Beat the clock next   作:頭の中将

44 / 147
 箸休め回ですね


天才はすぐ近くにいる

~チュチュのスタジオ~

 

 六花「マスキさんこれ見てください」

 

マスキ「フリースタイルバスケか?ってスゲー!」

 

レイヤ「前宙してキャッチした。ってこれ翔だよね」

 

 六花「全員翔さんの中学の同級生らしいですよ」

 

???「ふぉーふぁよ」シャコシャコ

 

 六花「うわぁってタクさん!?」

 

 タク「おはよー」シャコシャコ

 

マスキ「『おはよー』じゃねーよなんでいるんだよ」

 

 モカ「ふぁーふん」シャコシャコ

 

 タク「んどうした?」

 

 モカ「みふ、ふぉふぉ?」シャコシャコ

 

レイヤ「突き当たり右だよ」

 

 モカ「あふぃふぁほー」シャコシャコ

 

 六花「何で歯磨きしてるんですか?」

 

 タク「ふふうふふふぇふぉ?」シャコシャコ

 

 六花「何言ってるかわかんないです」

 

パレオ「あ、拓也君、モカ様起きました?」

 

 タク「おふぁよー」

 

パレオ「蛇口は突き当たり右です」

 

 タク「ふぁっきふぇいあふぃふぃいふぁ」シャコシャコ

 

レイヤ「さっき私が教えたよ」

 

 モカ「ふぁふぁくいふぉー?」シャコシャコ

 

 タク「おー」

 

パレオ「気をつけてー」

 

 

 

 六花「パレオさん何で2人がいるんですか?」

 

パレオ「私が招待しました。新作料理を振る舞いたくて」

 

 チュ「パレオ!何で私の家にタクとモカ・アオバがいるの!」

 

パレオ「昨日私が招待しました!」

 

 チュ「びっくりしたわよ!?朝起きたらタクがいるんだもん!」

 

マスキ「何で濡れてんだ?」

 

 チュ「寝起きで水掛けられたのよ!」

 

ピーンポーン

 

パレオ「はーい、ちょっとお待ちください」

 

 チュ「客?こんな時に?」

 

 タク「あー、さてもうそろそろ帰りますかー」

 

パレオ「あ、拓也君に客が来てますよ」

 

  茜「ヤットミツケタ...♡ナンデキノウイナカッタノ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?」

 

 タク「昨日れおなが招待してくれてさって茜言ってなかったのは謝るから取りあえずカッターしまえ」

 

マスキ「お前どっかで見たことあるな」

 

レイヤ「タク!危ないよ!」

 

 タク「あーそいうやつだから」

 

 六花「よく冷静でいられますね」

 

 タク「ヤンデレって冷静に『はいはい』みたいな感じにいれば大丈夫なの」

 

マスキ「お前殺されるぞ」

 

 チュ「ふん、何で貴方がいるの?」

 

  茜「チュチュ...覚えてるわ、初めていちゃもん付けた人は貴方だけよ」

 

 タク「知り合いか?」

 

  茜「RASのギターオーディション受けて散々文句言って不合格と言った子よ」

 

 モカ「たーくんが一時期RASにいたとき?」

 

 タク「多分そうだなってお前あの時連絡しろよ!もしかしたら付き合ってたぞ!」

 

  茜「マジ!後悔したわ~って何でたーくんRASにいたの?」

 

 タク「ギターがいなかったからヘルプで入っててさ」

 

 モカ「いや~あの時連絡してたらずっと友達だったんだラッキー」

 

 タク「墓穴掘るな」

 

 チュ「だって貴方のギターはRASのレベルに達してないのよ不合格にするのは当たり前じゃない」

 

 タク「チュチュ、シバくよ?俺のギターの師匠だから」

 

マスキ「え?こいつが?」

 

 タク「うん、小学生の頃こいつがギターやってなかったら俺やってないから」

 

 チュ「そんなの関係ないじゃない」

 

 タク「だったらちょっとセッションしてみるからそれで改めて評価してほしい」

 

レイヤ「いきなりだね」

 

 タク「茜リクエストは?」

 

レイヤ「それ私の台詞」

 

  茜「YOASOBIの『夜に駆ける』で」

 

 タク「分かった。あと、れおなもそこで見ていて」

 

パレオ「私は大丈夫なのですか?」

 

 タク「モカ、六花は来てくれ」

 

 モカ「OK~」

 

 六花「ギター4人でやるのですか!?」

 

 タク「俺はボーカルやる」

 

レイヤ「大丈夫なの?あの曲キーボードがメインだよ」

 

 タク「大丈夫大丈夫」

 

 

===========================

 

 タク「OK準備いい?」

 

 モカ「もちろ~ん」

 

 タク「茜、取りあえず少し離れてくれ邪魔になる」

 

  茜「もう、これでも遠いんだからね」

 

 タク「こころの距離はこれぐらいがいい」

 

  茜「ひどい!」

 

マスキ「早くしろ~」

 

 タク「分かった分かった、行きますよー、1,2,1234」

 

 タク『沈むように溶けてゆくように 二人だけの空が広がる夜に』♪

 

 茜はただのカマチョだと思うじゃん。違うのよコイツはギターが上手いのよ。しかも

 

 チュ「WHAT!?彼女キーボードパートをギターで弾いているわ!」

 

パレオ「かなり難しい曲を楽に弾いていますよ!?」

 

 『キーボードパートをギターで弾けるのよ』ありえないと思うじゃん。でも出来るのよ彼女は。

 

 タク『初めて会った日から 僕の心の全てを奪った どこか儚い空気を纏う 君は寂しい目をしてたんだ』♪

 

  茜『いつだってチックタックと鳴る世界で 何度だってさ触れる心ない言葉うるさい声に涙が零れそうでも ありきたりな喜びきっと二人なら見つけられる』♪

 

タ・茜『騒がしい日々に笑えない君に 思い付く限り眩しい明日にを 明けない夜に落ちて行く前 僕の前を掴んでほら 忘れたくて閉じ込めた日々も 抱きしめた温もりで溶かすから 怖くないよいつか日が昇るまで 二人でいよう』♪

 

 

===========================

 

 チュ「す、すごいわ...」

 

  茜「でしょ?」

 

レイヤ「茜ってそんな才能があったんんだ」

 

 六花「どうしたら出来るんですか?」

 

  茜「企業秘密です」

 

マスキ「茜、あの時のオーディションとは音が違ってたけど、何があったんだ?」

 

  茜「多分あれかな?弦の張り替える時に弦間違えたんだと思う」

 

 タク「は?」

 

 モカ「どーゆーこと?」

 

  茜「あのイキリDJ『さっと始めなさい!』ってうるさかったのよ!あの時焦って同じ弦で張り替えて弾いてたの!」

 

レイヤ「道理であの時なんか違うなって思ったんだ」

 

 タク「チュチュ~」

 

 チュ「た、タク?どうしたの?茜の事なら土下座して謝るから」

 

 タク「パレオ~キッチン貸して~」

 

パレオ「拓也君顔怖いよ」

 

 

~数分後~

 

 タク「出来た~れおな、イキリDJを羽交い締めにして~」

 

パレオ「かしこまりました!」

 

 チュ「パレオ!私よりもタクを優先するの!?」

 

 モカ「たーくん、それなに~?」

 

 タク「サソリの唐揚げ」

 

 チュ「Scorpion!?止めて止めて!」

 

 タク「茜。何個食わせたい?」

 

  茜「3個」

 

 タク「OK!」

 

 チュ「二人ともふざけんな!ってうわぁ...」

 

 六花「吐いちゃダメですよ!」

 

レイヤ「おいしいのそれ?」

 

 タク「毒抜きしているから大丈夫だよ食べる?」

 

レイヤ「食べる、うんおいしい」

 

 チュ「WHAT!?何でいけるのよ!?」

 

 六花「イナゴ食べれるならいけますよ」ポリポリ

 

マスキ「あぁ、塩欲しいな」ポリポリ

 

 モカ「確かに~」ポリポリ

 

  茜「たーくん、あーんして?」

 

 タク「自分で食え」

 

  茜「ちぇー」ポリポリ

 

 チュ「何でみんな食えるのよ!」

 

 

 あの後RAS内で昆虫食が流行ったらしい

 

 

 




 なんかいつものBeat the clockらしくなったと思います

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。