魔法科高校の攻魔官   作:鏡 黒羽

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黒羽です。
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評価や感想を書いていただけると嬉しいです。
戦闘シーンなどのアドバイスも待っています。


入学編6

放課後また達也と深雪と合流して生徒会室の前に立っていた。

 

コンコン

 

「「「失礼します」」」

 

そう言って3人が入っていく。

生徒会室では昼休みに紹介してもらった3人以外にもう1人男子生徒がいた。

 

「あら、いらっしゃい」

「よっ、来たな」

 

会長と渡辺先輩がそう返事をしてくるが男子生徒がこちらを睨んで来ていた。

 

「副会長の服部刑部です。司波深雪さん、南宮那月さん生徒会へようこそ」

 

前に立っていた達也を無視して私たちの前に立つとそう挨拶をしてきた。

 

その後、会長の言葉でそれぞれ分かれて話をしようとしたが服部先輩が待ったをかけた。

 

「渡辺先輩待ってください」

「ん、なんだい、服部刑部少丞範蔵副会長」

「ふっ、フルネームで呼ばないで下さい」

 

服部先輩が顔を赤らめて必死に抗議していた。

 

「過去、風紀委員にウィードを任命した例はありません」

 

どうやら服部先輩は達也が風紀委員になることに反対のようだ。

規制用語を使ってまで反対してきた。

 

「待ってください!兄は実技の成績が芳しくありませんが、実戦では誰にも負けません!」

 

「・・・服部副会長、俺と模擬戦をしませんか」

「何、思い上がるなよ補欠の分際で!良いだろう身の程をわきまえることの必要性を教えてやる!」

____________________

 

第3演習室

 

「お待たせしました」

 

私達は、預けていたCADを受け取ると模擬戦の場所、第3演習室に来ていた。

 

「あら、CADを持ってくるのは達也くんだけでいいのよ」

 

会長は私がCADを持ってきている事を知ってそう声をかけてきた。

 

「この試合が終わったらもう帰ろうかと思ってな」

「まだ生徒会の仕事の説明が終わっていないのだけど」

 

私は、服部先輩の方をチラリとみてため息をついた。

 

「学校がどうあれ上に立つものが他の生徒を見下していてはな入る気にもなれん」

「そ、そうなのね」

 

そう言うと私は対峙している2人の方を向いた。

 

渡辺先輩が模擬戦のルールを説明し始めた。

 

相手を死にいたらしめる術式、並びに回復不能な障害を負わせる術式の禁止

直接攻撃は相手に捻挫以上の負傷を与えない範囲であること

武器の使用は禁止、素手のみ許可される

勝敗は一方が敗けを認めるか審判が続行不能と判断した場合に決まる

 

「後で南宮さんとも試合をさせて貰えないでしょうか」

 

始まる前に突然服部先輩がそう声を出した。

どうやら先ほどの発言が気に触ったようだ。

 

「良いだろう、受けてやる」

 

私はそう返事をした。

 

「準備は良いか・・・始め!」

 

渡辺先輩が腕を振り下ろすと直ぐに決着がついた。

 

「勝者!司波達也!」

 

その後、渡辺先輩がどう倒したのかを聞き達也がその説明を始めた。

 

 

「今のは、自己加速術式を予め展開していたのか?」

「いえ、正真正銘身体的な技術です」

「兄は忍術使い、九重先生の指導を受けているのです」

 

深雪は、達也が勝ったことで嬉しそうに説明していた。

(あのエロ坊主、この事を知っていて黙っていたな)

私の脳裏にアハハハハと笑う九重八雲の顔が浮かんで来ていた。

達也はそんな私をじっと見つめていた。

 

中条先輩は達也が持っているCAD、トーラス・シルバーがフルカスタマイズした特化型『シルバー・ホーン』に夢中のようだ。

 

「そうです!アーテル・ルーナとトラース・シルバーこの2人無くして現代CADについてなんて語れません!トラース・シルバーは世界で初めてループキャストシステムを実現して、アーテル・ルーナは古式魔法と刻印型術式を組み合わせ、性能も燃費も良くすると言う大天才ですよ!」

 

アーテル・ルーナ、ラテン語で黒の月

これは私のもう1つの名前でもある魔工師としての名前でもある。

まさか、過去に試しに出したCADがここまで評価が上がるとは思ってもいなかった。

今では警察や軍の方からも注文が届くようになっている。

 

物音がしたのでそちらを向くと服部先輩がふらつきながら立ち上がっていた。

 

「なるほど、テストが本当の実力を示していないとはこういうことか」

「はんぞーくん?大丈夫ですか?」

「はっ、はい!!」

 

服部先輩は、七草会長に心配されて勢い良く立ち上がって答えていた。

 

「この後、南宮と試合をすると言っていたが大丈夫なのか?」

 

渡辺先輩が服部先輩にそう聞くと

 

「はい、もう大丈夫です始めてください」

 

と返していた。

どうやら試合はやるようだ。

私はため息をつくと試合の準備を始めた。

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