一夏「え?」
スタートー
イチカside
「なぜここにいるの!?スコール・ミューゼル!いえ、亡国企業!!」
楯無さんが戦闘態勢になった。いや屋内なんですが…。
「あら?更識の当主さんは情報収集能力がないのかしら?私も、マドカもオータムももう亡国企業じゃないわよ?」
そう、スコールたちは今では
「嘘おっしゃい!!幹部であるあなたを捕まえれば他のメンバーも捕まえられる!」
ふぅ。とりあえずスコールは嘘言ってないのですが。とりあえずここで暴れられては困りますし、止めますか。殺気 開放
「やめろ、更識楯無。」
楯無さんは顔中に大量の汗をかき、私から距離を取った。その顔には恐怖がのこっている。
とりあえず殺気をおさめた。顔つきは少しよくなった。
「彼女のセリフに嘘はありませんよ。今は私の家族です」
「!!!??」
驚いてますね。そりゃ元テロリストを家族っていってますからね。
「彼女達、組織に殺されかけたんですよ。それを私がたまたま居合わせて助けたんです。それ以来私の家族としてラボの管理等をお願いしています」
「えぇ。彼がいてくれて助かったわ。ナノマシンも取ってくれたし、もう組織に追われることはないわ。まぁ追われても彼にはかなわないでしょうけどね」
清々しい顔で笑うスコールを見て、楯無さんは警戒を解き、ISを解除した。
「信じてもいいのね?」
「えぇ。彼女は大事な家族です」
「そう言えばグレン、あなた、さっきの説明、シテクレルノヨネ?」
背筋が凍った。今の流れで忘れてくれればよかったのに…。
「えーっと、スコール、さん?あれはですね、その…彼女に突然されたと言うか、私からした訳じゃないというか」
「あら?あったばかりの人にキスをされるのがあなたなのかしら?」
「うっ、それは、その…」
楯無さんを見た。タスケテクダサイ!!!
「彼は私たちのヒーローなのよ。ずっと探しててようやくあえて、感極まっちゃったわ」
楯無さん!ありがとうございます!!救いの手が!!
「へぇ。グレン、あなたは何人にイヤリングを渡してるのかしら?彼女もしてるみたいだけど」
「えーっと、スコールとマドカとオータム、それから彼女に簪さんに虚さんにあと一人で七人ですかね?」
あれ?以外と多い?
「これ以上増やす気は?」
「なんとも…。似たような状況ならばたぶん渡しますし…。ただ今は七人だけです」
渡した七人のうち六人がいるとかすごい偶然ですね。もしかしてもう一人も来るのでしょうか?まさかね
「はぁ。あなたもいずれ家族になるのかしら?更識楯無?」
「楯無でいいわ。彼がお嫁さんに貰ってくれるならね♪」
なんか火種が!?
「彼のことだし、きっと一夫多妻よ?それよりももう一人の子に乗り換えたらどうかしら?」
「嫌よ。絶対に。別に彼がそれを望むのなら一夫多妻でも構わないわ」
「私はそのように思われているのでしょうか…」
「あら?否定できるの?女性七人に贈り物あげて既に三人惚れてそれを受け入れてるあなたが否定するのかしら?」
逃げ道がない。
「…否定できません…」
「よろしい。じゃ、さっきのことのおわびをもらおうかしら。目をつむりなさい」
言われるがままに目を閉じた。あぁビンタかなぁ…。
と、再び唇に柔らかい感触が。そして、口の中にも…
「!!???」
私は慌ててスコールを引き離した。これはさすがにまずい。
楯無さんはもうぽかーんとしてる。突然のキスだもの。深いやつだもの。
「ふぅ。まぁ許してあげるわ。後でマドカにも伝えなさいよ。家族が増えるって」
「はい…」
「さて、用事は済んだかしら?じゃあ今度は私の用事ね。生徒会室にきてちょうだい。虚ちゃんを驚かすの♪」
「グレン、今日は整備はいいの?新しいののテストをマドカに頼んだそうだけど」
「後で連絡します。こっから先は企業秘密ですので」
「あら?私達家族じゃないの?」
楯無さんは腕を組んできた。柔らかいのがあたる。スコールよりは控えめなもののやわらかい。
「まだ家族じゃないですから。私の家族に迎えるときは今までとは世界が変わりますよ?」
「えぇ。常識なんか書き変わるわ。特にISに関しては。今はあなたロシアの国家代表でしょ?さすがにロシアに技術を渡せないもの」
「その通りですね。私は正直言って世界の数歩先の技術を使えます。そんなものをどこかの国にあげませんよ。対等とも言える条件さえなければ」
そう。条件さえあえば別にあげても構わない。それが私だ。現に三か国に設計図を渡している。うち一つにはまだないソードビットの技術も加えてある。
他の技術も条件を提示してくれてそれが納得できたら渡してもいい。
ただひとつ。コア作製の技術を除いて。
「逆に言えば私を納得させられる条件を提示すれば最先端技術が手にはいるんですけどね」
「そんなこと言ってもなかなか納得しないでしょう?グレンってばたぶんISコア3つ渡しても応じないわよ」
「コア3つ!?どんだけ厳しいのよ…」
「兎さんのコアなんかあっても無駄ですから。それより、生徒会室でしたっけ?行きましょうか」
「そうね。早くしないと虚ちゃんも帰っちゃうし」
「じゃあスコール、後で連絡します。あと片づけお願いできますか?」
「いいわよ。いってらっしゃい」
「いってきます」
私と楯無さんは校舎の方に戻っていった。というか今日訓練できてない…。マドカはきちんとこなしただろう。明日は少し多めにしますか。
私達は生徒会室に急いだ。
一人しかいないラボの中でスコールは机の上の物体を片付けていた。
机の上にあるのは設計書類、組み立て途中のパーツ。そして、兎のものとは違うISのコア。
「えーっと、これは向こうの棚だったかしら?これは作業場よね」
スコールは淡々と片づけを進めていった。
それから生徒会室に向かった二人は、打ち合わせをして生徒会室についた。
流れはこうだ。
まず楯無さんが普通に入る。それから虚さんに紅茶をいれてきてもらう。その隙に私が生徒会室に入り込み、隠れる。それから虚さんが戻ってきて席についたら私が後ろから抱き締める。
ちなみに最後のはおかしいといったのだが長年連絡すらなかった罰と言いくるめられてしまった。
楯無さんが生徒会室に入る。作戦開始だ。
「ただいま、虚。仕事はどう?」
「お嬢様、あとはあなたの分だけですね」
「お嬢様って言うのやめてよ」
「失礼しました、会長」
お嬢様とか呼ばれてますね。従者といったところですかね?
「よろしい。それより、紅茶くれない?喉乾いちゃって」
「かしこまりました、少々お待ちを」
虚さんが奥に消える。
私はさっと音をたてずに生徒会室に入り出来るだけ奥に隠れる。さて、気配も消してと…
「お待たせいたしました」
「ありがとう。虚のいれる紅茶は美味しいのよね♪」
「ありがとうございます」
「虚も座ったら?立ってると疲れるでしょう?」
「そうさせてもらいます」
虚さんが座った。作戦通り!あとは私ですね…。あまり気乗りしませんが。
私はそっと虚さんの後ろに回り込み、すっと近づく。そして後ろからそっと抱き締めた。
「お久しぶりですね。虚さん。覚えてらっしゃいますか?」
「!?」
驚いたようでばっと離れて構える。それから私を確認し、顔が赤くなり始める。イヤリングと同じ色ですね。
「あ、あ、あ」
「うふふ。サプライズゲストのイチカ・グレナディーン君こと、私達のヒーローさんよ♪」
ボンッ!
虚さんはさっき私にされたことを思い出したのか顔がさらに赤くなった。
「あらあら~虚ちゃんったら真っ赤ね♪」
「そうですね。イヤリングよりも赤いです」
「こ、これは!」
「私が呼んだのよ。虚ちゃんを驚かせようって♪」
「うまくいってよかったです。改めてお久しぶりですね。虚さん」
笑いかけると、今度は虚さんの方から抱き締めてきた。両目に涙を浮かべながら。
「やっと…やっと会えました。ずっと、ずっと探して…」
「すいませんね、あちこちまわっていたもので」
そっと抱き締め返す。
しばらく虚さんはこのままだった。かわいらしいですね。
それから泣き止んではっとなった虚さんの会長への説教が始まった。
こっそりと帰ろうとしたら捕まり私も説教。
こうして夜は深まっていった。
どうもコクトーです。
虚さん登場!
残念ながらとあるD君とのフラグはなくなりました。
D「!?」
原作読んでる方はわかるよね?
読んでない方もいずれこのD君は出てきます。
あれこいつじゃね?
ってキャラがいたらたぶん間違いないと思います。
ウOーリーをさがせ!より難易度は低いです。
ただ読み続けるだけ!
宣伝みたいになってすいません。
気にせず読んでくれるとうれしいです。
ではまた次回。