遊戯王GX~精霊の抱擁~ 作:ノウレッジ@元にじファン勢遊戯王書き民
SIDE:レオ
あいつらが消えて行った坑道の先へと視線を移せば、そこにあるのは暗闇ばかりだ。
対し、その近くの小屋にあった古ぼけたTVには、坑道を映す監視カメラの映像。そこでライディングデュエルよろしく、5人がデュエルを始めた。
正直、不安が隠せない。
黎の奴に任せたとは言え、あっちは戦場みたいなモンだろうからな……。
きっと、戦地に子を送り出す親の気持ちってのは、こんな感じだったんだろう。
「ライ、アルフ、エルフィ……」
「心配?」
「ああ……」
俺も行くべきだったのではないか。さっきからその疑問が浮いては消える。
駄目だ。俺はここに残るべきだ。メリオルの毒はまだ抜けて無い。こいつをここで独りにしたら、何かあっても対応できない。
だが、あっちも心配だ。
黎は言っていた。「天秤の両方の命を助けたいのなら、自分の命を投げ出せば良い」。
つまりそれは、あいつが犠牲になって全てを救うっつー事だ。
黎、頼むから無茶な真似は止めてくれよ……。
犠牲が出る勝ち方なんて、気分が悪い。
SIDE:黎
『デュエル!』
ラストVS黎&ライ&アルフ&エルフィ
LP 16000 VS LP 4000×4
トロッコに乗って始まったデュエル。
ルールはこれまでと同じ。だが、不確定要素が1つ、混ざって来た。トロッコだ。これが吉と出るか凶と出るか……。
ライのデッキは【悪魔族】。パワー&クラックを主軸にした、押せ押せゴーゴーな、正に一本気な彼をよく現わしているデッキだと言える。サポートカードも豊富だ。
アルフは逆に“マシンナーズ”を中心に添えた【機械族】。馬力と底力で押し込むが、緻密な戦術が求められる。冷静な彼向きだ。
エルフィは勿論【天使族】だ。パーミッション、ビートダウン、バーンと種類に事欠かない。反面、デッキの構築には手を焼かされる。底の読めない彼女らしい。
俺はパワータイプのデッキ。だが、トリッキーな動きをする面も持ち、相手を縦横無尽に翻弄する。
ターンの周りは当然ラストから。以降、走り出したレールを右から順に、俺→アルフ→エルフィ→ライ。5本あるレールの内、真ん中にラストが少し先行する形で走っている。
膝まで伸びた長い黒髪に、妖艶な黒の瞳。リンゴの様に赤い口。一見美女、だがその美貌の中に詰まっているのは、破滅だ。
攻撃できるのは2回目のラストのターンから。味方モンスターの攻撃や、伏せカードのオープンはできないが、効果の適用は可能。
「ワタシのターンから行くわよ、ドロー!」
先攻ワンキルさえなければ、こいつは十分に戦える相手だ。こいつはあのグラトニーよりも弱い。なら、決して勝てない相手では無い、はずだ。
さあ、どう来る?
「ワタシは『ガトリング・オーガ』を召喚よぉ!」
『ドォラァ、ハハァッ!』
ガトリング・オーガ:ATK 800
「な!?」
「『ガトリング・オーガ』だとぉ!?」
ガトリング・オーガ(効果モンスター)(アニメオリジナル)
星3
炎属性/悪魔族
ATK 800/DEF 800
自分の魔法&罠カードゾーンにセットされたカード1枚を墓地へ送る事で、相手ライフに800ポイントダメージを与える。
最初にラストが呼び出したのは、ガトリングガンを腹部に搭載した、赤いコートを羽織った鬼。左腕と肩の間に弾丸をセットするベルトがついている。ちなみにガトリングガンは複数ある砲身全てから同時に弾が発射されるのでは無く、回転して順繰りにそれぞれの砲身が1回転につき1回弾を撃ち出す。砲身が焼き付くのを防止するためだ。
こいつはセット状態の魔法・罠を墓地に送る度に800ダメージを相手に与えるというワンキルバーンモンスター。まさか……。
「“騎士”の魂は気付いたようねぇ!」
「その5枚の残り手札、よもや……!」
「その通り! 残った手札は全て魔法と罠よぉ!」
「何だと!?」
「そんな!」
やっぱりか!
ニタァ、と笑うラスト。あれは妖艶なんてモノじゃ無い。相手の破滅に喜ぶ、サディストの笑いだ!
「さぁて、弾をセットよぉっ!」
ジャキジャキジャキジャキジャキ! ラストがディスクにカードを伏せ、フィールドに同じ枚数、5枚のカードが伏せられる。
それと同時に、赤いコートの鬼にも弾丸が40発の弾丸が8発ずつ、5回に分けて装填された。
「さて、『ガトリング・オーガ』の能力でも、このターンに仕留められるのは1人が限度。誰から殺そうかしらぁ……?」
チッ、手札にワンキル防止の策は無い。このターン、誰かがやられちまう。
品定めするように動いていたラストの視線が、止まる。その視線の先には――
「決めたわ、死になさい! 空時エルフィ!」
「クッ!」
まずい、エルフィがターゲットだ!
「全弾、発射よぉおおおおおおおおおおおっ!」
「エルフィ!」
「まず1人、狩ったぁ!」
『ガトリング・オーガ』の右手がハンドルに添えられ、そのまま回される。
バラバラバラバラバラバラバラバラ! 回転する砲身が火を吹き、40発もの弾丸が飛来して来た。
「マズい、これを喰らったらエルフィのライフが尽きてしまう!」
「死になさぁい!」
「そうは行かない! 手札の『ハネワタ』の効果発動! このカードを手札から捨てて、このターン中に受ける全ての効果ダメージを0にする!」
エルフィが1枚の手札を捨てる。その途端、墓地から光が発せられ、その光の中から、小さな羽根を生やした綿の塊のようなモンスターが現れた。
ハネワタ(チューナー・効果モンスター)
星1
光属性/天使族
ATK 200/DEF 300
このカードを手札から捨てて発動する。
このターン自分が受ける効果ダメージを0にする。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
現れた綿の天使は、自身の体を大きく膨らませて弾丸を防ぐ。ふかふかの体に弾丸は1発残らず受け止められ、勢いを殺されて地面に落ちた。
「あ、危なかった……!」
「チッ、運が好いわね……! ワタシは墓地の『ブラックコインケース』の効果を発動! 墓地のこのカードを除外し、カードを2枚ドロー!」
ブラックコインケース(オリジナル)
【通常罠】
フィールド上に存在する永続罠を1枚デッキに戻して発動する。
デッキからカードを1枚ドローする。
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、デッキからカードを2枚ドローできる。
手札を補充されたか……。
ハンドレスの状況なら『ガトリング・オーガ』の攻撃力は僅か800、恐れるには足らない数値でラストもすぐに倒せるだろう。だが手札を補充された今、この考えは引っ繰り返さざるを得ない。
「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
ラスト:LP 16000
手札:1枚
フィールド
:ガトリング・オーガ(ATK 800)
:伏せカード1枚
「1ターン目からえげつない事してきやがるぜ……。俺のターン、ドロー!」
引いたカードは、『サンダー・ドラゴン』!
「俺は手札のモンスター、『サンダー・ドラゴン』のモンスター効果発動! このカードを手札から捨てて、同じ名前のモンスターをデッキから2枚までサーチ!」
サンダー・ドラゴン(効果モンスター)
星5
光属性/雷族
ATK 1600/DEF 1500
自分のメインフェイズ時に、このカードを手札から捨てて発動する。
自分のデッキから「サンダー・ドラゴン」を2体まで手札に加える。
緑の龍が描かれたモンスターカードを手札から捨てる。同時にディスクが自動的にデッキをサーチし、同じ名前のカードを吐き出した。同名カードがデッキに1枚でも使えるという便利なモンスターだ。
本来だったら『融合』を使いたいんだが、手札に無い……。こうなると、レベル5というのが逆に足枷だ。【サンダー・ドラゴン】系統のカードはEXデッキに入れてないしな。
「更に『神獣王バルバロス』を妥協召喚! このカードはリリース無しで召喚できるが、その時このカードの攻撃力は1900となる!」
『グガァアアアアアアアッ!』
神獣王バルバロス(効果モンスター)
星8
地属性/獣戦士族
ATK 3000/DEF 1200
このカードはリリースなしで通常召喚する事ができる。
この方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
また、このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事ができる。
この方法で召喚に成功した時、相手フィールド上に存在するカードを全て破壊する。
神獣王バルバロス:ATK 3000→1900
光のゲートを潜って、獅子の顔と下半身を持つ騎士が現れる。右手には鋭い赤色の突撃槍を、左手には丸い盾を構えている。
「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
黎:LP 4000
手札:5枚(内2枚は『サンダー・ドラゴン』)
フィールド
:神獣王バルバロス(ATK 1900)
:伏せカード1枚
取り敢えず、これが現状打てる最善の布陣だ。
残りは皆に任せるしかない。
「今度は僕のターン! ドロー!」
続いてアルフのターン。機械族の動きは多岐に渡る。さあ、どう動くか、見せてくれ!
「まずは『カードガンナー』を召喚!」
『ピピピピピピ!』
赤い胴体に宇宙服のヘルメットの機械が、キャタピラを動かしながら現れる。両腕が銃になっており、墓地肥し、パワーアップ、ドローと多彩な能力を備える素晴らしいモンスターだ。
カードガンナー(効果モンスター)
星3
地属性/機械族
ATK 400/DEF 400
1ターンに1度、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動する。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、墓地へ送ったカードの枚数×500ポイントアップする。
また、自分フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
カードガンナー:DEF 400
「このカードはデッキの上からカードを3枚まで墓地に送り、その送った枚数1枚につき、500ポイント攻撃力がアップする! 僕は3枚のカードを墓地に送って、『カードガンナー』の攻撃力を1500ポイントアップさせる!」
『ピピピピピ!』
カードガンナー:ATK 400→1900
アルフのデッキが削られ、その分だけ小型マシンにエネルギーが充填される。
攻撃不能な1ターン目、しかも守備表示なら一見すると無意味な行動。だが、墓地にカードを送るという目で見れば、この行動には十分意味がある。
「更に魔法カード『アイアンコール』を発動! 自分の場に機械族モンスターが存在する時、墓地のレベル4以下の機械族モンスターを1体、効果を無効にして特殊召喚する! 蘇れ、『レアル・ジェネクス・コーディネイター』!」
アイアンコール
【通常魔法】
自分フィールド上に機械族モンスターが存在する場合に発動できる。
自分の墓地のレベル4以下の機械族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズ時に破壊される。
地面に紫の魔法陣が生まれ、その中心から紫のUFO染みた機械が現れる。よく見れば浮遊している機械の上に、別の人型の機械が乗っているようだ。
レアル・ジェネクス・コーディネイター(チューナー・効果モンスター)
星2
闇属性/魔法使い族
ATK 200/DEF 100
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、手札からレベル3以下の「ジェネクス」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
「更に自分の場にチューナーが存在する事で、墓地の『ボルト・ヘッジホッグ』を特殊召喚!」
『ミィッ!』
ボルト・ヘッジホッグ:DEF 800
「強いって解ってるんだ、最初から手加減無しで行くよ! レベル2の『ボルト・ヘッジホッグ』とレベル3の『カードガンナー』に、レベル2の『レアル・ジェネクス・コーディネイター』をチューニング!」
線路を突き抜ける風の中、紫の円盤が2つの星に変わり、天へと昇る。昇った星は幾何学模様の緑の輪となって一列に並んだ。その中心部をボルトを背負ったハリネズミと赤の銃撃小型マシンが潜り、輪郭線を残して透明になる。透明になった体からは、自身のレベルと同じ数だけ白色に輝く星が生まれ、星もまた一列に並んだ。
「地、炎、光、三つの力をその身に秘めるジェネクスよ。その秘めたる力を今解放せよ!」
☆2+☆2+☆3=☆7
「シンクロ召喚! 出でよ、『A・ジェネクス・トライフォース』!」
『トォオオオオオォォオォ、ハァッ!』
A・ジェネクス・トライフォース(シンクロ・効果モンスター)
星7
闇属性/機械族
ATK 2500/DEF 2100
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの属性によって、このカードは以下の効果を得る。
●地属性:このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
●炎属性:このカードが戦闘によってモンスターを破壊した場合、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
●光属性:1ターンに1度、自分の墓地の光属性モンスター1体を選択して、自分フィールド上にセットできる。
光の柱から飛び出したのは、淡い水色の機体。橙色のバイザーで顔を覆い、右腕には3つの球体が嵌め込まれている三角形のアームが装着されている。
「『A・ジェネクス・トライアーム』はシンクロ素材にしたチューナー以外のモンスターの属性によって効果が変化する。素材となった『ボルト・ヘッジホッグ』と『カードガンナー』の属性は地。地属性で得られる効果は攻撃する時に相手の魔法・罠を封じる!
1枚カードをセットして、ターンエンド!」
アルフ:LP 4000
手札:3枚
フィールド
:A・ジェネクス・トライフォース(ATK 2500)
:伏せカード1枚
「今度は私のターン、ドロー!」
三番手はエルフィ。クセのある天使族をどう扱うかな。彼女だけは初期手札5枚が4枚からのスタート。天使族は手札消費が荒い面があるから、行動が制限されてなければ好いんだが……。
「永続魔法『神の居城-ヴァルハラ』を発動! 1ターンに1度、私の場にモンスターが存在しなければ、手札から天使族モンスターを1体、特殊召喚できる!」
神の居城-ヴァルハラ
【永続魔法】
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、手札から天使族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
「私はこのモンスターを特殊召喚する! 華麗なる金星よ、この場に降臨し光輝け! 『The splendid VENUS』!」
The splendid VENUS:ATK 2800
バサッ! 金色に輝く翼と鎧が光と共に姿を現し、神々しい輝きを周囲に撒き散らす。プラネットに名を連ねる金星の天使が舞い降りた。
「『VENUS』が場に存在する限り、天使族以外のモンスターは攻守が500下がる!」
ガトリング・オーガ:ATK 800→300
神獣王バルバロス:ATK 1900→1400
A・ジェネクス・トライフォース:ATK 2500→2000
The splendid VENUS(効果モンスター)
星8
光属性/天使族
ATK 2800/DEF 2400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、フィールド上に表側表示で存在する天使族以外の全てのモンスターの攻撃力と守備力は500ポイントダウンする。
また、自分がコントロールする魔法・罠カードの発動と効果は無効化されない。
天使族では実質攻撃力3300のモンスターとして主力となる1枚だ。蘇生その他に制限は無いから、墓地に落としても良し、今みたいに手札から出しても良しの良カードだ。
……って!
「エルフィ! 俺達のモンスターまで弱体化してるぞぉ!」
「あ……、ゴメン。ついうっかり……」
本日判明、『VENUS』はタッグなんかじゃ微妙に相性悪い。
ああ、俺の『バルバロス』がリクルーターレベルにまで……。
「えと、カードを1枚セットして、ターンエンド!」
エルフィ:LP 4000
手札:2枚
フィールド
:The splendid VENUS(ATK 2800)
:神の居城-ヴァルハラ(永続魔法)、伏せカード1枚
「あっちゃあ……」
頭に片手を当てる、渋い顔のエルフィ。
「珍しいな、エルフィがこんなミスするなんて」
「ゴメン、こういう形式ってあんまりやった事無くて……」
「ま、挽回すれば良いさ。まだ始まったばっかだろ?」
「……うん。ありがと、ライ」
「おう。俺のターン、ドロー!」
ライの励ましが効いたのか、エルフィの顔が明るさを取り戻す。
いやまあ、フィールドの状況は変化しないんだがな?
「俺は『二重召喚』を発動! このターン、俺はモンスターを2体召喚できる! その効果で、『ダーク・リゾネーター』と『デーモン・ソルジャー』を通常召喚!」
『ヘェッ!』
『ハァッ!』
ダーク・リゾネーター:ATK 1300→800
デーモン・ソルジャー:ATK 1900→1400
「レベル4悪魔族の『デーモン・ソルジャー』に、レベル3悪魔族の『ダーク・リゾネーター』をチューニング!」
『ヘッヘェッ!』
『ファッ!』
カァン! と悪魔の持った音叉が鳴り響き、3つの緑のリングに変わる。一列に並んだそのリングの中心を、外套を羽織った紫の悪魔が潜り抜ける。
「天頂に輝く死の星よ、地上に舞い降り生者を裁け!」
☆3+☆4=☆7
「シンクロ召喚! 降臨せよ、『天刑王ブラック・ハイランダー』!」
『ホォァアアア、ハァアッ!』
天刑王 ブラック・ハイランダー:ATK 2800→2300
光の柱から姿を現すのは、巨大な鎌を手にした白銀の大男。黒い鎧と外套を身につけ、禍々しい大鎌を手にするその姿は、まさに死兆星。
シンクロと装備魔法に対するメタ能力を持つ、レベル7では最上級攻撃力を持つ半面、悪魔族で素材が縛ってあるという難点持ち。しかし、ライのようにデッキそのものが悪魔族で構築されているのなら、それも苦にはならないという事か。
天刑王ブラック・ハイランダー(シンクロ・効果モンスター )
星7
闇属性/悪魔族
ATK 2800/DEF 2300
悪魔族チューナー+チューナー以外の悪魔族モンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにシンクロ召喚をする事ができない。
1ターンに1度、装備カードを装備した相手モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターに装備された装備カードを全て破壊し、破壊した数×400ポイントダメージを相手ライフに与える。
「俺はこれで、ターンエンド!」
ライ:LP 4000
手札:3枚
フィールド
:天刑王ブラック・ハイランダー(ATK 2300)
:魔法・罠無し
一周、これで回った。再びラストのターンになる。
取り敢えずの布陣は出来上がった。だが、これで安心できるワケが無い。それが分からない程、俺は経験が浅くない。
「ワタシのターン!」
だが、ラストの手札は今2枚。ドローソースでも無い限り、取れる行動は限られているはずだ。
……説明フラグだったか?
「ワタシは魔法カード『強欲な壺』を発動! カードを2枚ドロー!」
アウチ!?
「更に伏せていた速攻魔法『グラティス・リソース』を発動! 通常ドロー以外でドローした時、更にカードを4枚ドロー!」
「何だと!?」
「そんな!?」
うぎゃあ……。スマン、俺がフラグを立てたばっかりにぃ……。
グラティス・リソース(オリジナル)
【速攻魔法】
自分が通常ドロー以外でドローした時に発動できる。
デッキからカードを4枚ドローできる。
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、「グラティス・リソース」以外の除外された、または墓地に存在するカードを3枚選択してデッキに戻し、カードを2枚ドローできる。
この効果はこのカードが墓地に送られた次の自分のスタンバイフェイズまで使用する事はできない。
「フフフフフ、これで手札は7枚よぉ……」
「クソ……」
ドローフェイズにはたった2枚だった手札が、瞬時に5枚も補強された……。これだから連中の使うカードは……!
「魔法カード発動、『バニッシュ・ブラッシュ』! カードを1枚ドローし、ワタシの場のモンスター1体を破壊する!」
「自分で自分のモンスターを潰すだと……?」
「『ガトリング・オーガ』を破壊!」
バニッシュ・ブラッシュ(オリジナル)
【通常魔法】
デッキからカードを1枚ドローし、自分の場に存在する最も攻撃力の高いモンスターを1体破壊する。
墓地に存在するこのカードを除外する事で、除外した時に自分の場に存在する全てのモンスターは以下の効果を得る。
●このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分の場のモンスターは「攻撃宣言できない」、「攻撃できない」カードの効果を受けない。
バギャン! とガトリングガンを装備した赤コートの鬼が消える。
1枚ドローのために自陣のモンスターを態々潰すとは考え辛い。となると、ラストの目的は破壊の方にある可能性が高い。
しかも、奴の場にカードは0枚。となれば手札から発動する効果だ。自分の場にモンスターがいては不都合なのか、それとも破壊がトリガーなの、か……、っ!
「まさか……!?」
「何がまさかなんだ、黎!?」
「気が付いたようね、“騎士”の魂? そう、ワタシはこのカードを特殊召喚するわぁ!」
ラストが見せたカードには、黄色の機械が描かれていた。
ずんぐりした人型機械で、胸部には緑のエネルギーコアが除く窓が取り付けられている。魚のような左手にはビーム砲が備えられ、頭部では赤いライトが光っている。
「このカードは、ワタシの場のモンスターがカード効果で破壊された時、手札から特殊召喚できる! 来なさい、『機皇帝グランエル
「な!?」
ラストの呼び声と共に、橙色の機械が光のゲートを潜って現れる。
「『グランエル∞』!」
ずんぐりした魚の様な胴体が。
「『グランエル
エビの様に曲がった頭が。
「『グランエル
エンジェルフィッシュみたいな平たい魚の様な銃の左腕が。
「『グランエル
鮭の如く鋭い魚の様な盾の左腕が。
「『グランエル
貝の様な平たい脚が。
「起動しなさい、『機皇帝グランエル∞』!」
『ジュィイン!』
そして5つのパーツが合体し、巨大な戦車の様なマシンへと成り変わった。
絶望の戦士、アポリアに因縁のある機械族モンスター……! 幼少期に家族を殺し、青年期に恋人を殺し、そしてZONEとの戦いで『アフターグロー』をドローすれば勝てた場面で引いた、皮肉にも彼自身をも殺したカード!
機皇帝グランエル∞(効果モンスター)
星1
地属性/機械族
ATK 0/DEF 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが効果によって破壊され墓地へ送られた時のみ手札から特殊召喚できる。
このカードの攻撃力・守備力は自分のライフポイントの半分の数値分アップする。
1ターンに1度、相手のシンクロモンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
また、自分のメインフェイズ時に、このカードの効果で装備したモンスター1体を自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる。
よりにもよって、『グランエル』と来たか……。火力が不安定ながらも、爆発的なパワーを秘めたモンスターだ。これは、厳しいな。
「『グランエル』の攻撃力と守備力はワタシのライフの半分になるわ! よってその攻守はぁ……」
機皇帝グランエル∞:ATK 0→8000→7500/DEF 0→8000→7500
「攻撃力7500だと!?」
「これじゃ誰かがやられちゃうよ!」
確かに、エルフィの言う通りだ。
彼我の攻撃力差は、最大で6100(俺の『バルバロス』)。最低でも4700(エルフィの『VENUS』)。ライフ4000じゃ耐えられない。
だが、俺には伏せた罠カード『エレクトロン・プレート』がある。
このカードは相手の攻撃宣言時に手札の雷族モンスターを1体捨てて、攻撃力か守備力の低い方の数値より高い攻撃力を持った相手モンスターを全て破壊できる。これなら『グランエル』の攻撃にチェーンして破壊できる!
「更にワタシは速攻魔法『機皇大進撃』を発動ぉ! 自分の場に“機皇”と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚された時、手札の“機皇”と名のついたモンスターを任意の数だけ、召喚条件を無視して特殊召喚できる!」
「何だと!?」
「さあ来なさい、『機皇帝スキエル∞』、『機皇帝ワイゼル∞』、『機皇神マシニクル∞』!」
機皇大進撃(オリジナル)
【速攻魔法】
自分の場に「機皇」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚された時に発動できる。
手札から任意の数だけ、「機皇」と名のついたモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚できる。
このカードを発動するターン、自分はデッキ・エクストラデッキ・墓地からモンスターを特殊召喚できない。
ラストの掛け声と共に、青と白の機械部品がそれぞれ現れる。
最初は青だ。
「『スキエル∞』!」
フクロウの頭の様な中枢が。
「『スキエルT』!」
小型の鳥の様な頭が。
「『スキエルA』!」
クジャクの様な主砲が。
「『スキエルG』!」
ダンゴムシの様な尻尾が。
「『スキエルC』!」
ナナフシの様な翼が。
「合体せよ、『機皇帝スキエル∞』!」
『キィイイイイイイイイイイィィイィィィッ!』
そして5つのパーツが合体し、巨大な始祖鳥を思い浮かべるような鳥型マシンへと変態した。
機皇帝スキエル∞(効果モンスター)
星1
風属性/機械族
ATK 2200/DEF 2200
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが効果によって破壊され墓地へ送られた時のみ手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、相手のシンクロモンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカード以外の自分のモンスターは攻撃宣言できない。
また、このカードに装備されたモンスター1体を墓地へ送る事で、このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
機皇帝スキエル∞:ATK 2200→1700
そして白のパーツも順に現れ始める。
「『ワイゼル∞』!」
鳥の頭の様な中枢が。
「『ワイゼルT』!」
蛇の様な頭部が。
「『ワイゼルA』!」
鳥の様な刃の右腕が。
「『ワイゼルG』!」
陸亀の様な盾が。
「『ワイゼルC』!」
ウサギの様な脚部が。
「出撃なさい、『機皇帝ワイゼル∞』!」
『ギュォン!』
そして5つのパーツが合体し、剣と盾を持った人型マシンに変形した。
機皇帝ワイゼル∞(効果モンスター)
星1
闇属性/機械族
ATK 2500/DEF 2500
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが効果によって破壊され墓地へ送られた時のみ手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、相手のシンクロモンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカード以外の自分のモンスターは攻撃宣言できない。
また、1ターンに1度、相手の魔法カードの発動を無効にし破壊する事ができる。
機皇帝ワイゼル∞:ATK 2500→2000
「そして降臨なさい、『機皇神マシニクル∞』!」
『ヴィイン!』
最後に出て来たのは、白、青、茶の3つの卵型マシンを中心に構成された、超巨大マシン。ビームキャノンの腕に、『ワイゼル∞』、『スキエル∞』、『グランエル∞』の様なエネルギーコアの覗く胸部の窓。その大きさは他の3体とは比較にならない程に巨大。高層ビル並みの高さがある。
機皇神マシニクル∞:ATK 3500
「ば、バカな……!? “機皇帝”を1度に召喚して並べたなんて……!?」
『ワイゼル』と『スキエル』は自分の場を開ける必要がある以上、同時に並べる事は基本不可能なのに……!
機皇神マシニクル∞(効果モンスター)
星12
光属性/機械族
ATK 4000/DEF 4000
このカードは通常召喚できない。
手札から「機皇」と名のついたモンスター3体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、相手のシンクロモンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
また、自分のスタンバイフェイズ時に1度だけ、このカードの効果で装備したモンスター1体を墓地へ送る事で、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。
たった1ターンで場に並ぶ、4体の機械の巨兵。だが、これだけで終わらなかった。
「更にワタシの場に“機皇”と名のついたモンスターが3体以上存在する事により、『機皇神龍アステリスク』を特殊召喚!」
『キュウゥアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!』
巨大な咆哮と共にその姿を現す、白色の龍。名前の通り顔についた「
「『機皇神龍アステリスク』の攻撃力は、ワタシの場の機械族モンスターの攻撃力の合計値と同じになるわ。よってこのカードの攻撃力は……」
機皇神龍アステリスク(アニメ効果)
星10
闇属性/機械族
ATK 0/DEF 0
自分フィールド上に「機皇」と名のついたモンスターが3体以上存在する場合に手札のこのカードを特殊召喚する事が出来る。
このカードの攻撃力は自分フィールド上に存在する表側攻撃表示の機械族モンスターの攻撃力の合計の数値となる。
相手はこのカード以外の機械族モンスターに攻撃できない。
このカードが破壊される場合、自分フィールド上に存在する機械族モンスター1体を墓地に送る事で破壊を無効にする。
このカードが表側表示で存在する場合、シンクロモンスターを特殊召喚したプレイヤーは、1000ポイントのダメージを受ける。
ラストの場にいる“機皇”モンスター達の体からエネルギーが流れ、『アステリスク』に吸収される。
チッ、アニメ効果の方か……! 奴のフィールドにいる“機皇”モンスターは4体、その攻撃力の合計値は……。
機皇神龍アステリスク:ATK 0→14700→14200
「こ、攻撃力14200だとぉ!?」
「バカな……」
「確かに機械族はパワーインフレが特徴だけど……!」
「こんな攻撃力のパワーインフレがあってたまるかっ!」
……パワボンリミ解サイバーエンド以下の攻撃力だという事は置いておこう。
だが、例えどれだけ高い攻撃力だろうと、いや、高い攻撃力だからこそ、俺の伏せた『エレクトロン・プレート』は効果を発揮する。
手札の『サンダー・ドラゴン』をコストにすれば、攻撃力1500以上の相手モンスターを殲滅できる。ヤツの場のモンスターの攻撃力の最低ラインは1700、十分だ。
「更に魔法カード『オーバーホール・ストーム』を発動! フィールド上の全ての魔法・罠を破壊する! 更に相手はこのカードに対してカードの効果を発動できず、発動ターンのバトルフェイズ中、墓地と手札で発動するモンスター効果は無効となる!」
「何だと!?」
「そんな!?」
オーバーホール・ストーム(オリジナル)
【通常魔法】
フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
このカードの発動に対し、相手はカードの効果を発動できない。
相手はこのターンのバトルフェイズ中に手札・墓地で発動する効果モンスターの効果を発動できない。
ネジやボルトを巻き込んだ大嵐が吹き荒れ、俺達の場のカードを吹き飛ばす。ラストの場には魔法・罠カードが無い状態なので、痛手を負ったのはこちらだけになる。
「く、ぅうううううっ!」
「うわぁあああああああっ!」
「きゃぁああああああっ!」
「うあああああああああああっ!」
列車、というよりも乗っているトロッコが風で煽られる。必死に飛ばされないようにと踏ん張り、どうにか飛ばされなかったものの、俺の『エレクトロン・プレート』、アルフの『聖なるバリア-ミラーフォース-』、エルフィの『ヴァルハラ』と『攻撃の無力化』が消し飛んだ。
「ふ、ふふふ!」
「く!」
耳につくラストの嘲笑。
これで迎撃の手段を失ったか……。
エルフィが『オネスト』、ライが『バトルフェーダー』、アルフが『速攻のかかし』を握っていたとしても、これじゃあ……!
だが、ラストの連撃はまだ止まらない。
「そして手札から魔法カード『偽造認証コード』を発動! このターンのエンドフェイズまで、相手フィールド上のモンスターをシンクロモンスターとして扱うぅぅぅぅぅっ!」
「!?」
偽造認証コード(オリジナル)
【通常魔法】
相手フィールド上に存在するモンスターは、エンドフェイズまでシンクロモンスターとして扱う。
神獣王バルバロス:効果モンスター→シンクロ・効果モンスター
The splendid VENUS:効果モンスター→シンクロ・効果モンスター
なん、だと……っ!
まさか強制的に相手モンスターの種類を変更して来るなんて!?
「そして、相手の場のシンクロモンスターを吸収よぉ!」
巨大マシンの窓が開き、コアから触手が伸びる。伸びた触手はこちらのモンスターの四肢を拘束し、内部へと引きずり込んで行った。
「『ワイゼル』で『バルバロス』を吸収!」
『グガアァァァッ!』
「『バルバロス』ッ!」
機皇帝ワイゼル∞:ATK 2000→5000
「『スキエル』で『ブラック・ハイランダー』を吸収!」
『ゴガァアアアアッ!』
「『ブラック・ハイランダー』!」
機皇帝スキエル∞:ATK 1700→4500
「『グランエル』で『トライフォース』を吸収!」
『ギギギギギッ!』
「『トライフォース』まで!」
機皇帝グランエル∞:ATK 7500→10000
「そして『マシニクル』で『VENUS』を吸収よぉ!」
『ク、ウウゥゥウウゥゥッ!』
「『VENUS』……ッ!」
機皇神マシニクル∞:ATK 3500→6800
機皇帝ワイゼル∞:ATK 5000→5500
機皇帝スキエル∞:ATK 4500→5000
機皇帝グランエル∞:ATK 10000→10500
クソッ、これでこっちの陣営は全滅か……っ!
「そして『アステリスク』の攻撃力も当然上がるわよぉ?」
「ぐ……っ!」
機皇神龍アステリスク:ATK 14200→27800
「こ、攻撃力が2万を超えた!?」
「そんな、事って……!?」
「バカな……! 『リミッター解除』も使わずに……!」
「クソッ!」
有りかよ、こんなの!?
「だが『ワイゼル』と『スキエル』は互いに自分以外のモンスターの攻撃を封印する効果がある。この状態では奴は攻撃できん」
「御生憎様ねぇ! 墓地の『バニッシュ・ブラッシュ』の効果発動! 墓地のこのカードを除外する事で、除外した時に存在したワタシの場のモンスターは“攻撃できない”、そして“攻撃宣言できない”カードの効果を受け付けない!」
「何っ!?」
クソ、これで奴のモンスターは攻撃封じが利かなくなったワケか!
「しかも、このターン俺達は手札と墓地のモンスター効果を使えない……! 俺の手札に『バトルフェーダー』の様なカードはねぇけど……。アルフ、エルフィ、黎!」
「僕も同じく。『速攻のかかし』は無いよ」
「残念だけど、私も」
「俺もだ。迎撃用のカードは無い」
俺の手札は4人の中で誰よりも多い5枚。だがその内2枚は『サンダー・ドラゴン』。実質俺の手札は3枚と言ってもいいかも知れない。そしてその3枚の手札の中に攻撃反応のカードは無い。
『バトルフェーダー』はデッキに入っているものの、まだ手札には来ていない。
ライ達もだ。そして仮に手札にそれがあっても、今は『オーバーホール・ストーム』の効果でそれを使う事はできない。
よって、俺達は巨大ロボの攻撃を迎え撃つ事はできない。
「覚悟は好いかしらぁ?」
「くっ!」
よく言うぜ。出来てようがいまいが関係無いくせに!
「まあ、攻撃はするけどねぇ!」
ほらやっぱり!
「『ワイゼル』で空時ライ、『スキエル』で空時アルフ、『グランエル』で空時エルフィ、『マシニクル』で“騎士”の魂を攻撃ぃ!」
こういう時ですら名前呼んでくれんのかい!
「“スペリオール・シルバー・スラッシュ”! “スカイ・カーペット・エクスプロード”! “グランド・スローター・キャノン”! “ザ・キューブ・オブ・ディスペアー”!」
ラストの宣言と共に、無情な攻撃が降り注ぐ。
白い機体の、鈍色の刃。
青い鳥型の、絨毯爆撃の銃撃。
橙の巨体の、怒涛の光線。
白の魔人の、立方体の軍勢。
それらが壁の如く、押し寄せて。
「く、そぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
「うわぁあああああああああああああああああああああっ!」
「きゃぁあああああああああああああああああああああっ!」
「チ、ィッ!」
場がガラ空きの俺達は、その攻撃に対してカードを発動させる事は、できなかった。
「アーハッハッハハハハハハハッハハハッハッハハハハハハハッハ! くたばれぇ!」
鉱山の山間部で、巨大な爆発が生まれた。
to be continued