キングダム 趙の王族に転生してしまった   作:もやし昆布

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02話

 

「おい、起きるのじゃ。」

 

 年寄りの男性の声を聴いて俺は目を覚ます。

 

 なんだここ。

 

 真っ白だし、ここはさっきまでいた俺の部屋なんかじゃないししかもおじいちゃんが俺の前にいるし。

 

 そんなことを考えていた俺だったがおじいちゃんが俺が目覚めたことに気づいたのか勝手に話を始めた。

 

「おぬしは死んでしまったのじゃ。

 

 唐突だがのぉ。

 

 すまぬな。

 

 わしの責任なんじゃ。

 

 死んだ人間を死後の世界に送るのがわしの仕事なのだがのぉ。

 

 さっき死んだ人間を選別していたのだが間違って生きておったおぬしを選択してしまったんじゃ。

 

 すぐに取り消したのじゃが勝手に死後の世界に行くことは防げたのだが死んだことになってしまったのだ。

 

 お前はもう元のお前では生活できんのじゃ。

 

 それで提案なんじゃがな。

 

 他の世界に転生してみたいと思わぬか?」

 

「え、いいんですか?

 

 むしろ、元の世界ではいい思いを全くしてこなかったので大歓迎なんですが。」

 

「ふむ、ならまずお主が転生する世界の説明からじゃな。

 

 その世界ではお主の世界で有名だったキングダムという漫画の中の世界じゃ。

 

 もちろん何もつけずにそのまま送ると言うことはない。

 

 特典やらなんやらつけてやるからどうじゃ?」

 

「なるほど、キングダムは前世でもかなり好きな漫画だったのでむしろ大歓迎ですね。

 

 それに特典もつけてくれるのでしょう?

 

 どんな特典をつけてくれるのかはわかりませんが。」

 

「もちろんじゃ。

 

 その特典じゃがな。

 

 お主がどのようなものが欲しいか言ってくれたらできるだけそれを叶えるようにしようと思う。

 

 どのようなものが欲しい?

 

 もちろん、世界のバランスを変えるほどの力はダメじゃぞ。」

 

「まず、ある程度の地位以上の人間に生まれること。」

 

「なるほど、最初に死んでしまったらこの世界を楽しめなくなるからなー。 

 

 そんな願いならもともと叶えてやるつもりだったからいいぞ。

 

他には?」

 

「そうですね。

 

 成長チートっていうのをつけて欲しいですね。

 

 キングダムはかなり武力が重要になってくるゲームなので自分の身を守るためにも武力が必要になってきます。」

 

 正直、いつも転生の小説を見て神様に能力を要求するときになぜ成長チートを要求しないのかがわからないわ。

 

 成長チートは最初にすごい能力を要求したやつなんかを絶対に後半は超えることができるのに。

 

「なるほど、わかった。

 

 それくらいなら世界のバランスを崩すと言うこともなさそうじゃからよしとしよう。

 

 それぐらいの願いならもう少し叶えてやらんこともないぞ。」

 

 この神様ツンデレなのかな?とも思ったけど叶えてくれるのは悪い気はしないので早速もっと要求する。

 

「じゃあ、頭の面でも成長チートをつけてくれるのが助かります。

 

 キングダムの主人公みたいに武力だけ強いって言うのもありだと思うんですけどその場合軍師を雇ったりしないといけないのでお願いします。

 

 それと、自分も含めて相手の能力も見れるような能力もつけませんかね?」

 

 自分の能力を見ることができることによってかなり成長できたなと確信を持つことができるのでかなりいいなと思っている。

 

 つまりモチベーションが上がるってこと。

 

 俺は昔、運動神経が悪かったし何をやっても下手くそだったので部活をやってた時も練習に全然やる気が出なかった。

 

 しかし、かなり成長する能力もつけてもらったしそれに自分の成長が眼に見えるようになったらどんどん鍛錬をするんじゃないかって自分に期待してしまう。

 

 あと、キングダムのキャラの強さでどのキャラが1番と良いのか実際に見てみたいと思ったのもあるんだよなー。

 

「2個能力を要求してきたがこれくらいなら問題ないだろう。

 

 もちろん問題ないぞ。

 

 他にはないのか?

 

 わしは今日かなりいい気分じゃからなんでも質問にも応えることができるぞ?」

 

「そうですね、僕以外にも転生した人はおんなじ世界にはいませんよね?

 

 もしいたらチート持ってる同士かなり世界が崩壊しそうな気がするんですけど。」

 

「もちろん、そんなことはない。

 

 っていうか世界を間違えて魂を送ってしまったことがないのう。

 

 おいおいそんなに睨むなって。

 

 お主は、元の世界になんもなくてむしろ転生できるのを喜んでいたではないか。

 

 それにかなり特典もつけてやったじゃないか。

 

 これで勘弁するんじゃな。」

 

「まぁ確かに神様にかなりお願いしてしまったのは否めないので全然いいです。

 

 それに転生者が僕の他にいないことがわかったのでよしとしましょう。」

 

「うむ、なんか偉そうじゃがまあいいだろう。

 

 それじゃあお主をキングダムの世界に送るとしようか。」

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