よぉ、タクだ。スタジオから失礼するぜ。年末の8バンド合同ライブでメンバーをシャッフル事になったんだけど...
モカ「....」
七深「....」
れおな「....」
えーっと、絶賛3人ケンカ中です。まぁ、そりゃあ彼女と、幼なじみと元親族というね。恋愛ゲームによくありそうなパターンだなって違う?俺そういうのやったことないから。
タク「なぁ、沙綾」
沙綾「ん?どうしたの?」
タク「パンある?」
沙綾「現実逃避しないで」
そう言っても俺にパンを差し出した。お、メロンパンだ。
タク「コーヒーいる?」
沙綾「ありがと、頂くね」
今日のコーヒーは、ブラジルのコーヒー豆100%だ、水筒からコップに注ぎ...
タク「どうぞ、ブラックだけど」
沙綾「砂糖はないの?」
タク「あるよ」
どうやら、ブラックは飲めないらしい
タ・沙「「あ~~~」」
タク「どうですか?お味は」
沙綾「うん、いつも飲んでいるコーヒーよりおいしいよ」
タク「ありがとう、このメロンパンと最高にマッチしている」
沙綾「焼きたてを持ってきたんだ」
~数分後~
沙綾「私ね、好きな人がいるんだ」
タク「へ~、誰?」
沙綾「隆盛君」
タク「隆盛ね...ってえ!?」
沙綾「意外?」
タク「いやいや意外過ぎるよ!?」
沙綾「前にさ、クレーマー来たとき合ったよね」
タク「あぁ、隆盛が大腰決めてその人昏睡ナウの」
沙綾「元から、優しくて、強くて、頼りになってくれて」
タク「で、今回の事件で確実に惚れたと」
沙綾「うん」
タク「で、なんで俺に?」
沙綾「どうすれば、隆盛が私のこと好きになってくれるのかな?」
タク「う~ん、これだけは言えるのはあいつ誰よりも鈍感だぜ、柔道とドラムしかやってないかな」
沙綾「そうか...」
タク「まぁ、差し入れとかしてみたら?結構そういうの好きだから」
沙綾「差し入れね、分かった」
タク「悪いな、こんなクソな答えで」
沙綾「全然!むしろありがとう」
タク「隆盛か、顔さえ良ければな」
沙綾「人は顔じゃないんだよ」
沙・タ「wwwwww」
沙綾「ねぇタク」
タク「どうした?」
沙綾「これ止めないの?練習出来なくなるよ」
あ、忘れてた。今目の前には3人がケンカ中だしかも俺の彼女と、幼なじみと元親族多分俺のことに対していろいろあるのだろう。
タク「おい、3人。いくらそんなにケンカしてしても俺の彼女はモカだけだからな」
七深「え、たーくん何言ってるの?」
タク「え?俺の事についてじゃねーの?」
れおな「違うよ?」
タク「え、じゃあなんでケンカしているの?」
モカ「きのこ〇山かたけのこ〇里かすぎの〇村どっちがいいかで揉めてたんだよ~」
くっそどうでもいい!!!さっきの俺の決めぜりふ取り消して、マジで恥ずかしいのだけど
モカ「ちなみに沙綾はどっち?」
沙綾「う~ん、きのこ〇山かな?」
れおな「ですよね!」
七深「じゃ、たーくんは?もちろんすぎの〇村だよね」
モカ「あたしの彼氏なら当然、たけのこ〇里だよね」
れおな「拓也君、きのこ〇山だよね」
タク「え、俺どうでもいいのだけど」
3人「え!?」
タク「つーかすぎの〇村ってもうないんじゃ」
沙綾「確かに」
七深「え!?ないの!?私の家結構あるのに」
タク「多分広町家が買い占めたんだよそれ」
モカ「じゃあた~くんはコンビニとか行ったときどうしてるの?」
タク「気分で買ってる。今日たけのこかなと思ったらたけのこ〇里買うし、なかったらきのこ〇山買うし」
4人「「「それ人生損してるよ」」」
タク「なんでだよ!?」
モカ「た~くん」
タク「何?」
モカ「さっきの格好よかったよ」
タク「止めて、恥ずかしい」