よぉ、タクだ。今予選の会場にいるんだけど。
カズ「おっせーな亮」
タク「つーかヤバいことになったな」
カズ「アオが風邪。はねしょーが食中毒って」
隆盛「あの時のピータンが当たったって言ってたでごわす」
昨日、はねしょーは友達と中華を食べに行ってその時確か4,5個ぐらいのピータン食ってたのをLin〇に載せててなそしたら。はねしょー食中毒にったのよ。おいおい中華で腹下すな。うちのボーカルとキーボードが来れないしDJ今遅刻してるしどうなってるんだ?
亮「おはよー」
タク「声ガラガラじゃないか!!!」
亮「いやー、昨日口開けて寝てたかもしれん」
カズ「ざけんな!」
隆盛「これは緊急事態でごわす」
カズ「まずは一旦亮グーな」
亮「待って待ってマジでごめんってわぁ──!!! 」
亮の声ガラガラだし2人いないしこれもはや別のバンドじゃないか!
カズ「取りあえず行こうぜ」
隆盛「亮殿声が天〇さんになってるでごわす」
亮「多分ね声が青木〇也みたいになってる」
おいおい、失礼だぞ。
~楽屋~
コンコン
タク「はいはーい」
ガチャ
紗夜「失礼します」
あこ「こんにちはー」
亮「よろしくねー」
紗夜「石川さん!?」
あこ「亮にぃ声変だよ!?」
亮「あれ? Roseliaの他のメンバーは? 」
紗夜「ヒント、アオさん、風邪、ショック」
タク「ハハハ.」
あこ「今ちょっと楽屋見に来ませんか?」
カズ「お、面白そうだな」
隆盛「興味あるでごわす」
~Roselia・楽屋~
コンコン
タク「反応なし」
紗夜「そりゃそうですよ」
亮「失礼しまーす」
普段、Roseliaの楽屋挨拶に来るとほとんどの確率で全員意識飛んでるなぜなら他のバンドの誰よりもリハをやってるからだ。でも今回は全く違う。
友希那「ナンデナンデナノヨ.」
リサ「アオガアオガイナイナンデ.」
燐子「アオクンアオクンアオクンアオクン.」
アオの風邪によってってみなさん!? 貴方たち頂点目指すバンドですよね!? 昨日お通夜だっんですかって言うぐらいにショック受けてますよ! いや、燐子さんは分かりますよ彼女なんだし心配する気持ちは分かりますし特に2人ですよ2人!
タ・紗「「他人の風邪でなんで病んでるんですか!」」
カズ「え? なんでハモったん?」
亮「2人仲いいんですね」
「たーくんのニオイダ!」「あこちゃんのニオイダ!」
隆盛「4Mのメンバーが来たでごわす」
シモ「あこちゃんあこちゃんあこちゃん.」
茜「たーくんたーくんたーくん♡」
ヤバいぞ! 2人の変態がやってくるぞ! おいおい助けてくれ!
ぬま「やめろって」
ノブ「言ってる」
2人「「でしょうが!」」
ゴン! ゴン!
4Mの男子二人が変態に対しスープレックスを決めた。いや、やっちゃいけないからね。俺達が言うことじゃないけど。
2人「「変態どもがすいませんでした!」」
そこから綺麗な土下座。パーフェクト過ぎるわ!
カズ「すごっ綺麗に決まってるじゃん」
タク「スープレックスからの土下座.お前らちゃんと演技してるな」
ぬま「いや、本当にアドリブ」
ノブ「すまんな、今からコイツら石膏にぶち込んでどっかに飾るわ」
タク「おうおう、そのまま川に流せ」
ぬま「じゃ、ステージでな。はねしょーとアオにも言っとけよ」
亮「ごめーん。今日はねしょーとアオ来ない」
ぬま「マジ!? つーか亮お前声ガラガラよ!」
ノブ「そうだよ、絶体絶命なのによくもまぁ冷静でいられるな」
隆盛「Roseliaの楽屋見て冷静になれたでごわす」
カズ「あぁ、あれだもんな」
友希那「ワタシガアノトキコウシテレバ.」
リサ「アノヒニモドリタイ.」
燐子「アノコロノワタシ二ハモドレナイ.」
いやいやなんか違う、『ソラニン』の歌詞にしては違うからね。貴方たちに取ってアオはソラニンなんですか?
アオは確かに3人取ってはメンバーの性格が変わる毒ですよ。おっと何考えてるんだ俺? 自分で考えても意味分からん。
亮「そういうわけでタクお願い。お前が歌って」
タク「俺!? こういうデカい舞台で歌うの初めてだぞ」
カズ「頼む! おめーが頼りだ」
隆盛「ファイトでごわす」
亮「大丈夫、セトリは当日変更で行く。お前がボーカルで歌う2曲で行くから」
タク「『声』と『幻聴』で行くのか? 亮はリードだからいいけどカズ、隆盛はいいのか?」
カズ「もちろん。こういうときのために練習したんだからさ」
隆盛「リズムは俺達に任せてタク殿は精一杯歌うでごわす」
亮「あ、もうすぐ本番だ行くぞ」
3人「おう!」
~ステージ~
ワー!ザワザワ...
タク「どうもー、Beat the clockでーす!と言いたいところですが。4人じゃないですか。残りの2人は今どうしてるのかと言いますと。ボーカル食中毒、キーボード風邪で今日来れません!」
エー!?ザワザワ...
亮「友希那さんとかヤバかったもんな」
タク「お前なぁ改めて聞くとちょっとおもろいな」
カズ「亮お前声どうした?」
亮「いやー、昨日口開けて寝てたかもしれんから今日喉ガラガラ」
タク「と言うわけなんでね。亮も声が出にくいので俺が歌うことになりました。」
ザワザワ...
タク「まぁ、気持ちは分かるよでも俺も歌えるからさついてきてよ。行くよ『声』」
隆盛「1234」
~♪
ワー!!
お、つかみは完璧だ!これなら歌えるぞ
タク「暗いし、諦めってあれ?」
マイクが入ってない!?さっきまで入ってたのに!音響トラブルだ!
ザワザワ...
カズ「タク、ヤバいな」
隆盛「どうするでごわす?」
亮「タク」
タク「ん?亮どうした?」
亮「大声で歌え。明日声が俺みたいにな」
タク「やる?」
亮「やろう。2人は最初から頼む」
カズ「おう」
隆盛「分かったでごわす」
ザワザワ...
タク「すまんすまんもう1回行くわ」
~♪
タク「暗いし、諦め悪いし、ぱっとしないそのおまけに 他人の意見にのまれてる空気のような君 天性のネガティブさで毎日に傷つけて『私にはどうせ無理です』と逃げてばかり Everybodyさぁ、産声をあげた時よりもデカい声張り上げろこのどうしようもない世界は君を必要としてる変えていこう!僕もついてるから。」♪
~4M楽屋~
茜「...たーくんの声だ!!!」
ぬま「うるさっ!」
ノブ「Beatはすごいなぁボーカルいなくてもタクが歌えるのか」
シモ「...う~ん」
ノブ「あ、シモ姉起きた?」
シモ「うん、タクが歌ってるの?」
ぬま「そうそう」
シモ「タクは一時期RASでサブやってたし」
茜「RASってこの前対バンした?ってか何で知ってるの?」
シモ「チュチュから聞いた」
~ステージ~
タク「行けるかおめーら!!!」
ワーー!!!
タク「これがラストなアンコールはなしだからしっかりと耳に脳に残せよ『幻聴』」
隆盛「12,1234」
タク「誰かの価値を満たして無難に死ぬよりあなたの勝ちを探して派手に生きてやれ」♪
トラブル治った!トラブル治った!トラブル治った!これ行けるぞ!
タク「幸と不幸を足して2で割ったような現状にどっぷり肩までつかってあたかも生きた気でいた 窓に映るのは自分にうり二つの屍楽しげに睨んでた 海馬に絡む拭えないトラウマ」♪
やべぇ歌うの楽しい...
タク「誰かの価値を満たして無難に死ぬよりあなたの勝ちを探して派手に生きてやれ 誰かの傷をえぐって影で喜ぶよりあなたの背負った希望でそっと抱いてやれ」♪
~数日後~
翔「いや~メンゴメンゴ」
タク「ピータンで当たるって何?」
カズ「アオももう風邪ひくな」
アオ「あの時はすいませんでした」
亮「さてと。ここに結果が入ってる封筒がある。開けるぞ」
隆盛「緊張するでごわす」
翔「いや~タク歌ったんでしょ?行けるって」
亮「読むぞ『Beat the clock様この度の予選お疲れ様でした。厳正なる審査の結果...10月に行われる『F.W.F』に出場を許可します!』」
タク「え?と言うことは?」
亮「F.W.Fに出るぞ!!!」
全員「しゃーーーー!!!」
カズ「おいおい、タク胴上げするぞ!」
タク「え?ちょ、ちょ待って」
5人「「らーせい!らーせい!」」
胴上げってされるとなんかうれしいな
カズ「タク!お前のおかげだぞ!」
タク「いやいや、ここまで来れたのはみんなのおかげだよ」
亮「いやー、前回の失格から4年か長かったような短かったような」
隆盛「ヤバい涙が出るでごわす...」
カズ「おいおい、隆盛の涙なんて誰もみたくねーぞ!」
翔「タク」
タク「ん?」
翔「ありがとな」
タク「うん、本番よろしく頼むぜ食中毒ボーカルさんよ」
翔「今度ピータン食わせてやる」