Beat the clock next   作:頭の中将

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【カズ編】BMX大会

 やぁ、カズだ。この前のはねしょーすごかったな。まさか生放送で優勝するとは思わなかったぜ。今日は俺の番やるのはお得意のBMXさ。実はBMXやってるとか言ってたけど俺は一度も大会に出たことがない。なぜなら、別に大会に興味ないただそれだけなんだ。しかしな...

 

 「ついに影の王者が降臨した...」

 「これは注目だぞ」

 

俺の人気すごくないか!?確かに何かでかいステージで披露したし最近だとパスパレのロケで講師役として出てたけど。SNSって怖いな...

 

 先輩「カズ!やっと来たか!」

 カズ「先輩じゃないっすか」

 先輩「おめーの人気高いな!」

 カズ「まぁ、いろいろやってますし」

 先輩「今日ヤバいぞ、『キング』が来とる」

 カズ「『キング』って井手紙郁仁!?」

 

 井手紙郁仁(いてがみゆうじん)と言えば。オリンピック日本代表候補でありながら、昨年の世界選手権を制したいわば日本ナンバーワンの選手『キング』というのは彼の呼び名だ。

 

 カズ「嘘だろ、本物だ」

 先輩「挨拶でもしといたら」

 カズ「そうっすね」

 

 

 

 カズ「あの、井手紙選手ですか?」

 郁仁「ん?ってお前か!」

 カズ「何がっすか?」

 郁仁「俺の愛しい日菜ちゃんを奪ったのは!」

 

 えええ!?キング、日菜のファンだったの!?

 

 

 

~会場前~

   「はい、本番!3,2,1!」

 日菜「みんなー!元気ー!」

 麻弥「ちょ、日菜さん元気ですね...本日はここジャパントリックスター選手権に来ております!」

 日菜「麻弥ちゃん今日混んでるねー」

 麻弥「そうですね、今大会の注目は『キング』対『影の王者』ですね」

 日菜「カーズくーん!」

 麻弥「日菜さん大声出しすぎっすよ」

 

 

 

~会場内~

 

 郁仁「よくもファンを地獄に落としてくれたな!」

 カズ「やめてくれよ。たまたま俺が告ったらOKになって付き合ったそれだけっすよ」

 郁仁「それ、ファンの前で言ってはいけないヤツだぞ!」

 カズ「まぁまぁ、これもある意味運命みたいなもんですよ」

 

カーズくーん!

 

 カズ「お、日菜いるんだ」

 郁仁「え?本当に!?」

 

 

 麻弥「お、ここから選手が見えますね」

 日菜「カーズくーん!」

 カズ「お、日菜」

 郁仁「待って麻弥まで来てる!」

 麻弥「お、井手紙選手もいますね。いつもライブに来てくれてありがとうございます!今日の意気込みを!」

 郁仁「取りあえず全国の日菜ファンのためにがんばります!」

 日菜「ありがとー!」

 麻弥「蒲田選手、意気込みを!」

 カズ「今日は彼女来てるんで、優勝します!」

 日菜「カズ君大好き!」

 麻弥「一旦スタジオにお返ししまーす」

 

 

 郁仁「う、クソ!俺の愛しい日菜ちゃんが...」

 カズ「もう、少し怖いっすよ」

 郁仁「しょうがないだろ!アイドルは彼氏なんて作らない!ずっと処女!これが定説なのにお前は!」

 カズ「確かに俺は日菜とヤった」

 郁仁「」

 カズ「それに、最近だと枕営業が流行ってるらしいっすね。パスパレもいつそうなるか分からんし」

 郁仁「」

 カズ「あと、別にいいじゃないっすか。たまたま学校が隣りで運良く付き合えたんだから」

 郁仁「お前覚えとけ、今日の大会絶対に勝つ!」

 

 

 あちゃー、これは相手本気モードじゃないか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 競技が始まって数分たった。俺の順番は1番最後その前が井手紙選手となっている。

 

 

 司会「さぁー続いては...『キング』がここに降臨!井手紙郁仁!」

 

 いきなり小技を見せるとそのままバックフリップさすが『キング』技が全て綺麗だ。右にテイルウィップしながら左にバースピンか格好いいな

 

 司会「そのまま、180バースピン決め、バンクへここでフットジャムで折り返した!残りワントリック何を見せるのか!」

 

 あ、一応素人の方だと分かんないから説明するね。180バースピンは横一回転してからハンドルを一回転する技。フットジャムはバンクや折り返すとき前輪を固定して後輪を浮かせる技どちらもかなりの経験しないといけない大技だ。

 

 司会「来たー!360 ダブルバースピン タックノーハンド トゥ バースピン!」

 

 これは俺が文化祭に決めた大技である。自転車を大きく一回転しながら空中で2回ハンドル2回転ハンドル引きつけ両手放し着地寸前にハンドル一回転とプロでも一握りしかできない大技だ。

 

 司会「今ここでフィニッシュ!さすが『キング』実力の違いを見せつけました!」

 

 さすが『キング』とんでもないぜ

 

 司会「さぁ、ラスト。ついに『影の王者』が降臨!新たなヒーローになれるか!蒲田和也!」

 

 さぁ、スタートだ。まずはバースピンから様子を見てっと、OK大丈夫だ!バンクで折り返してその勢いのままバックフリップバースピンでって勢い強すぎた!こうなったらチャレンジするか...

 

 司会「ダブルバックフリップバースピン!いきなり決めてきた!」ワー!

 

 

 やれやれ...危なかった。ここからは慎重に決めていくか。

 

 

 

 司会「さぁ、ラストワントリックだ!」

 

 よし、ここの高いバンクから反対側のバンクへ一気に向かって...このまま!

 

 司会「ダブルバックフリップダブルバースピントゥテールウィップ!」

 

 これは、2回宙返りしながらハンドルを2回回しラストに自転車を一回転する俺オリジナルの大技だこれ1番難しいのは最後のテールウィップ。一気に自転車を蹴って回さないといけないから本当にむずい。俺もかなり努力した。

 

 司会「フィニッーシュ!」

 

 

 よし、ハプニングはあったけどノーミスだ。後は結果待つのみ

 

 

 

 麻弥「すごい、二人ともすごいっす!」

 日菜「るんって来た!カッコイイ!」

 麻弥「これ、『キング』か『影の王者』かどっちが勝つか分からないっす!」

 

 

 郁仁「お前」

 カズ「お、おつっす」

 郁仁「すげーな!なんで大会出なかったんだよ今まで」

 カズ「いやー大会に興味が無いから」

 

 司会「さぁー結果が出ました!チャンピオンはーー!」

 

 

 

 

 

 

 花咲川学園3年!蒲田和也!

 

 

 え?マジ!?俺優勝!?

 

 

 日菜「やった!カズ君勝った!」

 麻弥「すごいっす!」

 

 

 カズ「嘘だろ!?」

 郁仁「負けた、今日はお前の勝ちだよ」

 カズ「ありがとうございます」

 郁仁「てか高3なんだ。俺と同い年」

 カズ「え!?」

 郁仁「これからも頑張れよカズ」

 カズ「あぁ、世界一になれよ郁仁」

 郁仁「あ、お前世界選手権出ないのかよ日本だぞ今年」

 カズ「そうなの!?待ってバンドと相談しないとな」

 郁仁「バンドってお前Beat the clockかファンなのよ」

 カズ「よく分かったな」

 

 

 カーズくーん!!!

 

 

 カズ「って日菜!」

 郁仁「え?」

 

 日菜がいきなり抱きついてきた。

 

 麻弥「ちょ、日菜さん。困ってますよ」

 日菜「おめでとうカズ君!」

 カズ「おいおい、いきなりはダメだろってう」

 

 ここでいきなりキスするとはさすが日菜さんだ。でもマジでいう今じゃない

 

 郁仁「なんかラブラブだ...」

 麻弥「ですね」

 

 

 




カズ世界選手権編はこの先です。取りあえず一周します
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