━月ч日
私はボスを倒してメイプル達の抱えていた卵とは色彩の違う卵を手に入れることが出来たけど、なんで軍鶏なのだろうか?
確かに軍鶏は美味しいけど、個人的には地鶏の方が美味しくて好きなんだよね。そんなことを考えながら卵の欠片の変化した指輪を右手の親指に嵌める。
あんまり装飾品を着けるのは好きじゃないんだけど。この軍鶏を育てるためには必要みたいだし、深く考えるのは面倒だからやめよう。
それに名前を付けるなんて久し振りのような気がする。オトモは「ロドリゲス」って名付けてけど、軍鶏の名前なんて考えたことないし…。
とりあえず、この子の名前は覇王丸かな。
そんなことを考えながら雄々しく翼を広げる覇王丸を頭の上に乗せ、イベント終了間近なので卵の場所を教えてくれたメイプル達にメダルを譲渡する。
この覇王丸は食べられないし、似たようなモンスターを見付けたら食べてみようかな?等と考えていると覇王丸が頭の上で「コケェーッ!」と叫ぶ。
これは目覚ましにはうってつけだけど、頭の上で鳴かれるとビックリするからやめてね?
━月℃日
やっぱり、この前のダイオウイカのせいで防具も着けずにモンスターと殴り合えるほど強くなってた。あのダイオウイカはイベント限定なのかな?
そんなことを考えながら「
今の私は移動や戦闘はで触手を使ってるし、あんまり難しいことは考えずに階層を一周することが出来るのは楽しいとのことだ。
なぜか経験値を貯蓄することが出来るようになったり、ダンジョンの一室にて長時間の活動や能力補正が付与されたりと不可思議なことが起こっている。
もしや運営側の策略なのだろうか?なんて思いながらも散歩の途中でクロムとイズを見付けたので頭の上に乗せておいた。
今日は私のオススメする食材の集まる場所へ案内してあげよう。あんまり口外することの出来ない場所にあるし、このまま進んでいこう。
そして、私の半径10メートル以内の仲間に対して「水中呼吸」及び「高速潜水」という特殊な効果を付与することが出来るようになっている。
たとえ深海エリアだろうと私の近くにいれば窒息の危険も無くなるということだ。なにより向かっているのは深海の更に奥底にある海底エリアである。
━月Å日
先日のイベントから程なくして光虫というギルドホールを購入するために必要なアイテムをドロップするモンスターが追加され、私は光虫を食べたのに身体がギルドホールにならなかった。
バリバリとした光虫を食べながら広場にて休んでいるとメイプルとサリーがギルドを購入することを話し合っていた。
そう言えば光虫からドロップしたアイテムは必要ないから転売してしまった。あんまり考えてなかったけど、自分だけの拠点を手に入れるということは家賃を払わずに済むじゃないか。
そんなことを考えながら食べていた光虫がアイテムを落とした。とりあえず、このアイテムを使ってギルドを購入した方が良いんだよね。
人通りの少なそうな場所を探しながら町の中を探索しているとメイプル達と遭遇した。ここは広場から離れていると思うんだけど、二人は色々と物色しているんだな。
二人の行動範囲の広さに感心していると勧誘されてしまった。しかし、私みたいな食べることしか考えていないヤツを仲間にしてもいいのか?
そう、私の前に立つ二人に問えば「リブラさんは食べること以外にも色々と手助けしてくれたじゃないですか」と言われてしまった。そこまで手助けしたような覚えは無いんだが…。