よぉ、タクだ。亮の家から失礼するぜ。今日は『新曲が出来た』と亮が言ってきたからそれを確認しに来ているところだで、
タク「何でお前らがいるの?」
りみ「作曲担当として気になっていて」
友希那「あの繊細な曲はどうなっているのか知りたいから」
蘭「私も気になっていて」
チュ「今後、ライバルとしての情報収集よ」
美咲「昨日、亮の家に泊まっていたから」
瑠唯「なんとなくよ」
タク「瑠唯は何でなんとなくで来てるんだ、それによくも亮の家知ってたな」
亮「お、来た来たって多いな!」
りみ「お邪魔しています」
亮「ちょっとタク来い」
タク「あ、あぁ」
~廊下~
亮「まずいまずいまずいよ」
タク「どうした?」
亮「今日父さんいるって!」
タク「あぁ、全裸父さんかって昨日美咲と泊まってたよな」
亮「美咲が起きる前に帰ってきたんだ」
亮父「どうした?俺に何か用か?」
タク「あ、お久しぶりです」
亮「父さん、服着ろよ」
亮父「えー、何で家にいるのに服着るのかよ」
亮「俺が恥ずかしいんだよ!あと、今日客がいるの!」
亮父「そうか、茶でも入れないとな」
亮「だから服着ろよ!」
~リビング~
亮「あ、ごめんな」
りみ「むちゃくちゃ聞こえてたよ」
亮「嘘だろ!?」
友希那「もしかして...石川君お父さんに会えるかしら」
亮父「あ、お茶でございます。」
亮「あのね?服着ろと言ってたけどパンイチはないだろ!?」
蘭「」
チュ「」
瑠唯「」
タク「あ、ほとんど固まってるよ」
美咲「父さん久しぶりです」
タク「あ、美咲は知ってたんだ」
美咲「全裸でパソコン弄ってたのをたまたま目撃してさ」
友希那「お久しぶりです、石川さん」
亮父「あれ?知り合いだっけ?」
友希那「私です、湊友希那です」
亮父「あ、湊さんの?」
亮「父さん知り合い?」
亮父「俺、湊さんのところのバンドにいたから」
全員「「「えええええええ!?」」」」
亮「父さん何で言わなかったの!」
亮父「亮が20になってから話そうかと思ってさ、それにしても大きくなったな友希那ちゃん、父さん元気にしてる?」
友希那「えぇ、元気よ。石川さんは相変わらずですね」
蘭「湊さん、こんな変態と知り合いなんですか?」
亮父「うぐっ」
チュ「確かに非常識ね」
亮父「ゴハッ!」
瑠唯「気持ち悪いわ」
亮父「」
りみ「えっと?うーんと?」
タク「りみ、もう止めろ!彼のライフはもう0よ!」
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~スタジオ~
亮「まぁソファに座れよ」
タク「さて、どんな曲かな?」
亮「まぁ、こんな感じだな」
~♪
タク「あれ?この曲?」
りみ「『二重の虹』に似ているような」
亮「あ、ごめん。これ間違えた」
~♪
瑠唯「これ、『金色のプレリュード』かしら」
亮「あ、間違えた」
~♪
チュ「Hey!これ『R.I.O.T』じゃない!」
亮「あれ?どこ行った?」
友希那「他のバンドの曲を録音してたの?」
亮「いや、これ自分で作った」
タク「亮、また遊んだな」
りみ「どういうこと?」
亮「俺、耳コピ出来るんだよ」
タク「しかも中学からの特技」
全員「「「えええええええ!?」」」
???「亮~歯磨き粉ないのだけど」
亮「母さん、って全裸で来るな!」
全員「「「えええええええ!?」」
タク「渋滞してる、渋滞してる」
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亮「さて、バカ親2人カナディアンデストロイヤーしたところで」
友希那「容赦なかったわね」
亮「まぁ、そういうことなのよ」
瑠唯「なんのことですか?さっきのカナディアンデストロイヤーがすごすぎてもう分からないのだけど」
亮「耳コピの話、まぁよく見てなよ。タク、なんか曲かけて」
多分みんなびっくりするだろうな、えこんな早く終わるってなるよ。
~♪
蘭「たしか、『ナンセンス文学』だよね」
チュ「Unbelievable...こんなに手際よすぎない!?」
タク「静かに、亮が集中出来ないから」
~数分後~
亮「出来た」
りみ「早っ」
亮「ざっとこんなもんかな」
~♪
蘭「え?すご!」
タク「だろ?」
亮「まぁ、これをずっと暇でやってたら出来たのよ」
美咲「亮~USB落ちてたよ」
亮「あ、思い出した、新曲USBに保存してたんだった」
タク「忘れんなよ!」
次回から、イカレてるBeat the clockが出ると思います