Beat the clock next   作:頭の中将

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ブラックコーヒーで覚醒しました。


ルーティン

 みなさんごきげんよう、市ヶ谷有咲ですこの度はって違和感半端ないって?しょうがねーな、いつも通りでいかせてもらうぞ。年末特別ライブでメンバーをシャッフルすることになったのは知ってるよな。私のとこはイブ、隆盛、蘭、今井先輩と比較的に楽そうになると思ってたよって何?キーボードが2人いるって?うるせー知るかそんなもん!

 

 で、今回初めてこのメンバーで練習することになったんだけど...

 

 隆盛「....」

 イブ「...」

 

 なんで座禅しているんだよ!おかしいだろ、普通お坊さんしかやんねーぞそれ!

 

 リサ「ごめんねー、遅れてって」

 有咲「今井先輩、これ」

 リサ「あー、これ来ちゃってるね。これ数分待たないと」

 有咲「もう始めましょうよ2人だけで」

 リサ「あれ?蘭は?」

  蘭「遅れましたって隆盛これ来ちゃってるね」

 有咲「いや、わかんねーよ!隆盛とイブの身に何があったんだよ!?」

 リサ「あれ、知らないの?隆盛は座禅するのがルーティンなんだよ」

 有咲「そうなんですか!?じゃあイブは?」

  蘭「確か『真のブシドーを学ぶため』とか言ってたよ」

 有咲「通りでイブは隆盛のことを師範って呼ぶのか」

 リサ「まぁ、しばらくそっとしとこ」

  蘭「そうですね、練習はじめますか」

 有咲「まぁ、2人も音で気づくでしょ」

 

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~曲終了後~

 

 有咲「なんでだよ」

 

 さっきまで、3人で音合わせをやってたんだよ、しかもかなり大きな音を出してたよそれなのに...

 

 隆盛「....」

 イブ「....」

 

 ちっとも動かないじゃないか!

 

 リサ「あちゃーこれロングコースだ」

 有咲「なんですかそのロングコースって」

 リサ「隆盛の座禅は短い時間でキメるショートコースとゆっくり長い時間で少しずつキメるロングコースがあるんだよ」

 有咲「そのロングコースは何分かかるのですか?」

 リサ「約40分かな?」

 有咲「早く起こさないといけませんよ!?今日一時間しか練習ないんですよ?」

  蘭「大丈夫だよ、亮が延長してくれてるから」

 有咲「へー、亮頼りになるなってそうじゃなくて!」

 リサ「有咲、落ち着いて禅でも組めば?」

 有咲「絶対に嫌です」

  蘭「私もたまに隆盛の禅に付き合ってるけど今回はいつもより入ってるね」

 有咲「蘭もやってるの!?」

  蘭「まぁ、歌詞で悩んでるときに」

 有咲「確かに、リラックス効果は得れるよなって話をそらすな!」

  蘭「有咲今日おかしいよ」

 有咲「あ~もういいや、2人を起こそ」

 リサ「有咲!2人に触らない方が」

 有咲「うわぁ!」

 

 今起きたことを話すと、2人に触った途端謎の圧が迫ってきたんだ、まるで

 

 『邪魔するな』

 

 と言われているようだぜ

 

  蘭「隆盛のルーティン邪魔しちゃダメだよ」

 リサ「そうだよ、羽丘では校則にも入っているぐらいだから絶対にダメ!」

 有咲「校則にも入ってるのですか!?」

  蘭「前ひまりが隆盛のルーティン邪魔したら3キロ増えたと言ってたし」

 有咲「それはひまりの食べ過ぎのせいでは?」

 リサ「あれ?少し静かにして」

 

 隆盛「zzz」

 イブ「zzz」

 

  寝てるだけじゃねーか!

 

 

 




ルクス@がんばRoseliaさん、つばきんぐさんお気に入りありがとうございます

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