その代わり、あの後輩が登場DA!!!!!
『はい、七海です』
「久しぶり、ナナちゃん。元気してた?」
『あお先輩? 珍しいですね。どうしたんですか?』
「“空飛ぶ島”のニュース、見た?」
『勿論です。気象を専攻している身として、研究対象に関するニュースは見逃せません。でも、みら先輩には言わなくて良いんですか?』
「ええと……みらにはもう教えた後なんだ。物凄くテンション上がってたよ」
『…容易に想像できます。相変わらず仲が良いですね。
それで、私に電話したってことは………空飛ぶ島―――通称「空島」について詳しく聞きに来た……ってことで良いんですか、真中博士?』
「もう…やめてよ、博士なんて。確かに空島について聞こうとしたのは確かだけどさ。
それに、さっき研究対象って言ってなかった?」
『まぁ、研究対象といえば研究対象ですね。空に島が現れたって聞いたら皆こぞって調べようとしますよ。
……強硬派の殆どが原住民に返り討ちに遭って、現在慎重に事を進めています』
「いま凄まじい話が聞こえた気がするけど、気のせいだよね。
…それで、何か分かったことはある?」
『そうですね……まず、空島には「土」がありません。私達が触れない普通の雲――海雲というそうです――と、人が乗る事のできる「島雲」で出来ています』
「く、雲で出来ている!?」
『はい。島雲は大地の性質を持った雲、といった感じです。何気に大発見なんですよ? なにせ…今までの雲の構造と180度違うんですから。
あとは……鉄やゴムがない代わりに島雲を加工した道具や
「だいある?」
『貝の殻頂を押すことで、それまで溜めたエネルギーを放出できる品種なんだそうで。』
「どういうことなの……?」
『私達の生活で言うところの録音機や照明、カメラ代わりになる貝から、衝撃エネルギーを放出する貝もあるようです。現在手元にいくつかサンプルがありますよ』
「なるほど。でもそれ、大丈夫なの?」
『危険なものは
「気をつけてね、ナナちゃん」
『常に色んな所を飛び回っている先輩に言われたくないです。聞きましたよ、マジルテに行った事』
「うっ……」
『……まぁ、私も気をつけますよ。穏健派による、貿易交渉も始まる頃合いですけど、まだ観光とか現地調査とかは厳しいかと思われます。しばらくは
「分かった。ありがとう。それじゃあね」
数日後、ナナちゃんから私に貝が届いた。拾った音を貝の殻頂を押すことで再生する、録音機みたいな貝だった。海の音以外の音が流れる貝は、聞いてて新鮮だった。
正式な国名が発表された。現在、地上の人間とスカイピアで、親睦の協定が前向きに進められているんだそうだ。もし入国できるようになったら―――みらを連れて、行ってみようかな? でも、落ちたら大変そう……
☆スカイピア
『ONE PIECE』に登場する空高く積み上げられた雲「積帝雲」の表面にある、空に浮かぶ島(スカイピアとは、厳密にはそこにある神の国の名前である)。地上から行くには険しい道のりを行く必要があるため、あまり知られていなかった。ここでの神とは、スカイピアを治める首長のことである。
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