このすばの原作が終わってしまったので、我慢できずに書き始めました。
最初に言っておくと、自分の妄想全開です。
それでは、どうぞ。
気が付くと、俺は見知らぬ場所に居た。
そこは、真っ白な空間がどこまでも続いていて、まるで世界そのものが違うように感じた。
ふと周りを見渡すと、そこには1人の女性が立っていた。
その人は、今まで見てきた人とはまるで違う美しい美貌を持ち、髪は透き通るような水色の長い髪で、服装は全体的に青を基調にしていて、いつか俺がアニメで見てきたような羽衣のようなものに包まれている。
その人は、俺が目を覚ましたことに気づくと、俺に向かって話しかけた。
「雨宮結城さん。ようこそ死後の世界へ。あなたは不幸にも、つい先ほど亡くなってしまいました。」
「…は?」
「いきなりこんなことを言われても信じられませんよね。ですが事実です。先程までの記憶をよく思い出してみてください。」
そう言われ、俺は必死にその時の記憶を思い出す。
俺には2つ年下の優という妹がいる。
彼女から一緒に出かけようと誘われ、俺は快く承諾した。
実は優は、今現在、ある人物によるストーカーの被害に遭っている。
そんな彼女を一人にするわけには行かなかった。
その買い物の途中、ストーカーが俺たちの前に立ちはだかる。
「ゆ、優ちゃん。い、一緒にいるのは誰だい?」
「どうして見知らぬ人にそんなことを教えなければいけないんですか?」
「つれないなあ。僕は君のこといろいろ知っているよ。君が起きてから寝るまでどういった生活をしているのか全部知っているんだ。」
「…っ!!もうやめてください!はっきり言って迷惑です!これ以上付きまとうなら警察に通報します。」
「どうしてそんなこと言うんだい?僕はただ好きな人のことを全部知りたいだけなのに。」
「その行動が異常だって分からないんですか!」
俺は優をかばうように前に出て、ストーカーに文句を言ってやる。
「優の言うとおりだ。相手の嫌がることをしてはいけないと学校で習わなかったのか?これ以上優に近づくな。悪いが今の会話は全て録音させてもらった。これを警察に届ければお前は終わりだ。」
「何!?」
「自分の行動を反省して、刑務所で更生しろ。優。警察に電話してくれ。」
そういい、優は警察に通報する。
ストーカーは何かブツブツつぶやいていたが、しばらくするとナイフを取り出し、こちらに走ってきた。
「お前のせいでええ!僕と優ちゃんの邪魔をするなああ!」
「自ら罪を重ねるとは。愚か者!」
俺は、ストーカーを取り押さえようとしたが、何故か相手は突然優に向かっていった。
(コイツ!まさか優と心中するつもりか!クソ、間に合え!)
俺は優をかばうように男の前に出て、そして、
グサッ
俺は、腹部をナイフで思いっきり刺されてしまった。
男は自分のしてしまったことに動揺している。
「この…イカレ野郎が!」
「グッ!」
俺は腹部の痛みに耐えながらも、男の顔面に強烈な一撃を叩き込み、男はそのまま気絶した。
そして、俺も力尽きるように地面に倒れてしまう。
優は血まみれの俺に急いで駆け寄ってくる。
「お兄ちゃん!しっかりして!」
「ゆ、優…。良かった、無事で…」
「バカ!自分のことを心配して!」
「悪い、優…。多分俺はもうだめだ。最後に1つだけお願いを聞いてくれないか?」
「…何?」
「この世界は残酷だ。いつ理不尽が襲って来るかわからない。それでも、最後まで後悔しないように生きてくれ。」
「…グスッ、分かった。約束する。」
「その言葉が聞けて、兄ちゃん安心だよ。あと、父さんと母さんにも謝っておいてくれ。俺は親不孝者だけど、父さんと母さんの子供で幸せだったと。」
「…うん…うん!」
その言葉を最後に俺の意識はだんだんと薄れていった。
優がずっと話しかけていたが、俺にはもう何も聞こえなかった。
全てを思い出した俺は、自分でも驚く程冷静で、目の前の女性に質問をした。
「1つだけ。あの後俺の家族やストーカーがどうなったかわかりますか?」
「ええ。ストーカーはあの後逮捕。少なくとももう出所してくることはないでしょうね。あなたの家族については、当初はとてもふさぎ込んでいてとても見ていられるものじゃなかったわ。でもあなたが妹さんに残した言葉のおかげで、今は必死に前を向いて生きようとしている。」
「そうか…良かった。」
俺が安心している様子なのを見て、女性は俺に質問してくる。
「後悔はないんですか?あのような理不尽に自分の人生が奪われて、悔しくはないんですか?」
その言葉を聞いて、俺は本心を語った。
「正直、悔しいです。俺はもっと生きて、やりたいこともたくさんあった。でも、家族を守ることができて、皆がちゃんと前を向いて生きようとしているのなら、最期に俺の生きてきた意味はあったんだって、そう思えるから。だから、俺もちゃんと生まれ変わって新しい人生を歩んでいこうと思います。」
その言葉を聞いて、女性はまるで女神のようにこちらに微笑みかけた。
その表情に、少しだけドキッとしてしまった。
「分かりました。ではあなたにはこれから3つの選択肢の中から1つ選んでもらいます。その前にまだ自己紹介がまだだったわね。私の名前はアクア。日本において、若くして死んだ人間を導く女神よ。」
「はい、よろしくお願いします。それで、3つの選択肢とは?」
「1つは人間として生まれ変わること。もう一つは天国的なところで緩やかに暮らすこと。」
「天国的なところとは?」
「天国っていうのは端的に言えば何もないところなのよ。娯楽品も食べ物もなく、すでに死んだ者の魂だけがそこに存在しているだけなのよ。」
「そ、そうなんですね。随分イメージと違いますね。それで、3つ目は?」
「ええ。あなたという存在を残したまま異世界に転生してもらうことよ。」
話を聞く限り、その世界では、魔王軍の侵攻により、かなりピンチであるとのこと。
まあよくあるファンタジー世界のようだ。
どうやら、魔王軍に殺されてしまった人は、その世界にもう一度生まれ変わるなんて嫌だと言っているらしい。
このままだとどんどん人口が減り、世界が滅びてしまう。
それなら、ほかの世界から連れてくればいいのでは、ということらしい。
しかも、その世界に転生する際に、何でも好きなものをひとつだけ持っていっていいらしい。
それは、強力な特殊能力だったり、とんでもない才能だったり。
俺は話を聞いて、悪くないと思った。
このまま生まれ変わるよりも断然面白そうだ。
その前に気になることが2つほどあるので、質問してみる。
「2つほど質問していいか。まず異世界での言語はどうなってるんです?」
「それは心配しなくていいわ。異世界に行く前に、あなたの脳に負荷をかけて言語を一瞬で習得できるようにするわ。まあ副作用として、運が悪いと頭がパーになるかもしれないけど。」
「今頭がパーになるって言った?」
「言ってない。」
「…まあいい。2つ目は、ファンタジー世界ってことはステータスやら能力値みたいのがあると思うんだが?」
「ええ、もちろんあるわよ。説明が長くなるからそこは異世界に言って自分で聞いてきて。」
「そのステータスは、俺が死ぬまでに培った力がそのまま反映されるってことでいいのか?」
「まあ概ねその通りよ。運だけはランダムだけどね。」
「分かった。ありがとう。」
「では、選びなさい。あなたが異世界に持っていきたいと思うものを1つだけ。どんなものでも持っていく権利を授けましょう。」
そう言われ、俺はアクアからカタログのようなものを受け取る。
そこにはいろいろな能力、才能、武器が記されていた。
俺はひと通り見て、正直どれもパッとしないと思った。
(どうせなら色んなスキルや魔法を使ってみたいんだよな。その世界だと習得できないスキルとかもあるかもしれないし。あ、そういえばアクアはどんなものでも1つだけ持っていけると言っていたな。別にこのカタログの中から選ぶ必要はないんじゃないか?)
「アクア。別にこの中から選ばなくてもいいんだよな?」
「え?」
「どれもイマイチだったんで、俺が考えたものを持っていきたいんだが?」
「そ、それは…。あ!これなんてどう?《聖剣エクスカリバー》その剣に切れぬ物なしとまで言われているわ。これなら」
「アクア。さっきなんでも好きなものを1つだけ持っていけるって言ったよな?」
俺はできる限りの笑顔でアクアに話しかける。
「…ハイ。言いました。」
「なら、俺の要望も聞いてくれるよな?」
「…ハイ。分かりました。」
そういったアクアの顔はとても引きつっていた。
「ありがとう。では俺の望むスキルを今から言います。それは…」
「…それは?」
「《創成》スキル。内容は、自分のイメージしたものを形にするスキル。例えば武器が欲しければ、それをイメージすれば手元に現れ、スキルを思い浮かべれば、自分の使えるスキルとして使うことができる。」
「な!?なんてむちゃくちゃなスキルなの!いくらなんでも…」
「できるよな?」
「…ハイ…」
そう言って、アクアは渋々了承した。
このあとアクアには大変な事後処理が待っているだろうが、俺もむやみに死にたくはないのだ。
すると、突然床が光り出し、俺の体が地面から浮いていく。
もしかしてこのまま異世界に行くのか?
「予定外のことがありましたが、雨宮結城さん。あなたが無事に魔王を倒すことを祈っています。もしあなたが魔王を倒した際には、どんな願いでも1つだけ叶えてあげましょう。」
「本当ですか。ありがとうございます。あの、いろいろ無理言っちゃってすみませんでした。」
俺は最後に無茶なお願いをしてしまったことを謝罪する。
すると、アクアから最後の言葉をかけられる。
「雨宮結城さん。これからのあなたの人生に祝福を!」
そして、俺は光の中に飛び込んでいった。
アクアside in
やっと行ったわね。
それにしてもむちゃくちゃなお願いしてくれたわね。アイツ。
このあとどれだけ私が事後処理に追われると思っているのよ。
今度会ったら覚えてなさいよ。まあ会うことなんてないと思うけど。
とにかく、やってしまったものは仕方ない。次の転生者候補を呼びますか。
そういい、次の転生者候補を呼ぶ。
だが、アクアはこの時知らなかった。まさか自分も異世界に飛ばされて、あの少年と奇しくも再開することになるとは思いもしなかったのである。
主人公の簡単なプロフィールを紹介します。
雨宮結城(アマミヤユウキ)
性別 男
年齢 18 身長 170センチ 体重 55キロ
容姿 SAOのキリトをイメージしたものに、白髪と赤目を合わさった感じ
スキル 《創成》
自分のイメージしたものを形にすることができる。自分の知らないもの、イメージが不十分なものは形にすることができない。スキルを使用するたびに、魔力が消費され、形にするものによっては、本来消費する魔力の倍以上消費されることがある。だが、主人公はもともとのステータスが高く、特に魔力は初期から爆裂魔法を1発打っても倒れないくらいある。
戦闘スタイル
二刀流、ガン&ソード(片手剣&片手銃)、2丁拳銃の3種類ある。それぞれ近接重視、バランス重視、遠距離重視で分かれていて、状況に応じたスタイルを使い分ける。ただし、初期では、二刀流だけは使うことができない。
武器、片手剣を二つ、片手銃を2丁づつ装備している。剣は背中にさし、銃は腰のホルスターに入れている。
武器名 ナイトメアロスト(片手剣)、
マクマフィテル(片手剣、SAOユウキの武器、初期は未装備)
ムーンライト(片手銃)
サンライト(片手銃)
職業:魔法剣士
今のところこんな所です。そのうちプロフィール紹介の回で詳しく書きたいと思います。