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次の日の昼休み、私は達也と深雪に連れられて生徒会室の前に来ている。
余計な仕事を押し付けられそうだったので放っておこうと思ったのだが昼休みになって直ぐにそれを察したのか深雪に腕を掴まえられその後合流した達也に退路を絶たれ渋々来たのだった。
コンコン
「どうぞ~」
「失礼いします」
中には会長と渡辺先輩とあと2人座っていた。
「いらっしゃい、遠慮しないで入って」
各自お弁当を食べながら話が始まった。
「入学式で紹介しましたけど念のため、私の隣にいるのが会計の市原鈴音。通称リンちゃん」
「私の事をそう呼ぶのは会長だけです」
「その隣が昨日も会った風紀委員長の渡辺摩利。で、書記の中条あずさ。通称あーちゃん」
「会長! 下級生の前でその呼び名はやめてください! 私にも立場というものがあるんです!」
(成る程、確かにあーちゃんは的確だな)
1人でワタワタするあずさを見ながら私はそう思った。
「あずさと南宮那月さん、同じくらいの背ね」
そう会長がこちらを見て言った。
このままだと那月ちゃん呼びされると思って話題を変えようと切り出した。
「それでここに呼んだ訳は何なんだろうか」
「そうね、そろそろ本題に入りましょうか」
私の言葉を聞いて会長がそう言った。
話を聞くと生徒会長は選挙で決まるが他の役員は会長が選任解任が委ねられていて、毎年、新入生総代を勤めた一年生に生徒会の役員になって貰うのが恒例となっているそうだ。
「私は、南宮さん深雪さんに生徒会に入って下さることを希望します。引き受けて頂けますか?」
達也と深雪は互いの顔を見合っている。
私はやっぱりなと思いながら口を開こうとした。
「会長は兄の入試の成績をご存知ですか?優秀な成績のものを入れるのなら私よりも兄の方が相応しいと思います。私が生徒会に入るのは光栄ですが・・・」
「おい、深雪」
どうやら深雪は達也と一緒に入りたかったようだが学校の規則があるせいで出来ないようだ。
しぶしぶ引き下がっていった。
「どうやら私には関係ないようだな、帰ろう司波兄」
渡辺先輩の顔がそう言えばと何かを思い出そうとしていたので達也を連れて逃げようとした。
達也もそれを察したのか拒否せずに立ち上がった。
「そうだな、それでは会長、昼休みも終わりそうなのでそろそろ教室に戻らさせて頂きます」
そう言って出ていこうとしたがそれよりも早く渡辺先輩が口を開いた。
「ちょっと待ちたまえ、南宮は生徒会に入るのか?あと、風紀委員の枠が1つ空いているのだがそれは二科生を選んでも問題ないよな?」
「ナイスよ!風紀委員なら問題ないじゃない!それに南宮さんはホントは総代だったじゃない!」
渡辺先輩と会長にそう言われるが昼休みが終わるチャイムが聞こえてきたので一旦はお開きとなった。
「では続きは、また放課後に構わないか?」
「そうですか・・・」
「・・・分かりました」
私と達也はそう言って嬉しそうにする深雪を連れて出ていった。