キングダム 趙の王族に転生してしまった   作:もやし昆布

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03話

  

 転生してから2年が経った。

 

 なんで飛ばすんだって思う人がいるかもしれないが小さい頃って本当に何にもやることがないんだよなー。

 

 泣きたくなくてもずっと泣いてしまうし、歩けないからやることは全くないし、赤ん坊の頃にもし記憶がある人間がいたとするならば俺みたいに退屈な日々を過ごすんだろうな。

 

 そんな人間は俺みたいな転生できるような人間しかいないんだろうけど。

 

 さて、話を戻すと俺が転生した場所がわかった。

 

 国名が趙。

 

 これを聞いた瞬間にあー終わったなって思ってしまったよ。

 

 いくら、俺が成長チートを持ってたとしてもこの国の王様がクソだから主人公がいる国である秦国に勝てるわけがないんだよな。

 

 将来、大きくなったら廉頗みたいに他の国に亡命してやろうかなって考えていた時期もありました。

 

 それがすぐに無理なことであると思い知りました。

 

 なんと、俺の転生先は趙国の王族でした。

 

 もちろん、キングダムに出てくるキャラに憑依したんじゃなくて全く出てこなかった人物だけどね。

 

 つまり、俺はオリジナルキャラに転生したってことだ。

 

 名前は毅。

 

 あの軍神である楽毅と一緒だよ。

 

 それで、俺の父に話を戻すんだけど漫画で秦国の将軍である王翦、桓騎、山の民の連合軍で攻めてきた時に趙の王都である邯鄲の軍を動かしてもらえませんかってあの天才李牧が頼みに行ったんだけど俺の父が断ったんだよね。

 

 それにもし李牧が撃退できなかったら責任を負ってお前を切り刻むまで言うんだよね。

 

 で、絶望してた李牧に趙国の太子である嘉がピンチになったら王族である自分も出陣すると言う台詞を言う。

 

 その嘉の兄に俺は転生したと思っている。

 

 なぜなら、まだ嘉が生まれてないし俺は王族としてかなり大切に育てられてきたからだ。

 

 王族だからかわからないが俺はまだ母親に一度しか会ったことがないなー。

 

 それも母親が俺を生んだ瞬間だけだし。

 

 俺の父親は本物のクズだから母親も近づかないようにしているのもあるかもしれないなー。

 

 一応俺は、このまま何事もなければ王位を継承することになっているから父親と同じ建物で育てられている。

 

 あくまで同じ建物ってだけであんまり会ったことがないけどな。

 

 むしろ会いたいなんて全く思わないんだけど。

 

 親父は自分が贅沢して一生暮らせればいいって思ってる人物って漫画で書いてたし。

 

 それに病がちなので早死にするからそんなに遊べる期間は残されてないと思う。

 

 結局、王翦が攻めてくるまで生きてたけど。

 

 ちなみに、その父はまだ王位をついてない。

 

 俺のおじいちゃんに当たる人間が王をやっているわけだけどこいつもなかなかくそなんだよなー。

 

 まぁそれも廉頗が漫画で言ってたから知ってるんだけど。

 

 白起と廉頗が対決した戦いである長平の戦いであろうことから名将である廉頗を総大将から変えてしまったんだよね。

 

 理由は戦いが長引いてて痺れを切らしたからなんだよね。

 

 ほんと趙の王くそだわー。

 

 それで秦の総大将である白起に40万人生き埋めにされたんだよなー。

 

 これが長平の戦いの流れだ。

 

 また、話が脱線してしまったんだけど、俺の家族は子供に全く興味がないからなのか俺に会いに来ようとしないからどんな人柄かいまいち掴めないんだよねー。

 

 現状はまぁそんな感じだな。

 

 今はまだ小さいのでそこまでできることはない。

 

 もうとっくに歩けるようになっているので中庭で走って訓練したり書物をたくさん読んで暗君にならないように知識を身につけたりしてるぐらいかな。

 

 俺には成長チートで頭の部分もものすごい成長していってくれるからかなりのスピードで書物の内容を理解できるんだよなー。

 

 1歳ぐらいの時に待女に文字を教えてと頼んでからその日のうちにあらかた文字はマスターできた。

 

 しかも後半になるにつれて文字の覚えるスピードがさらに上がっていくって言うチートぶりだ。

 

 これで知識については問題ないんだけど知識と軍略はまた違うと思うんだよなー。

 

 俺のイメージでは漫画で壁みたいに知識があってもかなりミスってるやついたし、河了貂に軍師みたいなやつ負けてたし。

 

 そいつもかなり書物読んでて俺かなり頭がいいんだぞーみたいな顔してたからな。

 

「どうすっかなー。」

 

 思わず呟いてしまったよ。

 

 すると俺の後ろに控えていた待女が俺の言葉に反応する。

 

 正直、部屋では1人にして欲しいんだけど俺が何するかわからないような変人って思われてるからずっと付きっきりなんだよな。

 

 ちょっと部屋を抜け出して遊びに行くぐらいいいだろうに。

 

「どうしたんですか?」

 

「うん、俺さー軍略を学びたいんだけど誰か教えてくれる人知らない?」

 

「それなら、軍師の方を紹介しましょうか?」

 

「そうだねー。

 

 いや、やっぱり指定していいかな?」

 

「どなたか気になる方がいらっしゃるので?」

 

 俺は思い切って趙の王族をかなり嫌っている人物の名を挙げるのだった。

 

 

 

 

 

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