだけ」
イブ「たまに昔のお父さんに会いたい時ってあるんですか?」
タク「う~ん、離婚したのが小さいころだったから、今さら来ても『誰?』ってなると思うな。イブはどうなの?たまにフィンランドに帰りたい時ってある?」
イブ「ニホンに初めて来たときは、いつもフィンランドに帰りたいって思ってました。でも今はパスパレのみんなや友達が沢山いますので、そんなに思ってないです」
タク「そうか、今度、Beatのみんなでフィンランド行こうかな?」
イブ「その時は、私がモテナシてあげます」
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タク「お待たせしました。和風スパゲッティタコスでございます。」
イブ「これがメイブツのスパゲッティタコスですね、いただきます」
タク「ガブッといってくださいよ」
イブ「う~んこれナットウ入ってますね、とてもおいしいです」
タク「おー良かった、パスタに納豆と出汁醤油で和えただけなのに」
イブ「タクヤさんって料理上手いのは何ですか?」
タク「まぁ、父さんの仕事手伝ってたら自然と出来てたよ」
イブ「ゴチソウサマでした」
タク「あ、そう言えばプレゼントあるんだった、ちょっと待ってな」
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タク「はい、これ」
イブ「これは傘ですか?」
タク「これは、和傘だね。ソックさんの知り合いに和傘の職人がいてさ、あとこれ広げてみ」
イブ「わぁ、とてもキレイです」
タク「紫に白とイブをモチーフにしているんだ。これオーダーメイド」
イブ「こんなことしていいんですか?何かお返ししないと」
タク「いや、大丈夫だよ。今日はイブをもてなす日だから」
イブ「タクヤさんこんなにもてなしてくれて、ありがとうございます!」
カランカランカラン...
タク「さてと...次はいつかな」
誕生日プレゼントを考えるのってかなり難しいのですよ。和傘にしようとしたのはわずか数時間前でしたからね。