【完結】機動戦士ガンダムRevolt   作:不知火新夜

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12話_強化人間誕生

時間にして数分、然し当事者であるハジメ達にとっては何時間にも感じられた生誕の儀とも言うべき現象、それが終わりを迎えたのか痛みを訴える叫び声も治まり、動かなくなった4人だったが、やがて僅かに身動ぎをし、閉じられていた目も朧気ながら開き、手を握ったり開いたりしてその感覚がある事で自分が生きているのを実感しながら、ゆっくりと起き上がった。

 

「皆、大丈夫?立てる?」

「う、うん、ハジメ君」

「何とかね。何だか別の意味で疲れたわ」

「仕方なかったとはいえ、とんだ災難だったわね」

 

いち早く起き上がったハジメの呼びかけに応じ、色々と言いながら立ち上がった香織達だったが、

 

「「「「…あれ?」」」」

 

ついさっきまでとは色んな意味で違う姿と化した他の3人の姿に驚愕した。

 

「何で優花だけピンク髪なの?」

「桜餅の食べ過ぎじゃない?」

「まさか優花ちゃん、性欲を持て余した影響で…?」

「いや何処ぞの恋柱でも無ければ淫乱でも無いわよ!」

 

まず目についたのは一行の中で唯一白髪ではなかった(と言っても十分白っぽいが)優花の髪色について。

彼女の名誉の為に言って置くが特別性欲を持て余していた訳でも桜餅を食べ過ぎた訳でも無い、ただ元の髪色が茶髪だった為に比較的多かった赤系統の色素が残っただけである。

 

「3人とも、其処まで胸大きかったっけ?」

「そうだね、ちょっと胸の方がキツいかな」

「私なんて服が胸に引っ張られちゃってちょっと息苦しいわね」

「そういうハジメは、というか雫も随分と筋肉質になったわね」

 

次に其々の体形の変化について、流石に服を脱いでいる訳でも服がズタボロな訳でも無いので、服の上からでも分かる様な変化だけを指摘し合っているが、殊に雫は、胸が大きくなり過ぎた影響で服が引っ張られた事で露わになった彼女の腹部に見事なシックスパックが形成され、某日本で最も売れているRPGシリーズに登場する格闘家ヒロインみたいな姿になっていた。

 

「身体が変化した影響もあるのかな、どうも身体が軽い、力も漲って来る感じだよ」

「うん、今なら重たかったヴィーフリも軽々持てそう」

「魔物みたいなラインが走っているのも何か関係あるんじゃ…」

「ステータスプレートを確認したら何か分かるかしら?」

 

そして外見の変化に伴ってか新たなる力も得られた様で、ハジメが言っていた様に身体が軽く、力が全身に漲っている感覚があるのだ。

一体自分達の身に何が起こっているのか、雫の提案を受けてステータスプレートを確認したが、

 

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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:10 天職:錬成師

筋力:500

体力:2000

耐性:250

敏捷:1000

魔力:400

魔耐:300

技能:錬成[+鉱物系鑑定][+鉱物系探査][+鉱物融合][+精密錬成][+複製錬成][+圧縮錬成][+高速錬成][+イメージ補強力上昇][+消費魔力減少][+手合詠唱]・精錬[+特定抽出]・狙撃・乱撃[+弾幕形成]・縮地・先読・隠業・短剣術[+斬撃速度上昇]・格闘術・新型(ニュータイプ)[+領域覚醒(Xラウンダー)]・魔力操作・纏雷・胃酸強化・言語理解

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白崎香織 17歳 女 レベル:10 天職:治癒師

筋力:250

体力:500

耐性:300

敏捷:400

魔力:2000

魔耐:1000

技能:回復魔法・光魔法適性[+圧縮発動][+放射発動]・高速魔力回復・省略詠唱・全属性耐性・先読・気配感知・魔力感知・■■・魔力操作・纏雷・胃酸強化・言語理解

======================

 

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八重樫雫 17歳 女 レベル:10 天職:剣士

筋力:1000

体力:500

耐性:400

敏捷:2000

魔力:250

魔耐:300

技能:剣術[+斬撃速度上昇]・縮地・剛力[+手振補正]・先読・心眼・隠業・気配感知・■■・魔力操作・纏雷・胃酸強化・言語理解

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園部優花 17歳 女 レベル:10 天職:投擲師

筋力:300

体力:1000

耐性:400

敏捷:2000

魔力:500

魔耐:250

技能:投擲・短剣術[+斬撃速度上昇]・狙撃・乱撃[+弾幕形成]・心眼・先読・炎魔法適性・気配感知・■■・魔力操作・纏雷・胃酸強化・言語理解

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「「「「なんでやねん…」」」」

 

その意味不明と言うしかない変化にハジメは勿論、香織達ですら関西弁でツッコミを入れていた。

 

「ステータスが爆上がりしているのもそうだけど、技能まで追加されている…」

「技能って生まれ持ったものしか使えない筈だよね、何で後天的に追加されているの…?」

「それにアタシたちの技能欄にある■■って何なのよ、何で伏せ字?」

「まあ、其処は今考えても仕方ないわね、一先ず分かっている所から確認しましょう」

 

ステータスが急上昇したのもそうだが、派生では無い技能まで追加されている事にツッコミが入ったのは致し方ないだろう、技能は先天的な物じゃ無かったのか、派生技能以外で新たに追加される事は無いんじゃあなかったのか。

然もハジメ以外の3人は伏せ字になっている技能まである等、もう訳が分からない。

しかし其処を追及してもステータスプレートが答えてくれるとは思えない、とりあえず判明している技能について調べる事にした。

 

「魔力操作って読んで字の如く、魔力を直接操作出来る技能って所かな?」

「それ正に魔物じゃない、そんな事可能なの?」

「ひょっとしたら、身体に漲って来るこの感覚は魔力が関わっているんじゃないかしら」

「なら、試してみるね」

 

まずは魔力操作、話し合った末ハジメが、直接的には殺傷力の無い錬成で試してみる事となった。

身体全体に漲って来るような感覚を、右手に嵌めているグローブに刻まれた錬成の魔法陣に集めるイメージを思い描くと、何処かぎこちないながらもその感覚が、魔力が移動を開始し、イメージ通りグローブへと移動、

 

「錬成」

 

その一言と共に、手にしていたイリジウムの塊が変形、やがてそれは何発かのボーク・スミェルチ弾の弾芯と化した。

 

「本当に出来たよ、本当に…」

「詠唱いらずって事かしら?やっぱり魔物の肉を食した事でその特性を手に入れたって事かしらね…」

「凄いわね、ならアタシの炎魔法もタイムラグ無しで行けるって事ね、汚物は消毒だァ!って感じで」

「優花ちゃん、世紀末を闊歩するヒャッハーな人じゃないんだから…」

 

その異常性と有効性を踏まえて優花がぶっ飛んだ発言をする場面もあったが一旦置いて、次は纏雷だ。

 

「これはあの狼が使っていた固有魔法みたいだね」

「纏雷、電気を身に纏う感じかな?」

「いまいちピンと来ないわね、トリセツか何か無いの?」

「魔物は詠唱や魔法陣を使わないから、やっぱりイメージするのが大事なのかしらね」

 

その技能がどんなものか、どう使えば良いのか等と疑問は尽きなかったが、此方も一先ず試してみる事にした。

左手にバチバチと弾ける静電気をイメージしながら魔力を其処へと流し込む、するとその想像通り、ハジメの指からは緑の、香織の指からは青い、雫の指からは藍色の、そして優花の指からはマゼンタカラーの電気がバチバチと放出された。

 

「やった、出来たよ!」

「何だか綺麗ね…」

「アタシこれでも淫乱ピンク扱い?」

「これは良い、早速これを活かした兵器のアイデアが出て来たよ」

 

それに対して様々な感想が出たがこれまた一旦置いて、最後に胃酸強化だが、

 

「折角だから、まだ食べていないウサギ肉とかで試してみない?」

 

というハジメの提案で、調理済みだがまだ食べていない他の魔物の肉で試してみる事に。

 

「地球のウサギって確かヨーロッパで食べられているよね、ラパンだっけ?」

「ラパンは飼われているウサギの事、野ウサギはリエーブルって言うの。リエーブルはジビエの中でもクセが強いのよ。こっちのウサギも似た様な感じね」

「そうだね優花ちゃん、何だか口の中で血生臭さが…」

「まあ魔物を飼育するなんてそれこそ魔人族じゃないとほぼしないでしょうけどね…」

 

こうして次に食したのは、真っ赤な眼の周囲に黒い線が入った中型犬位の大きさで、空中を駆け抜けると思われる固有魔法を有したウサギらしき魔物の肉、優花の丁寧な下処理もあって先程食べた、ただ不味いだけの狼の肉よりはマシな、それこそ人によっては「いっぱいちゅき」と言える味わいだった。

その味わいに色々言いながらも食べつくし、念のために飲み水代わりの神水も飲んで数分待ったが、先程の様な激痛はおろか、何かしらの反応もなかった。

 

「何も起こらないね、ひょっとして魔物が持っている魔力に対する耐性が付く技能なのかな?」

「みたいだね、良かったぁ」

「そうね、幾ら必要な事とはいえ、食べる度に激痛に襲われたらたまったものじゃないわ」

「もうあんな地獄はごめんよ、本当に」

 

覚悟を決めた上で食したが、先程とはうって変わって何も起きなかった事に安堵したハジメ達は調子に乗り、この階層では最も強い、白い毛皮で覆われた2メートル位の巨躯、その足元までという驚異的な長さの腕から生えた爪から衝撃波を放つ固有魔法を有した熊らしき魔物の肉を食したが、

 

「…何でこうなるの」

「…とんだ災難だったわ」

「…強化された胃酸、仕事しなさいよ」

「…どうやら、今まで取り込んだ魔物の強さで、技能の強弱が決まるみたいだね」

 

最初の時とは明らかに軽いとはいえ決して無視できない痛みに襲われ、慌てて神水を飲む羽目になったのは余談である。

何はともあれ、3種類の魔物の肉を食したハジメ達のステータスは以下の通りとなった。

 

======================

南雲ハジメ 17歳 男 レベル:?? 天職:錬成師

筋力:2000

体力:10000

耐性:1000

敏捷:5000

魔力:2000

魔耐:1000

技能:錬成[+鉱物系鑑定][+鉱物系探査][+鉱物融合][+精密錬成][+複製錬成][+圧縮錬成][+高速錬成][+イメージ補強力上昇][+消費魔力減少][+手合詠唱]・精錬[+特定抽出]・狙撃・乱撃[+弾幕形成]・縮地[+天歩][+空力]・先読・隠業・短剣術[+斬撃速度上昇]・格闘術・新型(ニュータイプ)[+領域覚醒(Xラウンダー)]・魔力操作・纏雷・風爪・胃酸強化・言語理解

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白崎香織 17歳 女 レベル:?? 天職:治癒師

筋力:1000

体力:2000

耐性:1000

敏捷:2000

魔力:10000

魔耐:5000

技能:回復魔法・光魔法適性[+圧縮発動][+放射発動]・高速魔力回復・省略詠唱・全属性耐性・先読・気配感知・魔力感知・■■・魔力操作・纏雷・天歩[+空力]・風爪・胃酸強化・言語理解

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八重樫雫 17歳 女 レベル:?? 天職:剣士

筋力:5000

体力:2000

耐性:2000

敏捷:10000

魔力:1000

魔耐:1000

技能:剣術[+斬撃速度上昇]・縮地[+天歩][+空力]・剛力[+手振補正]・先読・心眼・隠業・気配感知・■■・魔力操作・纏雷・風爪・胃酸強化・言語理解

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園部優花 17歳 女 レベル:?? 天職:投擲師

筋力:2000

体力:5000

耐性:2000

敏捷:5000

魔力:5000

魔耐:2000

技能:投擲・短剣術[+斬撃速度上昇]・狙撃・乱撃[+弾幕形成]・心眼・先読・炎魔法適性・気配感知・■■・魔力操作・纏雷・天歩[+縮地][+空力]・風爪・胃酸強化・言語理解

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