地上に現れた大きな空洞への道。
入口付近の調査から、天井が高く、どんな危険があるかわからないと判断した。
今回は奥まで調査するにあたり、無線カメラを搭載したドローンを用意してある。プロペラがしっかり保護されていて、万が一洞窟の壁にぶつかってもある程度は大丈夫な、頑丈性が保証されているものだ。
……よし。今回は、コレで行ってみよう。
私の操作に従って、大きな空洞に吸い込まれていくように潜行するドローン。私は、無線カメラで撮った映像を見ながら、ドローンを奥へ奥へと進めていく。
はじめは、思った通りの雨水の侵食でできた洞窟であって、いくらドローンで進んでも変わり映えはしなかった。
ここを通った先に、何かがあるとは思えない。でも、何かあるかもしれない。ここまで大きな空洞が発見された以上、地学者としては調べずにはいられない。
だが、ドローンを奥へ奥へと進んでいくと、無線カメラから見える光景に変化が表れた。
「これは…光源?でも、どこから……」
…それは、奥からだった。
洞窟を抜け、出口から光が差しているとかそんなレベルではない。
ほんのり緑色で、淡い光が下側………つまり、地球からみてマントル側から放っているようなのだ。
まさか、もうマントルに行ってしまった? …いや、そんなわけがない。
こんな短時間でマントルに辿り着いてしまったとでも言うのなら、地球の生命体はほとんど滅びている。だったら、どうして―――
「!!?」
何かが見えた。
もう一度、ドローンを操作して一瞬見えたものを再度映そうとする。
ゆっくり操作して見えてきたものは、女性のような上半身とタコのような触手、そして……顔の部分が、人間とは思えないような―――
「うわっ!!?」
ザーーーーーーーーー………
「………………」
……突然何らかの機械音が響くが最後、モニターに砂嵐が舞い、何も映さなくなった。
何が起こったのかは、だいたい察しがつく。でも、信じたくはなかった。何がどうしてあんなに地中が鮮やかなのか。何故あんな、見たら正気度が減りそうなタコと人の合体があそこにいたのか。なぜ、攻撃してきたのか。
既に分からないことだらけだけど……
ドローンの撮影映像は記録に残っている。
その映像を見ていると、中に入って調査する事など恐ろしくてできない。
「……ここまで、かな」
残念だが、引き際だろう。
記録媒体を回収して、私は空洞付近から撤退することにした。
―――完全に余談だが、後日向かった調査チームによると、淡く光るスポットは発見されたようだけど、私が発見した『女性とタコが合体したような生物』は発見されなかったらしい。お陰でオカルト否定派の人あたりから「合成した」「捏造だ」と散々言われてしまった。
……私は、知らぬ間に都市伝説をまた一つ作っちゃったのかなぁ?
でも、映像にはしっかり映ってるし………まぁ、いいけど。
ヤブヘビだったとしても、突く必要はないよね?
淡く緑色に光る空間を発見。しかし、真中博士(つまり私)によって生命体のいる可能性が浮上。捏造の可能性も低く、必然的に未確認生命体がいる可能性も踏まえて、今後は慎重に調べていくんだって。
☆星の体内
『ファイナルファンタジーⅦ』に登場する、「大空洞」の奥にあるいわばラストダンジョン。淡い緑の光に包まれており、浮遊する岩の足場が特徴的。ここには鉄巨人やドラゴンゾンビの他、ジェノバという生命体の一種「ジェノバ・
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