このチート冒険者に祝福を   作:ダイガスタ

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ようやく戦闘シーン。
主人公のチートぶりが分かる。


第3話 初クエスト

俺は、街の外に出て、大きなカエルと対峙していた。

このモンスターの名前は【ジャイアントトード】。

見た目はただの巨大なカエルだが、この近辺ではかなり危険視されているらしい。

まずこのモンスターは動物や人を長い舌で捕らえて丸呑みにするらしい。

そして、打撃系の攻撃には耐性があること。

だが金属を嫌うため、ちゃんと装備すれば勝てない相手ではない。

今の俺は丸腰だが。

しかし、俺には特典で手に入れたスキルがある。

 

《武器創成スキル 2丁拳銃》

 

俺が心の中で唱えると、俺のイメージ通りの武器が手元にあった。

 

(どうやらこのスキルはイメージが重要になるようだ。逆に言えば俺の知らないものを作ることはできないらしい。あとスキルを発動する際に魔力が消費されるが、作るものによってその消費量は異なるらしい。これに関してはこれから検証が必要だな。とにかく今は目の前のカエルを倒すか。)

 

そう考え、俺は目の前のカエルに銃口を突きつけた。

 

「じゃあな、カエル。《バーストショット》」

 

俺が撃った銃弾がジャイアントトードに当たった瞬間、爆発が発生し、そのままカエルは絶命した。

とりあえず1匹討伐したが、目標は5匹。運が悪いことに近くにモンスターの気配は無し。

どうにかおびき出せないか考え、俺は先ほど見た冒険者カードに気になるスキルがあったのを思い出した。

(あのスキルを使えば遠くのモンスターをおびき出せるか。よし、スキルを取得してみよう。)

俺は冒険者カードを取り出し、あるスキルを取得する。

かなりスキルポイントを使ったが、必要経費だ。

 

俺はそのスキルの名を大声で叫ぶ。

 

《エクスプロージョン!!》

 

その声とともに、巨大な爆発音が周りに響き、周囲の地形を一部消し飛ばした。

それと同時に、大量の魔力が消費され、俺はとてつもない倦怠感に襲われる。

 

(こ、これは、何回も使える魔法じゃないな。今の俺じゃ1回使っただけで魔力がほとんどなくなる。幸い魔力切れになるほどではないが。それにこれだけの魔法、使っただけで周りへの影響は計り知れない。)

 

気が付くと、周りからモンスターが寄ってくる。

カエル以外にも集まってきたが、ついでに討伐しておこう。

 

 

俺はアクセルに戻ってきた。

 

(やばかった。本気で死ぬかと思った。1体だけかなり強いモンスターがいたな。獣型のかなり素早いモンスター。隙が見当たらなくて、下手をすればやられていた。)

 

このままではやられると思った俺は、どうにか相手の隙を作るために、新たなスキルを作った。

そのスキルは《リフレクション》

これは、相手の攻撃をそのまま反射するスキル。

俺は自分の周囲に反射による不可視の防壁を展開し、そこにモンスターが攻撃してきたところでその攻撃を相手に跳ね返した。

そのまま相手がひるんだところで、ダメ押しの《バーストショット》を放つ。

この時撃った銃弾に麻痺属性を付与し、相手を麻痺させる。

そのまま相手が絶命するまで銃弾を打ち続けた。

そのときに狼から牙が抜け落ちたので、俺は記念にそれをもって帰ってきた。

 

俺はクエスト完了の報告をするために、冒険者ギルドに入る。

 

「すみません、クエスト完了の報告にきました。」

 

「あ、アマミヤさん。初のクエスト達成おめでとうございます。では、冒険者カードをお預かりします。」

俺は受付のお姉さん(ルナさんというらしい)に冒険者カードを渡す。どうやらモンスターの討伐数が自動的にカードに更新されるようだ。

 

「………」

 

「あの、どうかしましたか?」

ルナさんが固まっているので、俺は声をかける。

 

「ど、どうかしましたかじゃありませんよ!なんですかこの討伐数は!ジャイアントトード20匹、ゴブリン10匹、そして初心者殺し1匹!初クエストで無茶しすぎです!」

 

「す、すみません。いきなりモンスターの群れに襲われたものなので。」

 

「無事だったのでこれ以上は言いませんが、これからはあまり無茶をしないようにお願いします。」

 

「分かりました。そういえば初心者殺しを倒したときにこれが取れたんですが。」

 

そういって、俺は初心者殺しの牙をルナさんに見せた。

 

「それは、初心者殺しの牙ですね。それもこちらで買い取らせて頂ければ、報酬の上乗せができます。その牙だけでも40万エリスはするかと。」

 

その金額に内心驚きつつ、買取をお願いする。

 

「ではお願いします。」

 

「かしこまりました。ではクエスト達成報酬の10万エリス、ジャイアントトードの買取総額10万エリス、初心者殺しの牙の買取金額40万エリス、合わせて60万エリスになります。」

 

俺はルナさんからお金を受け取る。

 

(まさか異世界転生1日目にしてここまで稼げるとは、それにモンスターを大量に討伐したことでレベルもかなり上がった。)

 

俺のレベルは20まで上がった。ステータスも全体的にかなり上がっているが、特に魔力の上昇値が異常だ。

おそらく、俺の特典が魔力を消費するために、魔力が上がりやすくなっているのではないだろうか。魔力が増えればそれだけ出来ることが増えるので、ありがたいことだ。

 

「ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。」

 

「はい、これからも頑張ってください!」

 

ルナさんが満面の笑みを浮かべて、それを見た俺は思わず見惚れてしまった。

気恥ずかしくなってしまい、俺は足早にその場を去った。

 

 

 




ここまで読んでくださりありがとうございます。
補足説明を

《武器創成》
その名の通り、武器を作り出すスキル。イメージとしては、BLACK CATのトレインが持つハーディスに似た形で、2つの銃はそれぞれ太陽と月のエンブレムが入っている。後にサンライト、ムーンライトと名付ける。

《バースト・ショット》
銃弾が対象物に当たった瞬間、強力な爆発が起こる。属性魔法や状態異常を付与することができる。

《リフレクション》
あらゆる攻撃を一度だけ反射する不可視の防壁を展開する。自分以外にも発動できる。ただし、あまりにも強力なスキルであるため、発動には多くの魔力を消費する。

《エクスプロージョン》
このすばお馴染みの爆裂魔法。主人公が初めて冒険者カードで習得したスキル。主人公は魔力が高いため、1日1発だけなら使っても魔力切れにならない。

今後も、こういったスキルの補足説明をするつもりです。
あと、オリジナルの技の名前を考えるのがとても難しいと感じたので、ありがちな名前になってしまうかもしれませんが、何卒ご理解ください。


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