12月更新シリーズ第2段!!!!????????
今回ラウラ視点onlyです
ラウラside
私にはあの男がいまいちわからない。
イチカ・グレナディーン。
映像を見た限りこの学園でも1、2を争う実力者だ。
大量のビットを自由自在に駆使し、イギリスのあの代表候補生では到底できないだろう技をやってのける。さらに剣の腕もかなりいいだろう。
それだけではなくISの研究者、いや、製作者としては現存のすべてや会社を軽く凌駕している。我がドイツでもあれだけ作れる者はいないだろう。まだすべての装備を見たわけではないが性能がとにかくおかしい。
そのうえ己を鍛えるのをやめないところもすばらしい。
この学園にはかなり恵まれた施設が多くある。射撃場などその最たる例であろう。
だがその存在は知っていてもおそらく3年間一度も通わない生徒がほとんどだろう。私は少なくとも2日に一度は訪れる。ほんとは毎日といきたいところだが。
そこは何度訪れても場所が空いている。そこにいるのは2.3年生が数名だけだ。そのほとんどは代表候補生。というかイギリスの代表候補生なんか私以上にここに来るべきであろうが!
正直のところ射撃の腕だけはそれなりに認めていたりする。全体を見ると落第以下と判断せざるを得ない。しかしあやつの射撃なら我が隊の中でも相当上位に、もしかすると一位は無理でも二位くらいにはなれるかもしれない。それくらい認めている。
だからこそ残念だ。なぜ織斑教官の弟にうつつをぬかしているのかわからない。そんなことをしてないで
と、セシリア・オルコットの話にかわってしまっていた。
イチカ・グレナディーンだ。
あいつはいったい何がしたいのだろうか。本当にわからない。
あれだけの技術を思っていて女尊男卑というふざけた風潮を否定しているがこれと言って行動を起こしたわけではない。いや、入学前に少しやったのか。それ以降は何かをやったという報告は入っていない。しいて言うならイギリスの代表候補生に圧勝したくらいか。
だがそれで何かしたかといえばそうではない。ほんとに何がしたいのだろうか…。
あの技術力があれば男女が共に使えるISにかわる何かが作れるんじゃないか?
………それはさすがにないか。
今私はその男とペアを組んでいる。
ISをファッションか何かだと勘違いしているような連中と組む気はさらさらなかったからな。それを考えればグレナディーン性の者ぐらいしか組もうと思えるものはいなかった。次点で中国の
ともあれこの男と組んだわけだが、こいつのISは特性がつかめない。
遠距離射撃型、近距離格闘型、中距離弾幕型と型は多様に存在する。私のシュヴァルツェア・レーゲンは近距離なら手刀にナイフ術、中距離ならワイヤー、遠距離ならレールカノンと全距離対応できる全距離戦闘型だ。おそらくイチカ・グレナディーンも全距離戦闘型。
かと思ったのだが、剣だけで戦おうとしたりビットたけでやろうとしたりわけがわからない。相手の得意距離で戦って圧倒していることはわかる。理由はわからないが。もし戦場ならすぐに死にかねないことだ。自分の得意な距離で戦うのが鉄則だから。
色々と考えていると時間になった。
今は教官の弟を叩きのめすことだけを考えよう。
「ではピットに行きますか」
イチカ・グレナディーンから声をかけられる。さて、どう甚振ってやろうか…。
「一人で行けますか?」
「私を子供扱いするな!」
私は子供ではない!!!
戦闘が始まった。
そしてすぐに織斑一夏は私のAICにとらえられた。開始早々の
IS『白式』には近接ブレードしかないことはすでにわかっている。こうして止めてしまえばもうなにもできない。油断こそしないが安心して安全装置を外してレールカノンで狙う。
「僕を忘れてもらっちゃ困るな」
私がレールカノンを発射しようとしたその時、シャルル・デュノアが突如織斑一夏の後ろから現れた。アサルトライフルでこちらに狙いをつけている。だが構わん。少し喰らうかもしれんが撃ってから回避すれば最小限のダメージで切り抜けられる。このままいくぞ!
「2対1じゃないんですよ?」
今にも放たれようとしていたアサルトライフルが真っ二つになる。それによって中で暴発したのか、アサルト対フルは軽く爆発して織斑一夏をレールカノンの射線上から外してしまった。レールカノンは化するだけに終わってしまい、たいしたダメージを与えられなかった。
それから、楯を構えたグレナディーンがシャルルを伴って私のそばから離れた。なるほど、邪魔をさせないためか。レールカノンが無駄になった時はどうしようかと思ったがそれなりに考えがあったのだな。
これで私は織斑一夏との戦闘に集中できる。
「はぁぁあああ!」
近接ブレードをふるって攻撃してきた。しかしそんなものは軽くかわすことができた。軌道が正直すぎてこれほどわかりやすいものはない。
「こんなものか?」
「まだまだぁ!!」
吠えながら向かってくるが全く当たらない。ただよけているだけでも相当量のエネルギーを織斑一夏は消費している。
零落白夜のせいだ。
零落白夜はエネルギー無効化攻撃を可能にする反面、地震のエネルギーを攻撃に回すことでしか発動ができないという弱点もある。しかも織斑一夏はエネルギーの操作がとても下手だ。
攻撃が当たる時だけ発動すればいいのにも関わらず攻撃の出だしからどころか今みたいにホバリングしているときでさえ発動したままなときがある。バカなんだろうか。
「そろそろこちらからもせめることにしよう」
私はワイヤーブレードで織斑一夏に攻撃を仕掛ける。
ワイヤーブレードは全部で6機。そのすべてでやつを狙う。
初めの2機はぎりぎりでかわされたが残る4機がきれいに決まってやつの手足を完全に固定することができた。なんと簡単なことだろうか。あっさりつかまりすぎではないか?
「はぁ…こんなものか…」
「くそ、この!」
やつは必死にもがいて拘束を外そうとする。そんな簡単に外れるような拘束はしない。
やつの目の前まで行きAICでとらえてワイヤーブレードを回収する。
「もういい。これで終わらせてやる」
私は再びレールカノンを構える。安全装置が外れ、弾を自動で装填する。そしてわざとゆっくりとやつにもわかるようにエネルギーをためていく。
「終わりだ」
しかし、その時の私は『運』がなかった。
シャルル・デュノアのいるほうから飛んできた1発の弾丸が『たまたま』レールカノンの銃口に入り込み、それが『たまたま』内壁で跳ね返ってエネルギーのたまっていた砲弾に直撃し、中からレールカノン自体が爆発した。
「なっ!?」
その爆発で注意のそれてしまい、AICが解除された。
急に動けるようになったやつが攻撃を仕掛けようとしてきたので瞬時加速で距離をとった。そのまま突撃してきているのがみえた。
「またとらえてやる!」
ワイヤーブレードを発射しようとした。が、その時
『Error!武装:ワイヤーブレードが射出できません。射出口に異常が見られます』
「はぁ!?」
慌てて射出口を見る。すると先のほうがへこんでおり、発射を妨げていた。
なぜへこんだのか一瞬で頭に思い浮かんだ。
レールカノンが爆発した際に飛び散った破片の一部が『たまたま』レールカノンの射出口にあたり、『たまたま』そこが少しもろい部分だったために凹んでしまい、射出できなくなったのだ。
「くらえぇええ!」
すぐそこまでやつが来ていた。
「くっ、こうなればAICで」
やつに手をかざす。
しかし、AICは発動しなかった。不運が重なったことによる動揺でうまく集中できておらず、集中力がものをいうAICはうまく機能しなかったのだ。
なのでやつはそのまま突っ込んできた。
そして振りぬかれた零落白夜が私に直撃した。
なぜだ…なぜこんなことになった?
私はどう考えても有利に立っていたはずだ。
どうしてこうなったんだ?
(力がほしいか?)
ああ…ほしい。
誰にも負けない、絶対的な力がほしい!
(汝願うか?より強い力を)
ああ願う!私にその力をよこせ!
『Damege Level …… D.
Mind Condition …… Uplift.
Certification …… Clear.
《 Valkyrie Trace System 》 ……… boot. 』
「うわぁああああああああああああああああ!!!!!!!」
その瞬間、私の意識は闇へと消えた…。
ラウラsideout
どうもコクトーです
相変わらずお久しぶりです
12月更新シリーズと題しました。
第2弾はイチカと一夏です。
第1弾はハイスクールDQMでした。
となると第3弾は……?
プロアグレッシブの3巻買ったので書く意欲もわいてきたよ!
オリジナル中心のためのんびり更新です
ではまた次回