邪神だってヒーローになりたい。   作:キツネくん

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第二話

私は今、スマホ片手に鏡の前で満面の浮かべている。

姿見に対して満面の笑みを向けている私を両親が不思議そうに、心配そうに見ているが気にしない。

何故私がこんな奇行に走ったかと言えば原因は昨日、雄英高校の合格通知がやってくる所まで遡る。

 

ある日、ポストを見に行ったお母さんが慌てた様子でリビングに走ってくる、この時点で何となく察しはついた、ココ暫く、ソワソワしているお母さんがこんなに慌てているのはきっと、雄英高校の試験結果が届いたからだろう。

 

「星海ちゃん!こ、これ!雄英から!」

「ようやく来たんだ、では早速」

「ちょっと!部屋で一人で見なくていいの!?」

「まあ、大丈夫でしょ」

印篭で蓋をされた異様に薄いくせに重量のある封筒の栓を開けて、出てきた円盤を机に置くと、仮想スクリーンが起動して動画が始まった。

 

『私が投影された!』

 

「おお、オールマイト!」

「星海ちゃん?!ほんとに良いの?!」

お母さんは心配性だなぁ

「大丈夫だって、合格してるから、たぶん

あの最後の一撃がどう響くかで結構危うかったりするが、まあ、余計に心配させる必要はないだろう。

 

『何故私が居るかって?今年の春から雄英で教師をする事になったからさ!』

おお!それは楽しみですね!

 

『さて、神無月少女の試験結果だが、色々言いたい事はあるが、取り敢えず合格だ!』

いや~良かった、こちとらお母さんと見てるんだから落ちれませんよ、取り敢えず一安心ですね、でも言いたいことですか、いやー心当たりがあり過ぎますね!

 

『筆記試験は言うこと無しだ、しかし!問題は実技試験だ、まず、敵ポイント、92ポイント!全生徒の中で1番!しかし、ヒーローは敵を倒すだけが仕事じゃないだろう、人々を窮地から救い出すのも立派な仕事だ、つまり我々が見ていたのはレスキューポイントだ、神無月少女で言えば最後に巨大ロボットに立ち向かい、二人助けていたね、それにより50ポイント!合計142ポイント!主席で合格!,,,と言いたい所だが、神無月少女、最後の巨大ロボットを倒した一撃で、ビルをいくつ倒したと思う?15棟だよ、これが試験ではなかったら君の手で何人もの人の命を奪ってしまうことに成ったんだよ、良いかい、大きな力には、大きな責任が付いて回る、力を振るうときはもっと気をつけないといけないよ,,,まあ、お説教はこの辺にして結果だね、入試でこんなに大規模に破壊したのは君が初めてでね、教員全員が話し合った結果、ポイントの半数を減点し71ポイント!まあこれでも、問題なく合格だ、凄すぎるね、ホントに中学生?まあ兎に角、おめでとう!雄英高校で待ってるぜ!!』

 

一人で聞いときゃよかった、オールマイトにお説教されちゃいましたよ、お母さんのお説教は勘弁したいんですけど。

 

「ぅ、ぅぅう、ぅああん 星海ちゃーん!!」

 

あ、この感じ大丈夫そうですね。

 

 

そんな事があったのが、昨日のことである、話を戻して、私が何故、姿見に向かって満面の笑みを浮かべているかといえば、雄英高校への入学が決まったからだ、詩的に言えばヒーローへの第一歩、だからヒーローに必要であろう笑顔の練習である、これはプロに成った時に人気を出すための訓練、そう、これは訓練であって、高校もボッチのままで過ごしたく無いとかではけしてない、無いのだ!

ベッ別に友達なんていっ要らないんだから!,,,泣きそう。

 

とまあ、入学まで練習すれば友達の一人くらい私にも作れるはずだ、多分、きっと。

そういえば、友達の「達」という字は複数のことを指す字なので本来数えるものじゃないって、誰かが言ってた気がする、やる気が引っ込んだ、友達とかマジ無理、練習やめようかな。

 

 

 

ついにこの日が来てしまいました、登校初日です、やたらとデカイ教室のドアから威圧感を感じます、第一印象は大事らしいので、これを開けた時に今後友達が出来るかが決まる!,,,ってネットで見た、今こそあの日から毎日欠かさず続けてきた笑顔の練習の成果を発揮する時です!

さあ、開けます、いや、一回笑顔の確認を、えーと、口角を少し上げて、えーと、

 

「あなた、大丈夫かしら?」

「ひゃい!」

変な声出た、これは第一印象悪いのでは?

 

「あら、貴女身内に巨大ロボットを一撃で破壊できる人は居ないかしら?」

「えーと、試験のロボットなら私が壊しましたが」

この方、見たことあると思いましたがあの時、瓦礫の下の女の子を助け用としてた蛙の方ですね。

 

「貴女?確かに似ているけど、あの人は男の人よ」

筋肉量の関係で性別を変えたせいで信じて貰えてませんね、どう説明したものか、正直にニャルラトホテプ=デスって言うのは嫌だけど、嘘をつくのは気が引けます、どうしましょう。

「えーと、私の個性がですね、変身する個性でして」

「あらそうなの、まあ銀髪の人なんてそんなに居ないわよね、自己紹介がまだったわね、私は蛙吹梅雨、つゆちゃんって呼んで」

そう言って右手を差し出してきた、,,,あ!握手ですね!

「つゆちゃんですね、わかりました、私は神無月星海、神の無い月で、かんなずき、星の海と書いて、そら、ソラちゃんって呼んでください!」

私上手く話せましたかね、これで大丈夫ですよね?

 

「分かったわ、ソラちゃん、あの時は助かったわ、ありがとう」

「い、いえいえ」

お礼、言われちゃいました!それに私ソラちゃんって呼ばれちゃいました?!

「カッコ良かったわよ、それに、強力な個性なのね、羨ましいわ」

「イヤイヤ、良いことばかりじゃないですよ、あの時は、ビルを壊しちゃって、やり過ぎだってオールマイトにお説教されちゃいましたから」

「オールマイトのお説教って自慢かしら?」

「へ?いやいや、そんなつもりじゃありませんよ」

「ケロケロ、分かってるわよ」

あれ、私誂われてました?これって凄く友達っぽくないですか!?

「と、兎に角、教室入りましょう、ね!」

 

 

「あら、耳郎ちゃん、おはよう」

次郎ちゃんと呼ばれた方は、クールな男性のような印象だが、女の子の制服を着ている、名前は完全に男でしたよね、えーと女装、でもちゃん付けで呼ばれてますしあ、でも女装ならそれで正解?顔は中性的で判別できないし、声ぐらいでしか判別できないのでは?、でも次郎ですもんね、女装男子の線が濃厚ですかね?

「うん?ああ、つゆちゃんか、隣の銀髪さんは?」

おーと、これは余計解らなくなって参りました、声は高めの男性と低い女性どっちでも行ける声してます、どっちかサッパリ分からわなくなってきました。

 

「この子はソラちゃん、試験の時に助けてくれた人よ、変身の個性を持ってるらしいわ」

「ああ、あの時の、確かに似てるな、私は耳郎響香よろしくね」

ゑ!次郎は名前じゃないの?!「きょうか」、これは間違いなく女の子ですよ、取り敢えず謝っときますか?ていうかよく見たらこの子、あの時のイヤホンジャックの子でしたか。

それにこの方もすごく自然に握手求めてきましたよ、これが、今後のコミュニケーションを円滑に進めるためのテクニックなんですかね?私も覚えときましょう。

 

「えっと、ごめんなさいでした」

「へ?」

これは、本人に言わないほうが、平和に終わるのでは?

「い、いえ、私、神無月星海です、じろうさんってどんな字を書くんですか?」

「えっと、耳に、一郎とか、三郎とかの郎で耳郎だよ、ああでも、出来れば響香って呼んで欲しいかな、耳郎だとほら、男っぽいでしょ」

気にしてらっしゃる、はじめ男性だと思ったなんて言えない。

 

「は、はい、響香ちゃんですね、良いですね、そのほうがお友達っぽいです!私のことも星海って呼んでください!」

あれ、なんでテンション上がってるのは私だけなんですかね、それに、なんでそんな微妙な顔してるんですか?

私が完全に失敗したみたいだけど、何がいけなかったのか、分かり倦ねてると

 

『お友達ごっこがしたいなら他所でやれ,,,,,此処はヒーロー科だぞ』

途中でゼリー飲料を飲み干すというよくわからない登場したが、私からしたらそれより、友達ごっこと言われたのが気に食わない、お?喧嘩売ってんのか???




耳郎ファンの人には申し訳ないが初見では完全に男だと思ってた。

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