修学旅行に行く前段階だからいつもよりかなり短めだよ!!
Side:ネギ
「修学旅行先が京都じゃないんですか?!」
「まだ可能性があるということじゃ。先方から断りの連絡を受けての。それは困るので何とかならんかと対処はしておるんじゃが」
学園長先生に呼ばれて学園長室に来たんだけど今度の修学旅行先が京都じゃなくなりそうなんだ....
せっかく日本に来たんだから一度は行きたかったよ....
学園長室を出て職員室に行く。
はぁ~、泣きたいな~.....
「暗い顔してるけどどうしたのかなネギ君?」
俯いていた僕に声をかけたのはこの前、A組に転校してきたメルディアナの先輩である憑神蒼空君であった。
蒼空君なら何とかしてくれるかなぁ?
「ネギ君は先生なんだから笑顔でいなきゃ生徒にも暗いのが移っちゃうよ?まぁ先生としてじゃなくてもだけど」
蒼空君の慰めだけで本当に涙がでてくるよ.....
「何かあったみたいだね。俺でよければ話聞くよ?」
蒼空さんなら何とかしてくれるんじゃないかって期待しちゃう僕。
「実は.....」
そのあと蒼空さんは修学旅行が京都じゃなくなりそうで、だけどどうしても行きたい僕の悲痛の訴えを静かに聞いてくれた。メルディアナでの蒼空君の事は名前しか知らなかったけど優しい人だって思った。
「ネギ君は京都に行きたいのかぁ。う~ん、俺が学園長に
なんかとんでもないこと聞いた気がしたけど蒼空君でも無理そうだ。
京都へ行くのはまた今度にして今回は諦めようかな.....
「.....俺の知り合いにね京都出身のやつがいるんだけどそいつに丸なゲフンゲフン聞いてみるよ。そいつの知り合いにちょっとお偉いさんがいるからね」
え?
蒼空君にそんな知り合いいたの?蒼空君の人脈ってどうなってるの?
「驚いてるみたいだけどネギ君もよく知ってるやつだからね?」
え?誰?そんな人いたっけ?木乃香さんかな?でもそれだったら学園長先生だろうし、わからないよ。
「わからないみたいだから直接行こうか」
そういって蒼空君にほぼ拉致られてどこかに連れていかれた。
「で、何の用だ?」
雷鴉君?!
連れてこられた場所はこの前歓迎会をやった喫茶店でそこにいたのは意外なことに雷鴉君だった。
しかもなんかすごい機嫌が悪いんですけど!?
「悪いな。こいつが絡むと碌なことがねぇんだ。それから敬語は省略させてもらう」
「いっいえ、こちらこそすみません....」
「謝らなくていいよ。雷鴉の事だから助けてくれるはずだよ」
「内容も言ってねぇのに助けろも何もないだろ。で、用件は?」
「はっはい!!実は修学旅行の件なんですが.....」
蒼空君に説明したことと同じことを説明したけどその第一声が「知るか。京都に行きたかったら自分で行きやがれ」だった。
どうしても行きたかったけど説得できる素材がない.....
「実はね、ネギ君のお父さんの手がかりがあってそれを調べにも行きたいらしいんだ。京都に手がかりがあることは雷鴉も知っているだろう?」
へ?父さんの手がかり?確かに父さんは行方不明で探す手がかりがほしかったけどなんで蒼空君がそれを知ってるの?
雷鴉君もなんか知ってるっぽいし....
「ネギ君はお父さんである英雄『ナギ・スプリングフィールド』の後を目指しているんだ。ネギ君のために力を貸してくれないかな?」
蒼空君の説得がよかったのか雷鴉君は腕を組んで目を瞑り考え込んだ。
「.......あいつらが応じるがわからんが交渉はしてこよう」
「本当ですか?!」
「別に嘘じゃねぇよ。だが交渉が長引くかもしれんから明日から京都に行く。成績は問題ないはずだから暫く欠席する。すぐ修学旅行になるから交渉が成立すれば現地で合流する。それで構わんか?」
「けどそれは学園長先生が許しを出してくれるんですか?」
長期で欠席をするんだ。学園長先生が許してもらえなかったら本当に行けなくなってしまう。
そんな僕の心配をよそに携帯でどこかに連絡をしてるみたいだった。すぐに返信が来た。
「許可は下りた。そういうことで明日から俺と蒼空、フラン、エヴァ、茶々丸休むから。蒼空も用意しておけよ」
「は~い....ってなんで俺までそんなことになってるのかな雷鴉君?」
「巻き込んだ報いを受けろ」
えぇ!!雷鴉君だけじゃなくて蒼空君にフランさんとかも行くの?!
引き受けてくれたとはいえ僕も大変になりそうだ.....
Side:雷鴉
場所が変わってエヴァ家。ただ今住民会議中。
「どういうつもりだ?」
「なに、あのぬらりひょんの手の中で踊りたくなかったからこっちで先に手を打っておこうかなって」
やっぱりこいつが絡むと碌なことが起きない....
「それで?私たちまで京都に行かなければならないんだ?」
エヴァを見るとこめかみに青筋ができていた。
「すまん。流れでこうなってしまった」
「流れっておまっ!?私は絶対行かないからな!!」
「交通費、滞在費、その他の費用は向こうに出させるようにするし自由に行動してていいから」
「すぐに用意してくる」
するとエヴァは行動の無制限とか無費用と言ったら手のひらを反して用意をしに行った。単純なやつだな。
「本当に私たちも行ってよろしいんでしょうか?」
茶々丸が尋ねてきた。そりゃ京都は関西呪術協会の本拠だからエヴァ達西洋魔術師が来ることにいい顔はしないだろうな。長野に行ってからわかったことだが錬金術師ですらあんまりよくなかったらしい。今は超・占事略決を極めたから多くのやつには一応認めてもらっているがそれでも一部は未だに嫌悪している。茶々丸は滞在中がかなり心配みたいだ。
「気にするな。手ぇ出して来たら俺の名前出せばたいていはおとなしくなるはずだ。それでも来るようならぶちのめせばいいだけだ。お前らの力なら楽勝だろ」
「それはどうかと.....」
「まぁ大丈夫だ。あとアテナも行くからそのつもりで」
「いいんですか?」
ちょっと意外そうだな。
「構わんさ。別に一人2人増えたところであそこは問題ない。マキナ、連絡しておいてくれ」
『了解です!!マキナも楽しみです!!』
はいはい。
まぁネギ君のために交渉してくるか.....
Side:蒼空
ということで京都にやってきたよ。日本古来の街並みを見るのは懐かしいな。前世はよく来てたけどこっちに来てメルディアナに行ってたから少し楽しみなんだよね。パッと見前世とあんまり変わらないんだけどね(笑)
「雷鴉さん!!あそこ京都タワーですよね?!見に行きませんか?!」
「マキナ落ち着け。荷物置いたら勝手に行って来い」
こっちは立体映像で携帯から出てきて京都に興奮してるマキナとなだめてる?雷鴉。
「姉さん!!京都だよ!!八ッ橋だよ!!」
「まずは清水寺だ!!その次は嵐山だ!!」
「マスターが生き生きしてます。撮影しなくては」
「ケケケケケ。オマエラモオチツケヨ」
「エヴァさんフランさん落ち着いてください!!茶々丸さんとゼロさんも見てないで止めてください!!」
こっちはエヴァとフランが暴走気味だし茶々丸とチャチャゼロは止めようとしないしアテナは止めようとしても一人じゃ止めきれなくて苦労してる。ほんとこいつら面白いねぇ(笑)
「蒼空さんも楽しんでないで止めるの手伝ってくださいよ!!」
おっと、アテナに怒られてしまったよ。楽しみなんだろうからそのまま楽しませてやればいいと思うんだけどとりあえずやることやって楽しませようか。
「みんな落ち着きなよ。しばらくは滞在してるんだから後で好きなだけ見れるんだし今は我慢しておこう?」
「「「ぶ~ぶ~!!」」」
「その顔もいいですマスター」
茶々丸ってこんなキャラだっけ?
そんなことよりこれからどうするの?
「雷鴉、これからどうするの?」
「迎えを呼んでるある。滞在中は交渉相手のところにいるから。もうすぐ来るはずなんだけどな.....」
「やぁ待たせてすまないね」
すると向こうから40代前半くらいの男が来た。雰囲気が俺と似てるねぇ。まぁそれでも俺の足元にも及ばないけどね。でもまさかトップが来るとは思わなかったな。
「雷鴉君久しぶりだね」
「御無沙汰してます。
Side:雷鴉
久しぶりに会った詠春さんは3年前と比べてもあんまり変わっていなかった。まぁたかが3年で変わるはずないがね。
「まさか詠春さん自ら来るとは思いませんでしたよ」
「ある意味身内が帰って来るんだ。親としては当然だよ。それにしてもだいぶ雰囲気が変わったんじゃない?」
「俺は変わらないですよ。今も昔も。そしてこれからも」
「そうかい」
「そういう詠春さんは気が抜けてるんじゃないですか?」
「それは失敬」
詠春さんは苦笑いした。そして俺の後ろのやつらを見た。
「随分と大人数だね。それに懐かしいのがちらほらと」
「申し訳ありません。今回はただの観光ではないのでこうなってしまいました」
「おい雷鴉!!なんで詠春が?!」
うるせぇエヴァ!!
「俺の身元引受人が詠春さんなんだ。一応近衛家にも暮らしてはいたんだ1週間ほどだけど」
「だからってなんで総本山のトップと交渉するんだよ!!」
マジうるせぇ。
「まぁエヴァ落ち着いて」
「詠春は落ち着きすぎなんだ!!」
エヴァをなだめるのは一苦労なんだよな。
「まぁここではなんだし行きましょうか」
その後、詠春さんに総本山に向かってもらった。
本山に入ったとき関西の連中に少し嫌な顔をされてエヴァとフランの機嫌が損なったがそれを見かねた詠春がお詫びに酒と宇治金時を持ってきて機嫌を取り戻そうと必死だったことは言うまでもない。
関西呪術協会大広間....
ここには俺、蒼空、アテナ、詠春さん、その他幹部3人がいる。
面倒な交渉は早めに終わらせて楽になりたいからな。無理いって今交渉することになった。
エヴァ、フラン、茶々丸はどっか観光しに行った。あいつらがいても特にやることないし最悪な展開になったときあいつらは武力行使しそうだからな。
「この度は貴重なお時間を割いていただき感謝します」
「そんなことより用件は何かな?」
そんなにあわてないでもこっちは長期戦のつもりで来てるんだから。
「では早速本題に入ります。我々麻帆良学園の修学旅行先である京都の見学を許可いただきたい」
協会幹部の方でざわつき始めた。別にそこまでざわつかなくてもいいだろ。
「君たち麻帆良の学園長と我々関西の関係を知ってて言ってるのかね?」
「承知の上です。もちろん我々は関西には手を出すつもりは毛頭ありません」
「聞くところによると麻帆良に彼の息子がいるみたいですがそれでも来るというのですか?」
「我々は関東魔法協会としてではなく学園の行事として来るつもりなので彼は関係ありませんよ」
「彼が何もしないという保証はないではないか!!」
チッ。こっちは詠春さんと交渉してるんだ。雑魚がシャシャリ出てくるんじゃねぇ。
「雷鴉、俺に任せてくれない?」
「私も少しイラつきました」
「....いいだろう。」
「どうも。ではわたくし達から言わせていただきます」
「誰だ貴様は!!」
「失礼しました。俺は憑神蒼空。メルディアナ魔法学校元教師だよ」
「憑神蒼空の従者、アテナです」
またざわつく大広間。もっと静かにできないのかね。
「ネギ・スプリングフィールドは俺の後輩でしてね。身内を化け物扱いされては気分が悪くなるのでして。まぁそれは交渉とあまり関係ないと思うので目を瞑りましょう。こちらは学生として思い出作りのためにやっているんだ。関東だの関西だのこちらとしては我々の関与しないところで勝手にやってくださいよ。心配性なのはいいことですけどね。そこまでネギ・スプリングフィールドが心配なら彼が活動中において俺、十六夜雷鴉、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル、フランシスカ・A・K・マクダウェルの誰かが一緒に行動しましょう。もし仮に彼が無闇に手を出したらその時一緒にいるやつ共々抹殺してその首をそちらに差し出しましょう」
「な?!」
俺らの首も賭けんの?!つかこれ交渉じゃなくて完全に脅しじゃねぇか!!
「ここまでやってもご要望にお答えいただけないようでしたら我々は関西を危険因子として宣戦布告しここを叩かせていただきます」
アテナまで.....
まぁ交渉ごとは蒼空に任せるのが最適だな。どんなことでも自分を有利に持っていく。流石『ペテン師』で『ギャンブラー』だな。やり方は褒められたもんじゃないがな。それになんだかんだでアテナもしっかりと主そっくりな製革してるし。
「....それは脅し...ですか?」
「まさか、これは『お願い』ですよ。切実な、ね」
ここまで言われた詠春さんは考え込んだ。関西にデメリットはないからな。それにここで断りでもしたら俺らがここを潰される。詠春さんも俺はもちろん蒼空やアテナ、フランにエヴァの実力がわからないわけじゃないはず。ここまで言われたら答えは一つしかない。
「わかった。我々関西呪術協会は君たち麻帆良学園の京都での修学旅行を許可いたします」
夜.....
「京都での修学旅行の件、取り付けてきてやったよ」
『本当ですか?!ありがとうございます!!』
交渉は成功。その報告をネギ君にしてやると電話の向こうからうれしそうな声が聞こえてきた。まぁ喜んでもらえてよかったよ。別に俺が持ってきたわけじゃないから俺のお蔭ってわけじゃないけど。
「じゃ修学旅行初日に京都駅で合流するわ」
『はい!!では京都駅で!!』
はしゃぎ過ぎだな。変なこと起こさなきゃいいけど。
後日聞いたことだがその夜、ネギ君は嬉し過ぎてテンションが上がってしまい寝れなくなり神楽坂に5回くらい殴られたとか....
アテネだよ!!
今回はアテナちゃんが京都に行っていないから私一人だよ!!
うぷ主は早くISを書きたくて仕方ないみたいだけどネギまを進めてからだからね!!
なんか最近小説の質が落ちてきてるからうぷ主頑張れよ!!難しくてもやらなきゃ!!
とにかく次回は修学旅行1日目!!私も京都行きたいなぁ....
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次回もよろしく!!
アテネでした!!