イチカと一夏の物語   作:コクトー

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パソコンが重い・・・・


イチカと一夏は寮に行く

イチカside

 その日の放課後、織斑先生と一夏にマドカのことを話終えた後、教室に荷物を取りに戻ってきていた。

待たせては悪いと思い荷物をおいていっていたのだ。結局一夏が自分の荷物を持って織斑先生の部屋にくるまで話は始めらなかったですけどね。

 

「あ、グレン君ここにいたんですね」

 

「山田先生、なにかご用でしょうか?」

 

「いえ、寮の部屋の鍵をまだ渡してなかったので。これがグレン君の部屋の鍵ですよ。場所はわかりますか?」

 

「はい。大丈夫です。相手はやはり一夏ですか?」

 

 まぁ普通に考えて男同士で決定でしょう。男女の部屋でも普段家でもスコールやマドカが気付いたら一緒に寝てますからかわりませんが。

 

「いえ、申し訳ないんですが、一夏君じゃなくて女の子です」

 

「マドカですか?兄妹ですし」

 

「いえ、マドカさんは布仏さんとです」

 

「私もクラスの子でしょうか?今日のことがありますしあまり気乗りしません…」

 

「四組の更識さんですよ。今日のことは気にしなくて大丈夫ですよ。クラスの皆も、グレン君が他の人のために怒ってくれてるってわかっていたはずです」

 

 実際には自分のためだったりしますが…。日本を馬鹿にされて怒ったということを考えると間違いでもないのかもしれない。

 

「では1050号室ですよ。寄り道せずに帰ってくださいね」

 

「わかりました」

 

「じゃあ気をつけて帰ってくださいね」

 

「さようなら」

 

 私は寮に向かった。

 

 

 

 しばらく歩いていると自分の部屋についた。1050号室。間違いない。

 

「さて、更識さんはどんな人でしょうか?いい人だといいのですが…」

 

 更識と言えば以前聞いたことがある気がしますね。そんなことを考えながら私は部屋のドアを開けた。

 

 中に入ると、部屋の奥でなにかを打ち込んでる人がいた。水色の髪に水色のイヤリング。以前あった更識さんのようだ。向こうは覚えていないでしょうが。

 

「どうも、同室のイチカ・グレナディーンです。グレンと呼んでください」

 

 名乗った瞬間画面から目を離してこちらを見た。そして目を擦り、見る。もう一度擦り、見る。それから、ゆっくりと近づいてきた。

 

「お久しぶりですね。覚えていますか?」

 

 そう声をかけたところ、更識さんは私をぎゅっと抱き締めた。身長差があるため私の胸に顔を埋める形だ。

 

「…忘れてない。忘れることなんてできない。あなたは…私のヒーロー…だから」

 

「私はヒーローなんて大層な物ではありませんよ」

 

 頭を撫でながら言った。なんか撫でてて気持ちいいですね。髪質がいいのでしょうか?

 

「イヤリング、着けててくれたんですね。うれしいです」

 

「これは…私に勇気をくれるから」

 

 なんか恥ずかしいですね。と、頭を撫でていると、部屋のドアがノックされた。

 

「かんちゃ~ん。御飯いこ~?」

 

 ドアが開いてブカブカの着ぐるみパジャマをきた布仏さんとその後ろからマドカが入ってきた。

 

「あれ?ディーディー?」

 

「ん?兄さん?なにをしてるのだ?」

 

 ディーディーって何ですか…。というかこれはまずい。今の状況は

私が更識さんを抱き締め頭を撫でている

…アウトですね。

 

「あ~かんちゃんが抱きついてる~。なにがあったの?」

 

「兄さん?」

 

「本音、こ、これは、その…」

 

「マドカ、これは、その…ですね」

 

 マドカの背中に鬼が見える。終わったな。

 

「もしかして~かんちゃんがいつも言ってるヒーローさんが~ディーディーなの~?」

 

「……そ、そう//」

 

 顔を赤くしながら言った。というか…

 

「あのーそろそろ離れません?」

 

 まだ抱きついたままだった。更識さんは慌てて離れた。顔が真っ赤だ。水色の髪があいまって余計に赤く見える。

 

「ご、ごめんなさい」

 

「いえ、大丈夫ですよ。ところで、私もご一緒していいですか?それとマドカ、後で頭を撫でてあげますから許してください」

 

「いいよ~。じゃあ行こ~」

 

「膝枕も要求します。それで見なかったことにします」

 

「助かります。では更識さん、行きましょうか」

 

「簪。簪って呼んで。お姉ちゃんも更識だから」

 

「わかりました。簪さん、行きましょう」

 

「…うん!//」

 

 私達は食堂に向かった。

グレンsideout

 

 

 

 

 

 

簪side

 私は、昔見たヒーローが忘れられなかった。

 

 私と、お姉ちゃんと、虚さん。三人が巻き込まれたビルの火災。もうだめだと思ったその時、彼は突然現れた。

 

 真っ赤なISを纏って颯爽と現れ、助けてくれた。そのあと、イヤリングをくれて立ち去ってしまった。

 

 私達は彼を探そうとした。表舞台に出たくないといっていた彼。頑張ったけど見つからなかった。

 

私達が持っていた手がかりは、真っ赤なIS。赤いイヤリング。男ということ。そしてイチカという名前。それだけだった。

 

 ある日、ISを使える男子が見つかった。私は特に興味がなかったけど、名前を聞いてもしやと思った。

 

 織斑イチカ。違う。彼じゃない。テレビに写る写真を見て、瞬時に違うとわかった。それからしばらくして、彼のISを作るとかで私の『打鉄弐式』が途中で凍結された。私はそれをもらって自分で作り始めた。お姉ちゃんや虚さんや本音に手伝ってもらって最近形になり始めた。

 

 そして二人目の男子のIS操縦者のニュースが流れた。私達は打鉄弐式に集中しすぎて知らなかった。私達がそれを知ったのは入学してからだった。

 

 その日の放課後、私は部屋で打鉄弐式のプログラミングをしていた。その時、ふとディスプレイに映る水色のイヤリングが目についた。

 

 彼にもらった思い出の物。いつも私に勇気をくれる物。

 

 しばらくすると、部屋のドアが開いた。同室の人が来たのだろうか?誰だか知らされていないけど本音じゃないらしい。本音はマドカって人と一緒だとメールで言っていた。一組のクラスメイトって言ってた。

 

「どうも、同室のイチカ・グレナディーンです。グレンと呼んでください」

 

 その名前を聞いてすぐに彼を見た。そこには、ヒーローがいた。赤い髪に赤いイヤリング。優しそうな顔つき。あのときの彼だ。そう確信した。でもつい見間違いじゃないか何度も目をこすって見直してしまった。

 

 それからの私はどうかしていた。急に抱きついて、本音がきてからもしばらく離さなかった。とゆうよりは抱き着いてるのを忘れてたんだけどね…。頭を撫でてくれて嬉しかった。なんかマドカって人に若干にらまれたけど。

 

 このことはお姉ちゃんにも知らせないといけない。彼は私だけのヒーローじゃないから。彼のイヤリングをしてる人みんなにとってのヒーローなのだ。マドカさんもイヤリングをしていた。紫水晶を模したイヤリング。いったい彼は何人に渡してるのだろう?これからも増える気がする。

 

 それからこっそりとメールをして、皆で御飯を食べた。後から聞いたけど一週間後に代表をかけて試合をするらしい。私の打鉄弐式を凍結させた間接的原因の織斑一夏、そして彼を馬鹿にしたセシリアっていう人。どちらにも勝ってほしい。応援に行こう。

 

 御飯の後、部屋に戻ってからは疲れていたのか、すぐに寝てしまった。彼の寝顔を見て、少し幸せな気分。少しくらい…いい…よね…?

 

 私は寝ている彼の頬にそっと唇を当てた。すぐに顔が熱くなるのを感じた。そのあとは覚えていない。

簪sideout

 

 

 

 

 

 

一夏side

 俺は千冬姉の部屋から自分の部屋に向かっていた。1025号室らしい。相部屋っていってたしグレンとかな?

 

「はぁ、それにしても今日は驚くことばっかりだな」

 

千冬姉が教師だったこと。箒と久しぶりにあったこと。マドカにもあったこと。

 俺が弾や数馬達とバカやってた間あいつはテロ組織につれていかれ、そこでいつ死ぬかわからないようなことをさせられていた。

 そのあげく裏切られそこをグレンに救われた。なんて壮絶な人生だよ。

 

「もう今日は早く寝よ」

 

 と、部屋の前についた。

 

 何気なく部屋にはいるとけっこうでかかった。ホテルみたいな感じだ。

 

「おおーなんかすげぇな」

 

 荷物を下ろし、部屋を見渡すと同居人のものらしい鞄があった。グレンのか?

 その時、脱衣所から声が聞こえた。

 

「ん?同居するものか?こんな格好で悪いがシャワーを浴びていたのだ。許してくれ。私は篠ノ之ほ――」

 

 バスタオル一枚の幼馴染みがそこにいた。

 

「よ、よぉ」

 

 今思えばばかなことに、俺は軽く挨拶をした。箒は固まって動かない。

 

「い、いちか…」

 

「お、おう」

 

 箒は今の自分の格好を思い出したのか顔を真っ赤にして自分の体を隠すように抱える。ただ、逆にそれによって見えてしまっている谷間が俺の心臓を早くさせる。

 

「なぜここにいる」

 

「なぜって、俺もこの部屋なんだが」

 

 箒は即座に壁にあった木刀で切りつけてきた。あぶねぇ!

 

 間一髪しゃがむと、先程まで頭があった場所を木刀がすぎていった。

 命の危機を感じた俺は慌てて部屋の外に出ると扉を背にして座り込んだ。

 

 ふぅ。っと安心したのもつかの間、俺の頭のすぐとなりを木刀が貫いた。この扉って鋼鉄製じゃなかったか?

 

「ちょ!箒、いままじで殺そうとしたろ!?」

 

「なになに?」

 

「あー、織斑君だ」

 

「え!あそこって織斑君の部屋なの!?いい情報ゲット~♪」

 

 騒ぎを聞き付け女子達が部屋から出てくる。

 随分とラフな格好で、上着だけだったりする子もいる。チラチラと逆三角形や谷間が目に入る。まずい。男にこの状況は非常にまずい!

 

「箒様!頼みますから部屋にいれてください!これはさすがにまずい!」

 

 部屋の中の箒に向かって叫ぶ。

 すると、木刀が部屋の中に消えた。それから二分くらいしたあと、扉が若干開いた。

 

「…入れ」

 

「ありがとう!」

 

 俺は扉を閉めて部屋にはいった。

 

「はぁ、助かった」

 

「おまえが同居人なのか?」

 

「そうらしいぞ。とりあえずルールとか決めるか?」

 

「そ、そうだな。まずシャワーの時間たが、私は七時から八時。一夏は八時から九時だ」

 

「わかった」

 

 本当は早い方がいいが怒らせるのはまずいと思うから従っとこう。

 

「あと…お、お前がわ、私と同室を望んだのか?」

 

「なにを馬鹿なことを」

 

「なっ!ほう…そうか…馬鹿か…」

 

 箒が揺れながら木刀をとる。怖ぇ!まてよ?たしか箒のバックから竹刀がでてたはず。なんとか打ち合えば!

 そう思い俺は箒のバックから竹刀を抜こうとした。なんか引っ掛かって…

 

「と、抜けた!」

 

 箒に向き合うが、真っ赤になってなにやら口をパクパクしてる。どうかしたのか?

 

 と、竹刀の先に三角形を二つ繋げたものがぶら下がっていた。

 

「ん?これは…」

 

 それを手に取ると即座に箒に奪われた。

 

「返せ!この馬鹿者!」

 

「箒、お前…」

 

「な、なんだ!」

 

「ブラジャー、つけるようになったんだな」

 

 音を置き去りにして木刀が降ってきた。そこで俺の意識はなくなった………

一夏sideout




どうもコクトーです。

簪さんとの再会でした!
個人的に原作キャラで一番好きなキャラです!とゆうか一夏は普通なら簪一択だと思う。実はMなんじゃないかと思う今日この頃。

みなさんはどう思います?

それとお気に入り50突破!
前作よりペース早い!
ありがとうございます!

それではまた次回!
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